参加者レポート
印象に残っているのは、各国の若者と交友できたことです
インドマザーテレサボランティア&ホームステイプログラム
【参加期間】
2013年 12月29日 ~ 2014年 1月 3日まで (1週間)
【参加の動機】
以前友人が参加したことがあり、薦められたため。また世界の現状をこの目で見たいという気持ちから。
【ホームステイ滞在に関して】
家族構成: お父さん お母さん 子供1人
ペット: 無
食事: おいしかった
生活形態について: トイレと身体を洗うところは仕切りが無く一体です。またシャワーはなく、桶にお湯と水を入れて、それを手桶に汲んで身体を洗います。玄関で靴をはきかえるのは日本と同じでした。
感想: 年末年始でしたが、なぜか家族はいつも外出しており朝食・夕食は全て一人でした。朝食は朝8時、夕食は夜8時に出てきます。ほとんどはお手伝いさんにやってもらっていました。
お父さんは日本語は話しませんが、ほとんど英語で事足ります。非常に優しい方で、親切です。
またコーディネーターのカルロさんとも仲が良いらしく、他の日本人も交えてちょっとしたホームパーティーもしました。お母さんも良い人でした。娘は少し恥ずかしがり屋。ただ正月も英語の教科書を読んでいて、すごく勉強熱心な子供でした。 滞在先はバス停からも近く便利な場所にあります。ちょっとしたショッピングモールがあり、映画館もあって便利です。
【ボランティア活動に関して】
活動先施設: カリガート(死を待つ人々の家) プレムダン(病気や精神障害のある患者) ナポジボン(知的障害者)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
ナポジボン(活動1日、午前のみ)ここだけ他の施設から離れており、橋を渡り50分くらいかかるところにあります。希望者が少なく日本人は誰もいませんでした。中には外の喧騒とは違い、静寂な空気に包まれています。患者は全員男性で、子供も大人もいらっしゃいます。午前中は主に施設内でボール遊びをしたり、車椅子で散歩をしたりしました。その後食事を配り、最後に後片付けで午前は終了します。
プレムダン(活動1日、午前のみ) マザーハウスから徒歩30分程度。ここはボランティア参加者がかなり多いところでした。患者数も多く、やることはシーツの洗濯、干すこと、食事の配膳、清掃等々。男性、女性で分かれています。
カリガート(活動1日、午前のみ)マザーハウスからバスで移動。カリガート寺院の近くにあります。死を待つ人々の家、と言われていますがそれほどの重篤な患者は見受けられませんでした。ここでは洗濯、洗濯物干し、食事の配膳、片付け等をやりました。初めて食事の介助もしました。魚の骨もそのまま調理されており、取り除いたり、具材をスプーンで細かくしたりしました。ここもボランティアの数は多かったです。
【ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?】
バングールというバス停まで徒歩5分。バス停から221.223のバスに乗り、30分。リッポンストリートというバス停で下車。料金は7,8ルピー。 帰りは市の中心部からメトロに乗り、終点の1つ手前のベルがチア駅下車。(料金10ルピー)駅からは227のバスで終点のバングールへ。(または乗り合いのオートリキシャ)(料金7ルピー) ただ風景が似てるのでどこにいるのか、わからなくなります。
【Cultural activitesに関して *受講された項目のお値段、感想をお聞かせ下さい】
ボリウッドムービー鑑賞:
「DHOOM3」という映画を鑑賞しました。インド映画ですが、何故かロケ地は9割以上アメリカのシカゴでした・・・ハリウッドは要らないんじゃないか、というくらい迫力あります。(ヘリからの空撮や、車のクラッシュあり) でもちゃんと踊りと歌が入ってました。面白かったです。
マザーハウスのミサへ参加する:
元旦の6時から参加。朝はホストファーザーに送ってまらいました。
神聖な気持ちになります。
【持ち物に関して/日本より用意し、役に立ったものは?】
・蚊取り線香。冬ですが蚊がいます。但し部屋の空気の通りが悪く、のどを痛めました。電子式の方がよさそうです。
・ウェットティッシュ。外出時にご飯を食べる時に使用。
・サンダル。外用と室内用。
・マスク。街の空気がとても悪いです。
【その他、便利だと思うものは?】
長袖の服。半袖で大丈夫と思っていたら、寒かったです。冬は全部長袖でも良いと思います。
海外wifiまたは携帯ローミング。私は持って行かなかったのですが、各国の若者がfacebookやLineをその場でやっていました。あとグーグルマップは小さなバス停まで表記されていて便利そうでした。
【お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい】
ヴィクトリア記念堂、動物園、ニューマーケット。
レストラン、ブルースカイカフェ
【反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい】
特にないですが、ニューマーケットではイリーガルなものを販売しているようです。
【気候、お天気はどうでしたか?】
思った以上に寒かったです。特に朝夕は薄手のダウンジャケットを着ていました。日中も長袖でちょうど良いくらいです。天候は乾季からか晴れて乾燥していました。喉をやられました。
【服装は?】
長袖のシャツ、チノパン、スニーカーまたはサンダル。
【インドの物価に関して/ご参加時のレートは?】
1ルピー=約(1.77)円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター 1L 18ルピー
シャツ 1,795ルピー(モールで買ったので高額)
チャイ 1杯 3~5ルピー
ケンタッキーのセット 100~200ルピー
ヴィクトリア記念堂 150ルピー
【渡航にあたり予防接種を受けましたか?】
いいえ
【今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど】
初めてインドに行きましたが、行く前はもっと貧しい国と思っていました。しかし行って見ると物乞いをする人は数えるほどでした。多くの人々はスマートホン片手にメールのやり取りをしており、日本と変わらない風景でした。 ただ街は非常に汚いです。これはものをゴミ箱に捨てる習慣がないことや、公衆衛生(トイレ)が整備されていないことが要因かも知れません。あと野良犬が多いです。
衝撃を受けるほどのことはないですが、キレイ好きな方にはお薦めしません。
印象に残っているのは、ボランティアよりも各国の若者と交友できたことです。特に韓国、台湾、中国の若者が非常に友好的でいろいろな話をしました。近年アジア諸国との関係に緊張感が漂っていますが、一部ではありますが実際に接してみて、とても仲良くなりました。ちょっとした交流が相手国に対する一方的なものの見方を変えていくと思います。
また参加されている日本人の方も、医療福祉関係等の方が多く、普段から障害者に接している方が多かったように感じます。私はメーカー勤務のため、普段聞けないような話も聞け、非常に良い経験となりました。
インドは国土も人口も日本よりはるかに多いです。地域によっても特性や言語が違うところもあり、次回は別の場所も訪れたいと思います。
お名前: のり
性別: 男性
ご年齢: 20代