CECジャパンネットワーク 海外ボランティア活動

短期・海外ボランティア

このページでは社会人や学生の皆さまが参加しやすい短期活動を集めています。子供関連(孤児院、幼稚園、学校)貧困サポート(貧困層の子供たち、ストリートチルドレン)、日本語教育(各国の日本語学校や現地の高校など)です。

※ お知らせ ※

2024年10月現在、新型コロナの影響のため、いまもいくつかの派遣国での活動は停止中です。再開に関しては順次その国のページでお知らせいたします。

※ 高校生の皆さまへ ※

高校生が参加可能な海外ボランティアページをご覧ください。詳細

社会人・学生
短期海外ボランティア

社会人にも学生にもおススメ

成熟した日本の社会が背景

かつての経済成長時代には新しい商品が世の中にでると誰もがこぞって買いました。時代が移り、皆がある程度裕福になると多くの人達が「特に欲しい物はないと感じるようになりました。 そして消費者としての方向性はものを買うのではなく、自分自身のためになるものに変わってきました。英会話レッスン、スポーツジム、海外旅行などです。そして、さらに高い知識を求めるために、海外で学ぶ「留学」が自分自身に投資するための選択肢になりました。

海外ボランティア,大学生

さらに時代が移り、「社会のためになる」仕事に就きたいと考える学生のみなさんが多くなりました。海外ボランティアに参加する理由の多くが「視野を広げたい」、「自分が人として成長したい」、「困っている人の役に立ちたい」です。

海外ボランティア,大学生

日本の社会が成熟してきたということです。このような社会の背景があるから、学生のみなさんが海外ボランティアに興味を持つのは自然な流れだとおもいます。

若者の自己形成支援のため「大学教育の充実」をはかる方法として、文部科学省は大学が定期的に認証評価を受けることを義務付けています。その評価の中で、ボランティア活動を取り入れた授業科目を開設する大学数が増加していることを指摘しています。大学としても、国際社会で活躍したいとのニーズを持つ学生の要望に応えるために、その学生が活動しやすいプログラムをNGOやNPOなどの周りの資源と協働することにより選択肢を提供する工夫が求められています。

海外ボランティア,大学生

大学生として海外ボランティア参加することの効果

最近は高校生のみなさんが海外でボランティアをする傾向が多くなってきましたが、それでも海外ボランティアの参加者の大半が大学生です。大学生は長い春休みや夏休みを利用して比較的長期の活動をすることが可能です。海外ボランティアの活動にもなれ、現地の人たちともより親しくなることができます。

高校生の海外ボランティアは体験としての意味合いが大きいですが、大学生の海外ボランティアの場合、その知識や技術を活かした貢献活動につながることもあります。なによりも海外での活動を通じて将来の自分の未来を考えるきっかけになるでしょう。

もう一つ海外ボランティアの大事な役割があります。社会人になると、友人を作る機会が少なくなります。職場で会った人たちはビジネス上の付き合いになりがちです。学生時代に価値観を共有できる友人ができると長い付き合いができます。海外ボランティアは大学生の間に新しい友人を作る絶好の機会です。

Gap Year を使って大学生が海外ボランティアに参加

社会に出るまでにある一定期間を使って海外でボランティア活動をする。これはイギリスなどでGAP Year と呼ばれています。本来は高校を卒業してから大学に入学する前に海外でいろんな体験をしし、そこで得た経験なども含めて自分が希望する将来像を見据え、大学で勉強する科目につなげていくものです。

日本の大学でも、このGAP Yearで国際体験をした人を特別選抜試験(ギャップイヤー入試)として受入するところが出てきました。今後もますます海外ボランティアでの経験が大学の単位としても取り入れられる機会が増えてくるでしょう。

他の国からのボランティアと、日本からのボランティアの違いに気が付きます。 たとえばインドのマザーテレサの孤児院では世界中の若者、学生がボランティアをしています。その多くの人たちの場合、自身が信じるキリスト教などの宗教的な教義が背景にあり、それがボランティア活動につながっているように感じます。日本人の場合、人のためになることだから行うという道徳的な考えと、自分自身のモチベーションを高めるためにボランティア活動する学生さんが多いです。

大学生の海外ボランティアの種類

初めて、一人で参加する人がほとんどなので、ボランティアの種類は限定されます。初心者でも参加しやすい活動をえりすぐってご案内しています。子供関連(孤児院、幼稚園、学校)貧困サポート(貧困層の子供たち、ストリートチルドレン)、日本語教育(各国の日本語学校や現地の高校など)、そして同時に異文化体験できるものをこのWEBに記載しています。特別な技術や経験が必要なボランティア活動はCECの海外ボランティアプログラムとしては不向きだと考えています。

大学のゼミや研修旅行でのボランティア活用

近年多くの大学で海外研修の中でボランティア活動を取り入れています。ある大学の経営学部が毎年フィリピンのセブで2週間のボランティア活動をグローバル教育の一環として採用しています。海外ボランティア活動研修の成り立ちとして、出発前の事前学習、現地NGOでの研修、そして帰国後に活動成果と学びをプレゼンテーションするというプロセスを通して現場体験が大学での学びとして定着するよう内容を作り上げています。

社会環境が日本と全く異なる国で、困窮世帯の家族にどのような機会を提供することができるかを参加した学生のみなさんが一緒に考え、行動します。2週間で結果を求めることは難しいものですが、チームワークの中で行動することの大切さや、社会問題を目の当たりにして深く考える時間をもつなど、社会にでてから役に立つ新しい経験をしています。

海外のNGOでインターン活動

インターン活動は、大学生が一定期間NGOで研修生として働き、自分が将来希望する進路の就業体験を行う機会です。現在、就職活動が本格化する前の大学2年生や3年生が、海外でボランティア活動を行うNGO/NPOでインターンに取り組んでいる人がいます。 求められるのは「柔軟性」 大学生の海外ボランティア参加に際し心がけていただきたいことは「笑顔」でいること、そして「続けてみよう」という気持ちです。

日本と海外、とくにアジアは生活のレベルが異なります。ウォシュレットが当たり前の日本、アジアではそんなトイレはほとんどありません。トイレットペーパーを便器に捨てることができない(パイプが詰まるから)ので備え付けのゴミ箱に捨てる国が多くあります。そのような文化の違いを受け入れる「柔軟な心構え」を持っていただければどんなこともすぐに慣れるでしょう。学生という若い年齢だからこそ、柔軟性があります。

ボランティアは就職で有利?

学生の海外ボランティア体験は就職で有利になるのでしょうか?今は多くの学生さんが短期の海外ボランティアに参加したあとに「参加証」の発行を希望されます。形として残し、就職のときに役立てるということはもうずいぶん前から行われています。企業の採用担当者はすでに沢山の学生さんたちから「海外ボランティア参加証」を見せられています。

重要なのは、会社が人材を探す上で重要視するのは何に参加したかではなく、「何を得た」か、どう「対処」したかの部分です。

もちろん海外ボランティアに参加することは自分自身を紹介するときのきっかけになります。大事なことは参加するときに、つねに活動場所で課題を発見し、どのように解決のために取り組んだか、またその過程で得た経験や思いを振り返ることです。就職に有利だろうという気持ちだけで参加しても、企業の採用担当者はすぐに見透かすでしょう。

希望する企業にとってプラスになる人材であると判断されるのは参加証明書ではなく、みなさんが自分で歩いて、自分で試して、自分が五感で感じたことからのでる経験の言葉です。

もっと詳しくCEC海外ボランティアを知るために