CECジャパンネットワーク 海外ボランティア活動

沿革

1984年

CEC代表の池頭とその友人たちが一緒にイギリスで福祉ボランティア活動に参加 活動終了後に、ある者は日本に帰国。そのままイギリスに残るものなど。それぞれの道を歩き始めるがOB会を続けることを約束。このOB会がCECの発足のきっかけになりました。

1988年4月

任意団体 文化教育交流会(cec)を設立。CECとはCulture, Education Connectionの略称。イギリスから帰国したボランティアOB会として、関西のボランティア団体協議会に登録し、国際交流を目的とした任意団体として発足。設立の目的はイギリスでのボランティア活動を通じた人材育成プログラムの運営です。

1992年

イギリス以外の国でのボランティア活動として、オーストラリアで日本語ボランティア開始。このころから少しずつ、CECの事を全国の人が知ってくれるようになりました。口こみで参加者が増加しました。

1995年

1月、阪神大震災に遭い、スタッフの家も半壊。沢山のボランティアOBが神戸に集結する。ボランティアの言葉がある種の人気になり、ボランティア元年と呼ばれた頃。確かにイギリスへのボランティアの参加者数も急伸した年でした。

1996年

当時弊社の中心だったイギリスのボランティアプログラムの現地団体、英国最大のチャリティ団体・CSVの代表が大阪府に招待されボランティア会議で公演しました。

2000年

より社会的、経済的な信用を持つために株式会社として法人化。池頭が代表取締役に就任。組織が法人になっても、設立当時にはじまった任意団体のときからずっと保っている「参加者は同じプログラムの仲間」という意識は変らず、ますますスタッフ一同思い入れをもって活動(仕事)しています。この後

2003年

インド人との交流をきっかけに、インドでのマザーテレサボランティアプログラムをスタート。ハードなボランティアワークにもかかわらず参加者がきてくれたことに驚き!2002年11月から2003年7月5日までSARSが流行しましたが、幸いにも日本での広がりはありませんでした。

2004年

代表の池頭は、大阪西成のアイリン地区で福祉介護事業所設立ホームレスの高齢者のサポートを目的として福祉介護事業所さくらケアサービス を開始。その活動拠点をアイリン地区に限定し、ホームレスに長期滞在できる場所を提供し、必要な保護、そして介護を提供開始しました。この年、イギリスでビザが導入される。それまで空港で取れたボランティアビザが、東京の英国大使館で取らないといけなくなって、最初の頃はいろいろ問題がでました。 ネパールでのマザーテレサプログラム準備のため初めてネパールへ。純朴な人々の生活と、美しい山々に感動。ネパールでのボランティア活動手配を開始。

2006年

フィリピン・セブ島の孤児院でのボランティアプログラム開始。準備でセブ島に渡り、セブ島の美しさと子供たちの純真さに打たれました。 スリランカでのマザーテレサの施設でのボランティア活動を開始。その国の自然、優しい人々は久しぶりに「長く住んでみたい」と思わせてくれる国でした。

2007年

タイの孤児スクールでの活動プログラムを開始、多くの孤児の子供達と触れ合うプログラムができるようになった。会社の研修で80人の日本人が1日ボランティアをしてくれました。

2008年

オイルの価格が急上昇し、航空機の燃油サーチャージが高なった年。年末には一段落する。 イギリスでのボランティアのビザが変り、ボランティアの資格では英語研修をやってはいけないということが年末に決まる。これにより、イギリスのボランティアプログラムを大きく形を変えなければいけないという宿題を背負ってこの年を終えることになりました。この年セブ島の貧困の子供たちの教育支援を行うNPO法人EMS を発足

2009年

2008年の9月に突然世界の経済危機(リーマンショック)が起こりました。世界的な株の大暴落などで、観光産業は落ちたが、2009年は円高になったために留学するのにはもってこいの年となる。イギリスボランティアの英語研修をセブで行なったり、スカイプを利用するなどして、サポートしながら続けています。 イギリスワーキングホリデーが1083人まで増やされるも、4月30日で締め切られた。

2010年

相変わらずイギリスのビザは厳しくなる一方で3月3日からは大学以下のレベルの学生ビザでの就労が週20時間から10時間に制限されることになった年です。YMSビザが、たったの2週間で募集を締めきるという事態に。沢山の人がYMSでのプログラム参加を考えていたので、大変でした。 ベトナムでのボランティア、そしてバリ島での文化体験プログラムなどをこの年に追加しました。 サッカーのワールドカップ、日本代表は良い試合をして日本の人たちに夢と勇気を与えてくれました。感動しました!

2011年

正月初めからイギリスYMSビザの問題(英国政府のミス)があり、大勢の人が迷惑を被りました。この3月に東日本大震災。未曾有の大惨事を体験します。なでしこジャパンがワールド女子サッカーでアメリカを破り、世界一に!8月にはイギリスのロンドンで若者による暴動が続きました。

2014年

昨年の年末から年始そうそうフィリピンのセブが地震、台風、そして大火事などの被害にあいました。その分、この場所での活動プログラムに力を入れていきたいと考えました。この年、文部科学省がもっとたくさんの留学生を出すために、海外ボランティアに参加する人たちにも奨学金を支給する制度を始めました。トビタテ!留学JAPANとう名称です。

2017年

この数年フィリピンのセブ島に語学留学される日本人が急速に増えてきました。それに伴いこの島でボランティア活動に興味ある方も多く参加されています。代表の池頭は1年のうちおよそ半分をセブで過ごす日々が続いています。トビタテ留学の高校生の受け入れも引き続き行っています。

2018年

CEC設立30年になりました。こんなに長く仕事を続けることができたのも、真面目に良い仕事をしてくれているスタッフ一同、また、何度も私達のプログラムを利用していただいているお客様、そして、提携各機関の皆様からのあたたかい協力のおかげです。

2019年

第125代天皇 明仁様が退位され、第126代天皇 徳仁(なるひと)様(称号は浩宮(ひろのみや))が即位されました。前天皇は上皇となりました。 CECの海外ボランティアプログラムは年間700名程度の参加者をだしました。

2020年

新型コロナ感染が2月ごろから広がり、3月には春休みのプログラムに参加されている人たちを全員帰国していただきました。4月からは海外にお送りすることができない状況が続いています。

2021年

新型コロナ感染が引き続き感染拡大しています。1月には2度目の緊急事態宣言が発令されました。医療崩壊寸前となっています。私たちの取り扱う海外旅行はほぼ丸一年まったく業務ができない状況が続いています。コロナが収束し、また皆さまに楽しんでいただける日が来ることを心から期待しています。

2024年

新型コロナ感染が落ち着き、2022年の夏休みから業務を再開しました。おかげさまで沢山の人たちが海外ボランティアプログラムに参加していただき、2024年にはコロナ以前の参加者を上回る人数の参加を記録しました。ただ、コロナの間に現地での活動が無くなってしまった地域もありますが、逆にハンガリーやギリシャの活動を増やすなど、プログラムの世代交代もありました。SDGsの関心が高まった結果、アジア、とくにセブやバリなどに参加される方が増えています。