参加者レポート
オーストラリアで日本語教師アシスタント No7
日本は勤労感謝の日だけど
当然のごとくオーストラリアは普通の日。
今日は、6年生のクラスで書道をした。 いつも真剣でない子まで楽しんでいたようで、先生が喜んでいた。先生いわく、いつも生徒が楽しいことを考えているが、思ったようにいかなかったり、意外なところでとても喜んでくれる。そのあたりが先生の難しいところだと。確かにそう思う。でも、ちゃんと片付けないのは困ったけど・・・。
今、5年生は「千と千尋の物語」のビデオを見ていて、これも結構みんな真剣に見ている。今日の午後は、先生とお茶をしておいしいチョコレートケーキを食べたが、かなり重くて夜になった今でも胃が重い・・・。
11月26日
今日は、週末。 本当に暑くなってきた。 日本のようにむしむししていないのでいやな暑さではないが、焦げそうな感じの暑さだ。
昨日、8年生はかなり態度が悪く、雰囲気が悪かった。 昼ごはんの後の授業というのはたいていそうだが、今日は、最後の6時間目の授業だったにもかかわらず雰囲気よく、それなりにみんな勉強していたので驚き。
8年生と言うのは、どの教科でも教えにくい年齢みたいだ。 今日は、12年生の卒業式があり、レセスの時間に親御さんも来られてティーパーティみたいなのが行われていた。 終わった後、何人かの生徒は車に乗ってクラクションを鳴らしながら去っていった。この辺は日本と違う。
12月1日
土曜日は、今週の巻きずし作りのために先生のお宅に行った。生まれてこのかた巻き寿司は恥ずかしながら作ったことはない。どうなることやらと思ったが、米をなべで炊き、すし酢を作り、なんとか巻いて完成。おいしかった。なんとかなるもんだ。
その夜は、早く寝て、月曜日は、6時前に起きて(私にはとっても早い時間)ごはんを炊いてすしづくり。なんとか8時前には準備ができて学校へ。机の上に新聞を敷き、お皿をならべ巻きす(?)をおいて準備完了。
後は、学生の到着を待つばかり。どうなることやらと思ったが、みんな結構上手に巻いていた。子供によって好き嫌いがあるが、嫌いな子の分は好きな子が食べたりして、それほど無駄にならなくて良かった。案外、こちらの人は、好き嫌いが激しく、残飯などは、日本だったら絶対残しておくようなものでも簡単に捨ててしまうので時々忍びなくなる。
6年生のクラスで作るのだが、30人が5クラスで150人。米作りも大変だが、後片付けが大変。家庭科とかで調理実習でするなら生徒たちに片付けてもらえるが、50分授業で、とりあえずご飯をしいて具を入れて巻いて食べるというので時間が終わるから、片付けるのは先生と私の仕事。今日で3日目で4クラス分したが、すし作りに自信はついたものの、もうすしは十分と言う感じ。
一応毎回私がデモンストレーションで太巻きを1本は作り、それを毎日食べるんだから、本当にいやになる。それに追い討ちをかけるように昨日の晩は、11年生(高校2年生)の子達と日本食レストランへ行くことになっていて、当然のように巻きずしが・・・。本当によりにもよって・・・。
今までの海外経験で考えると、結構短い旅行でも、日本食または日本食もどきを食べると感動するくらいおいしく感じられたものだが、今回は、日本へかえってもしばらくすし、特に巻きずしは、もう結構です、という感じになった。
日本にいる人には変に感じられるだろうが、オーストラリアでは比較的涼しい、または寒い期間が長いキャンベラも暑くなってきた。 暑さの中ですし作りは結構つらい。 でも、12月なので、この間クリスマスツリーを飾った。天井に届きそうな大きなツリーで、しかもホストマザーは海外に仕事に良く行くのだが、そのたびにクリスマスツリーの飾りを買って来るそうで、大きなツリーにアメリカ、タイ、ドイツ、イギリス、ニュージーランド、カナダ等々いろ~んな国からの飾りでいっぱいで見ているだけで本当に楽しい。デパートなんかもクリスマスのものが増えてきて楽しい雰囲気になってきた。次のページ