孤児院での活動感想
参加しようと思ったきっかけ・・・それは中学生の頃からテレビなどで発展途上国などの貧困地域や食べていくのに精一杯の人たち、親がいないストリートチルドレンについてなどの番組を見ることが多く、いつか自分も大人になったらこの人たちのために何か役立つことがしたいと考えていました。少しでも力になれるならと思い参加しました。
私のことをママと・・・
1人で参加をしたので出発前まではとても不安でしたが、現地で出会ったほかの日本人参加者の方たちと仲良くなり、常に一緒に行動していました。毎晩どこか街へ繰り出したり、カラオケに行ったり、みんなでホテルで夜中遅くまで喋ったりなど、初対面でまだ出会って数日の子たちと色々な話をしました。いままでの人生についてお互い語ったり、セブに来て感じたことや、しょうもない話や恋愛話まで…
孤児院ボランティアについては活動できる時間が決まっていましたが、初日の子どもたちの部屋に入った瞬間に子どもたちが走って笑顔で駆け寄ってきてくれて、抱っこしてほしいと一気に何人もの子が寄ってきてくれたのは今でも忘れられません。
本当に子どもたちはみんな良い子で素直でずっと笑顔で私のそばにずっとくっついていました。でも、ずっと泣いてる子もいて私が何か話しかけても見向きもしてくれない子もいました。それでも最後のほうは笑ってくれるようになりました。
私が出会ったある1歳ほどの男の子がいたんですが、何もまだ話せなくて意思疎通は大変でしたが、ずっと私のことを本当のママだと思ってみてくれたみたいでずっとこの子の世話をしていました。私が抱っこから降ろすと泣き叫んで、抱っこしながらほかの子を少しでも構っていたら、泣き叫んで…ずっと自分一人を抱っこしていてくれないと泣き叫ぶ!という感じでした。
でも翌日のボランティアで部屋に入ると、その子が自分からママ~っと言いながら笑顔で寄ってきてくれて、私が帰るときもママ~と泣き叫んでよちよち歩きでずっと追いかけてきてくれたり。他の子たちとの出会いもとても忘れられないですが、少しの間でしたが私のことを本当にママだと思ってくれてたこの子との出会いは特別なものでした。
最終日の帰るときもこの子と子どもたちとバイバイするのが辛くて私まで号泣しました。バイバイするときもママ~と泣き叫んで追いかけてきてくれたり、シスターに渡しても暴れて私のほうを見ながら抱っこしてほしいと両手を広げたり…15分ほどかかりました。シスターやスタッフさんからも顔が似ていると言われるほどでした。
1週間という短い間でしたが1週間という短期間だったからこそ1日も無駄にできないという思いで毎日睡眠時間は3時間ほどでしたがたくさんのことを経験しました。 テレビで見ていたような環境ではありましたが、実際は想像を超えていて、でもその中で毎日必死で生きていて、でもずっと笑顔で、外国人である私たちを受け入れてくれて…本当に行ってよかったとも思っていますし、これからもボランティア活動を継続していきたいと思いました。
特にアドバイスできるようなことはありませんが、子どもたちはほとんど英語が話せない子たちなので現地の言葉を覚えといたほうが良いと思います。子どもたちは必死に私に何かを言ってくれていたのですが、何もわからなくて意思疎通が大変でした。