参加者レポート
インドマザーテレサボランティア&ホームステイプログラム
参加期間 2018年 6月 19日 ~ 2018年 7月 5日まで ( 約2週間)
参加の動機
インドはどういう国なのか見てみたかったのと、マザーテレサの施設でボランティアを経験したかったが、女性1人行くのは不安だったのでCECで行くことを決めました。
ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供(1)人 その他( )
ペット: 無
食事: おいしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
私のホームステイ先はかなり綺麗で裕福な方だと思いますが、多少の虫やほこりなど汚さは目立ちます。日本のような綺麗さがあるのは大きなショッピングセンター位でした。インド人は夜遅く朝も早くはないので5時起きでボランティアをする私達とは若干時間のずれがあります。
感想:
私のホームステイ先は今まで100人以上の日本人を受け入れていたので日本人に対する扱いは凄く慣れているようでした。私が毎日インドの街で見る疑問を家に持ち帰って聞いてみると宗教関係であっても話を聞いて答えてくれました。また、ある日にはホームステイ先の家族とその友達家族でニッコパークというウォーターパーク兼遊園地のような所に一緒に連れて行ってくれました。 普段の生活では食べ物は口に合うか、今日は昼に何を食べたのか、凄く暑いがちゃんと寝れているかなど気にしてくれ沢山話をしたり、またある日にはホストマザーがサリーを着せてくれたり、私の為にメヘンディーを練習して私の手にも書いてくれたりと本当に良くしてもらいました。
食事に関しては朝はオムレツ、昼はパスタ、おやつには紅茶とビスケット、夜はカレーと日本人の私の為に毎回食事を変えてくれました。カレーは毎晩三種類出てきて美味しかったです。
インドに行くのに不安な人もいると思いますが、私はホームステイで良い家族に巡り合えてたおかげで安心して生活することが出来ました。
ボランティア活動に関して
活動先施設: シュシュババン(健常孤児院、又は障害孤児院)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
木曜日(ボランティアは休み)以外毎日、午前中の活動である8時から12時の間にシシュババンで活動していました。シシュババンの中でもいくつか分かれていて、私はハンディキャップを持っていて中でも大きい子たちの部門で活動していました。ほどんどの子供が脳性麻痺でした。
シシュババンはマザーハウスから一番近い施設なので、みんなが他の施設へと移動している間、マザーハウスの掃除をします。それからシシュババンに向かい徒歩で5分くらいで到着します。
ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
ホームステイからは約10分歩いてバス停、そこからバスに乗ってマザーハウスの前まで行っていました。全部で約1時間くらいです。
Cultural activitesに関して *受講された項目のお値段、感想をお聞かせ下さい
日本人シスターのお話を聴く:
無料。毎週日曜日の16時半からJapanese sharingとして日本人の集まりがあります。私の滞在していた時には日本人シスターが海外に行かれていて、代わりに日本人の神父さんがお話してくださいました。神父さんがミサなどで活躍している姿は同じ日本人として胸が打たれました。この集まりで悩み事など相談してみると良いと思います。
市内徒歩散策:
無料。2000円かかるのかと思っていたら無料でした。カロルさんはコルカタについて本当に詳しく、いろんな話を聞かせてくれました。普段見れないような観光地へ行ったり、電車の使い方を教えてもらえて動ける幅が広がりました。運転手に最後100ルピーほどチップを払う必要があります。
すみこさんとの懇談会:
無料。Rabindra Sarobarというカリガートの次の駅にすみ子さんの持つ施設があります。お忙しいすみ子さんでしたが駅まで迎えに来てくださって一緒に施設に向かい、最初はインドの暮らしなどについて沢山お話を聞くことが出来ました。そのあとに施設に案内して下さって子供たちとも会うことが出来ました。
凄く良い経験だったので、行くことをお勧めします。
その他:
マザーハウスのプログラムの一環でチタガールというハンセン病の人々が暮らす街の施設にボランティアのなかの有志で行ってきました。20人くらいで電車に乗って行ったのは凄く良い思い出でしたし、ハンセン病の人たちとの交流もできました。そのプログラムは月に1、2回あるかないからしいのでその機会があったら是非行ってみてください。
もう一つボランティアメンバーで自分たちの経験をシェアし合おうというプログラムにも参加しました。外国人がダンスや劇などパフォーマンスをしたり、他の施設でボランティアしている人々の話しを聞いたり、皆でお祈りしたり、晩御飯を食べたりしました。とても良い経験でした。
マザーハウスのボランティアで行うプログラムがいくつかあります。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは?
シャツクール、ティッシュBOX、トイレットペーパー、固形石鹸、小さいサイズの肩掛けバック、洗濯用洗剤、ハンガー、ウェットティッシュ、メッシュ生地のTシャツ、ビニール袋沢山
その他、便利だと思うものは?
ポケットWi-Fi、iPhone充電器(コンセントが部屋に一つしかなかったから)、持ち物に余裕があったら水ペットボトル
コルカタ市に関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
ジャイナ教(とても豪華で素敵です、市内観光で連れて行ってもらえます)、ニューマーケット周辺の出店(インディアンミュージアムの通りやニューマーケットの周辺は出店が沢山あります。外国人だと高く売りつけられるので値段交渉しましょう)、Big bazzarはお土産や食べ物を調達するのに良い、Sunayana(マザーハウスから20分くらい歩いたところにあります。Chicken Kormaがおいしいし安い。3回行きました。)
反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
Victoria Memorial(入場料インド人は80ルピーなのに外国人は500ルピーかかります。それだけ払った所で中に見るものはないらしい。一緒に行った外国人、カロルさんでさえそう言っていました。入らなくても外から遠めに見えるのでそれでも十分かと…)
コルカタ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか?
