海外ボランティア セブ島
墓地スラムで活動する学生団体
HOPE Lorega
職がないために、子供を学校に行かせられない。そのためにその子供も「まともな」職を得られない。そのような負の連鎖が、Loregaの住民を麻薬や重犯罪へと追いやっています。私達は、Lorega出身の牧師の協力のもと、雇用創出、教育支援、能力開発、社会福祉の4分野を軸に、Loregaの住民が、貧困の負の連鎖から自力で抜け出すことを目標に、日本人スタッフと現地スタッフで連携しながら活動しています。
セブ・墓地スラムに住む子供たち
ロレガ地域にある古い墓地 残念ながら、墓地としてはすでに崩壊しています。ほとんどの墓が壊されて、 中が荒らされています。ここで飼われているヤギは売り物になるそうです。
学生団体HOPEスタッフからの便り
私が初めてセブを訪れた時、Loregaでそのようなショッキングな光景を目撃しました。この経験をきっかけに、私はLoregaの環境衛生に問題意識を持ち、Hope in Lorega に入ることを決めました。 Loregaに足を踏み入れると、家畜のフンやプラスチックのごみで道端がいっぱいになっていることに気づきます。それらはそこに住む人々にとって健康を脅かす元凶。特に近くに大きな学校があり、子供たちも多くいるLoregaでは、ゴミが自然発火して、子供が有害物質を吸い込んでいる場面がよく見受けられますし、傷口から雑菌が入ったりして命を落とす子供たちもいます。フィリピン・そんなLoregaは、日本人にも人気のリゾート地であり、また日本人向け語学学校も多く抱えるフィリピン・セブ島に位置しています。観光客が多く訪れる大型ショッピングセンターの近隣にあり、日本人にとって決して無関係な土地ではありません。私たちはこの団体と一緒に墓地スラムの子供たちのために活動することにしました。
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墓地が子どもたちの家であり、遊び場となっています。家のように見える建物はすべて石棺を守るための廟です。この廟に木でドアを取り付け、家として暮らしています。
地域の子供たちを集めての活動を牧師がおこなっています。 CECスタッフとHOPE現地代表デービス牧師。
大学生の海外ボランティア活動支援団体 HOPE in Lorega
牧師がHOPEの現地代表としてこの地域のために活動してきました。 2014年にLoregaが大火事になり、墓地は消失しました。この時期を境にHOPEはLoregaでの活動を停止しているようです。私たちはLOREGAの隣にあるCarretaの墓地スラムに住む貧困の子供たちのサポートを現在おこなっています。