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バリ・ガルンガンとクニンガン
今、バリ島はガルンガンとクニンガンの時期です!!
ガルンガンとクニンガンとは、バリヒンドゥー教の一連の宗教行事のことで、ガルンガンは先祖の霊がこの世に戻りくるとされている日、クニンガンは先祖の霊をあの世に送り出す日のことだそうです。日本のお盆のような感じと言えばわかりやすいでしょうか。
インドネシアは人口の9割がイスラム教を信仰していると言われていますが、バリ島ではその多くがバリヒンドゥー教を信仰しています。インドネシア内であってもバリ島はバリ島独自の暦があり、約210日周期なので1年に2回ガルンガンとクニンガンがきたりします。祝日と宗教が密接な関係にあり、祝日は毎年異なります。
ちなみに、翌年の暦が発表されるのは毎年10月頃で、日本の感覚でいうとなかなかぎりぎりに発表される印象ですね。
バリヒンドゥー教を信仰する方々にとってガルンガンとクニンガンは大事な日で、霊を迎えるために数日かけて準備を行います。この時期にバリ島へ行くといつもと違う雰囲気を味わうことができます。例えば日本の七夕を思い出させるようなペンジョールという竹の飾り付けが街中に立てられています。霊はこれを目印に各家庭に戻ってくるそうです。バリヒンドゥー教の世界観を表現しているのでしょう。その他、人々は民族衣装に身を包み寺院へ参拝にいくのでよく見かけることがあると思います。
これはバリヒンドゥー教の総本山と言われるブサキ寺院で撮影したペンジョールです。
このような行事の関係で現地では祝日期間になり、ボランティア派遣先の幼稚園などは少し長いお休みです。田舎に帰ってしまう子供たちもいるので日本語教室に集まる子供たちの数が少なかったり、開催しなかったりします。つまりボランティア活動が変則的になり、参加可能プログラムが限られる時期になります。
なお、2017年は11/13以降より通常通り受入できます。
次は年末年始、ニュピ(2018年3月17日にある現地お正月)の時期に参加可能プログラムが限られますので、ご注意下さい。
ボランティア活動が変則的になっても、このようなバリ島の深い文化を体験したい、ボランティアプログラムに参加したい、とのことでしたらもちろん受入可能ですのでお気軽にご相談下さい。このような機会だからこそ体験できることがあります。タイミングが合えば、ホームステイ先のご家族と一緒に民族衣装に着替えて、宗教儀礼を教わりながら寺院へ参拝したりします。パッケージ旅行では体験できないきっと貴重な機会になると思います。
バリ島のプログラムではボランティア活動だけでなく、文化体験も魅力の1つです。
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