海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

【海南島】帰国後改めて中国語を勉強。驚くほど上達していました

参加期間 2017年1月20日~2月15日 (K.T様)

【参加しようと思ったきっかけ】
中国語圏で中長期生活することで高いコミュニケーション能力を得るということと農業に興味があったので南国の農業がどのように営まれているのかを知りたかったため。

【楽しかったこと、思い出のエピソード】
王先生の運転するバイクの後ろに乗って畑や森、町の中を走ったのがとても気持ちよく楽しかったです。滞在していた仙窟村の近くはまだまだ自然が多く、パイナップル畑や水田などが広がっていて、近隣の農家さんと交流したり、時に一緒に作業をしたりしたことがとても勉強になりました。

毎朝、王先生がマンツーマンで中国語の授業をしてくださっていたのですが、ほぼ初心者だった私に辛抱強く教えてくださり、基本的な会話表現はもちろん、ちょっと踏み込んだ文法表現や慣用句なんかも勉強できてとても楽しかったです。そこで勉強したことを生かして列車の切符を窓口で中国語を使って一人で頼むなど実践的な訓練もさせてもらいました。その後大学に戻って、中国語を改めて勉強したのですが、筆記もリスニングも驚くほど上達していて、帰国直後に中国語検定3級も取得しました。

毎日つけた日記

春節の時期に行ったこともあって、王先生の家族が集合してみんなで円卓を囲んで、伝統料理を食べるというのも4人家族の私にとってはとても新鮮な体験で、日本に帰ってからも恋しくなります。そして、春節の料理はどれもとても美味しく特に鶏肉が絶品でした。

王先生の親戚とみんなで食事

王先生の家の前に椰子の木があるのですが、この木の椰子の実を落とすのを手伝わせてもらって、しかもその落とした実の皮を鉈で剥いで、割って、椰子汁を飲むという体験をしたのですが、これは本当になかなかできない体験なので王先生に頼んでみることをお勧めします。

その他にも伝統民族の踊りを見に行ったり、春節のお祭りに参加したり、山に登ったり、船をこいで川を渡ったり、村の子供たちに日本語を教えたり、提灯を持って村中を練り歩いたりととにかく毎日が刺激的で学びのあるものでした。

灯籠を持って村を練り歩く行事


街で習字のイベントに参加


魚をとったあと

私は特に海南島の温暖な気候で営まれる農業に興味があったので、王先生に頼んで近隣の農家さんを訪問させてもらい、椰子(ヤシの実)の収穫やスターフルーツの収穫、大きな柑橘の収穫、山芋の収穫などを手伝わせてもらったり、水田やパイナップル畑を見学させてもらったりしました。収穫した後はジュースにしたり、王先生に料理してもらったりして美味しくいただきました!

掘ってとった山芋


農家さんからいただいたパイナップル

春節の季節に訪れたこともあり、村には多くの人が帰省していて、お堂に集まってご先祖様にお祈りをしたり、みんなで集まってバーベキューをしたり、お祭りをしたりととても賑やかでした。村の皆さんはとてもやさしく私を迎え入れてくださり村の行事に一緒に参加させてもらったり、村のご老人とお酒を酌み交わしたりととても心が温まりました。

村のお祭りに参加


村人みんなでお堂にお参り

【今後参加される方へのアドバイス】
王先生がいれば基本言語の心配はないので、中国語を話せない方でも安心して参加できるプログラムだと思います。ただ広州でのトランジットは飛行機が遅れることや搭乗口が変わったりすることも多いので事前によく調べておくこと、通信環境を整えておくことをお勧めします。

中国語の学習に来られる方の場合は、毎日日記をつけたり、王先生との会話はなるべく中国語でしたりなどするとより上達も早いと思います。

村の方は皆さん気さくで最初のうちはほとんど中国語を話せませんでしたが、いつも話しかけてくれました。春節の時期で村人総出で行事をやることが多く、多くの人と話せてとても楽しかったのでおすすめです。

K.T