アグラにタージマハルとアグラ城を見に行きました。
交通手段、かかった時間、費用は?
CECのオプションで1人で行ったので3万円。デリー空港からアグラまで往復10時間くらいかかったので2日は必要。デリー空港まではエアインディア、そこからは運転手が迎えに来てくれたので涼しい中快適に移動できました。コルカタから1日は移動の為、アグラで宿泊して午前中にタージマハルとアグラ城をみて昼にはホテルのチェックアウトをしてまたデリーに向かいます。ほとんどが移動でした。
感想:
もっと観光できる気でいましたが観光したのは2日の間の午前中だけでした。せっかくデリーアグラの方に来たならもっと色々見ればよかったと思いました。ただタージマハルはとても美しいし、アグラ城も思ったよりも大きく迫力があり行けてとても良かったです。ホームステイ先から離れたことで少し不安はありましたが何事もなく日本に帰国できました。2週間コルカタにいて友達も増えて居心地が良かったので、もっとコルカタにいたい…と思ったのが正直なところです。インドは色々な顔を持っているし、ボランティアに来る様々な国の人がインド内を旅してコルカタに来ます。主要観光地だからではなく、前もって自分で行きたい所を調べてみると良いでしょう。
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか?
とてつもなく暑かった。化粧は午前中に全て流れてしまい夜は暑くて寝付けない日もありました。雨季だったので雨がスコールのように降りましたが、1日中降ることはありませんでした。雨が降ると涼しくなるので皆喜んでいました。
服装は?
Tシャツとズボンでキャップを被っていました。ジーパンは蒸れるので持って行っても履かないと思います。女性は膝や肩の出る服は避けた方が良いと思います。街にそういう服装の人がいません。インドパンツ?のような薄い生地のパンツが安く買えるし涼しいし幅もとらないので買うのも良いと思います。
インドの物価に関して
ご参加時のレートは? 1ルピー=約( 1.6 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
(例:ミネラルウォーター1L 12ルピー(約24円)、焼き飯30ルピー(約60円)等)
ミネラルウォーター2L 20ルピー(マザーハウスの向かいのお店で、ボランティアだけ2Lが安く買えます。普通は1L位で20ルピー以上かかります。) インドパンツ 値切り交渉に勝利して100ルピー(最初は350ルピーと言われた時もありました。)化粧品だとHimalayaというブランドが安くて質もいいのでお勧めです。
レンタル携帯に関して
滞在期間中チャージをいくらしましたか:
最初に入っていた分以外はチャージしていない。国外電話をしないのならチャージしなくても足りると思います。 通話料を覚えている範囲でお知らせください:
かなり使いましたがまだ60ルピー位余っていた気がします。
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか? いいえ
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
私が行ったのは6月の中旬位からで、その頃のインドは本当に暑かったです。なのでこの時期に行く方は保冷グッズを何よりも持っていくことをお勧めします。私は新品のシャツクールスプレーを5日ほどで使い切りました。あとは雨が降ると洪水になってしまう所もあるので歩きやすいサンダルを持っていくこともおすすめします。
インドに行く前は不安で仕方なかったですが、インド人は皆いい人たちでした。街では外国人を見かける事がレアなのか皆じろじろ私を見てきて、最初はその目が怖かったです。しかしこちらから「hello!」とあいさつをするとどんな生活をしている人たちでも皆笑顔で返してくれました。困っていると町の人が助けてくれました。私は危険な事はしないようにして基本暗くなる前には家に帰るようにしていました。なので危険な目や怖いと思う事は1回もありませんでした。日中はそんなに警戒しすぎる事もなく歩けると思います。(誰かについていくなどは話が別です。)
6月はなかなかボランティアに来る人が少なく日本人は私とベテランの日本人の方だけでほとんど会話はしませんでした。普段は他の国の人と行動して一緒に買い物に行ったりご飯を食べたりしていました。
ボランティアで来ている人たちは皆素敵な人が多かったです。特に外国人ボランティア(アジアを除く)はカトリックの人達が多く、強く信仰しているように感じました。ボランティア先ではカトリック、町ではヒンドゥー、イスラムなど、日本にいるよりも「宗教」を感じる事が多くありました。日本にいる間に宗教について少し知っておくと面白いかもしれません。また、日本人だけではく本当に様々な国の人々と仲良くなれるチャンスです。ぜひボランティアの人々と話してみると良いと思います。
CECさんから事前に聞いていたように、誰かについて行ったり夜道を一人で歩いたりなど、危険なことに自分から踏み込まなければコルカタはとてもフレンドリーで良い街だと思います。私はコルカタの街や出会った人々が好きになりました。ぜひ、安全に気を付けて楽しんでください。
最後に、あなたのことをお知らせ下さい
お名前(イニシャル、ニックネーム可):M
性別: 女性 ご年齢: 20代