参加者レポート
モンゴル日本語ボランティア感想
モンゴル ボランティア
期間
8月31日~9月20日 三週間
派遣先
ハンガイ大学
17:30~19:00 月曜日~金曜日 社会人クラス
10:50~14:00 水曜日~金曜日 一年生クラス
日程表
8月31日(月) 夜にチンギスハーン空港に到着 ドライバーさんとホテルに行った
9月1日(火) 三時に安齋さんと会い、ノミンデパートで両替をしてバスに乗ってハンガイ 大学に行き、一人で社会人クラスの授業を行った。帰りは、学生と帰る。
9月2日(水)~4日(金) 午前の授業を行い、一回ホテルにかえってご飯を食べ、午後のクラ スに向かう。
9月5日(土) 社会人クラスの皆さんとウランバートル観光
9月6日(日) 自由行動
9月7日(月)・8日(火) 午後のクラスのみ。午前は自由。
9月9日(水) 朝、昨日の夜中に到着したもう一人の男性と顔合わせを行い、安齋さんと共に三人ハンガイ大学に行き、午前の授業を12時まで行い、一年生・社会人クラスのみなさんと課外授業でウランバートル観光。帰って、午後の授業も行った。
9月10日(木) 午前の授業を12時まで行い、一年生・社会人クラスのみなさんと課外授業でウランバートル観光。帰って、午後の授業も行った。
9月11日(金) 午前の授業を12時まで行い、一回ホテルに帰った。午後の授業も行った。
9月12日(土) 大学の日本語を教えている先生お二人とテレルジ観光。
9月13日(日) 社会人クラスの皆さんとウランバートル観光
9月14日(月)・15日(火) 午後のクラスのみ。午前は自由。
9月16日(水) 午前クラスを行い、いったんホテルに帰り午後のクラスに向かった。
9月17日(木) 午前の授業を12時まで行い、一年生・社会人クラスのみなさんと日本料理(お好み焼き)を作った。午後の授業も行った。
9月18日(金) 午前の授業を12時まで行い、一年生・社会人クラスのみなさんとモンゴル料理を作った。午後の授業も行った。
9月19日(土) 社会人クラスのみなさんと田舎の動物園に行き、帰りに星を見た。
9月20日(日) 朝の飛行機で日本に帰る。
私は、日本では大学三年生で大学では、自動車のシステムについて学んでいます。なので、日本語を教えた経験もありませんでしたし、モンゴルに訪れたのも初めてでした。モンゴル語もしゃべれませんでした。ですが、モンゴルに行きたいというのと、叔母がハワイで日本語の教師をしていてよくクラスに遊びに行ったり、叔母の話を聞いたりする中で日本語教師はどのような仕事なのかを知りたいと思い、参加を決めました。
授業について
初日から、私は一人で授業を行いました。クラスのレベルについての事前の情報がなかったので、初回の授業では自己紹介としりとりをしました。
社会人のクラスには、人数分の教科書がなかったのと、学生から日本の文化について教えてほしいと言われたので、毎回日本の文化の中からテーマをきめてそれについて授業をしました。とても皆さんが質問してくださったので、質問に答えたり、そこから話を広げて話したりして授業を進めました。
一年生のクラスでは、4人しかいないうえにレベルがバラバラだったので基本は教科書の会話の部分を行い、残った時間は簡単なゲームなどを行いました。一年生のクラスには毎日悩みましたが、人数が少なくて途中からは二人で教えていったのでなるべく生徒たちと会話をたくさんできる授業をしました。
どちらのクラスも、おりがみを折ったり、感謝の手紙を書いたり、日本の歌を歌ったりしました。
午前の授業と午後の授業の間にみんなで課外授業に、博物館やチンギスハーン広場に行ったり、日本のお好み焼きを作って食べたり、モンゴル料理を作って食べたりしました。日本の料理を作って食べるというのは、モンゴルに行く前に安齋さんに提案して、ある程度の材料は日本から持っていきました。
日常生活について
買い物は、ノミンデパートかウランバートルデパートに行きました。ウランバートルデパートの裏にはケンタッキーがあり、その他いくつかのカフェに行きました。夜19時に授業が終わり、帰ると20時くらいになってしまい21時までは明るかったのですが最初の一週間半は一人だったので、自炊をしたり買ってきたものをリビングで食べたりしていました。二人になってからは、午前の授業が終わって15時とかにお昼ご飯を外に食べに行っていたので、夜はみそ汁などで適当に済ませていました。日本食屋さんの、TOTOYAや、SAKURAベーカリーは日本語が通じ、ナマステやベランダは英語が通じます。町のほとんどのお店は英語も日本語も通じませんでした。デパートにはたまに英語できる人がいます。結構、英語は町では通じないと思っていった方がいいと思います。授業の際も、生徒たちに英語は分かるかと聞いたところ、分かると言っていたのですが、ほとんどわかっていなかったです。たまに日本人の中学生くらいの英語能力がある生徒がいますが、日本語ですべて説明した方がよいのかなと思いました。それでも、難しいときはグーグル翻訳や持っていた指さし会話帳を使いましたが、モンゴルで売っている和蒙辞典を最初に買っておいたらいいかもしれません。ピースモールに売っていました。
ウランバートルについて
私は、最初一人でしたのですごく不安が大きかったのですが、特に危険を感じたこともなく、すごく安全な都市だと感じました。モンゴルの人は、よく道が分からないときや、バスが分からないときに知らない人に平気で話しかけます。特に私が行ったときは、バスの制度が大幅に変わったため、すごく聞かれました。最初はとても怖かったのですが、途中からはそれが当たり前なのだと思い、慣れました。ウランバートルにも裏道や、夜道では危険だなと思うところがあったので、日が暮れる前に行動し、裏道や小さな怪しい商店には入らなければ大丈夫だと思います。生徒の中には、すりにあったことがある子もいましたが、混んでいるバスの中で鞄を開けないとか、スマホをしないとか、チャックのついていないかばんは気を付けるなどをしたら大丈夫だと思います。生徒の中には、市場もありましたが、私たちは生徒の皆さんといっただけで、一人の時の買い物は、ノミンデパートかウランバートルデパートに行きました。
ホテルについて
三週間、ZAYAにいました。ZAYAのスタッフはみな英語が堪能ですし、優しかったので、とても快適に三週間過ごすことができました。とくに、最初の一週間半は一人だったのですが、ZAYAのスタッフや泊まっている世界各国のみなさんと、よるリビングでご飯を食べながらたくさんお話したりしてとても楽しかったです。部屋も、キッチンも、トイレもきれいでとてもよかったです。私は二人部屋を一人で三週間ずっと使わせていただきました。英語を話すのが得意な方ではありませんでしたが、毎日だれかと英語で会話してとても勉強になりました。英語で会話してみたいという方は、ぜひリビングにいることをお勧めします。あと、Wifi環境はとてもよく、ZAYAにいる間はネットが使えたのでパソコンで授業準備するのがとても楽でした。一応、日本からポケットWifiは持っていきました。
思い出
とくに、社会人クラスの皆さんは毎日授業があって、とてもフレンドリーな方達ばかりで週末はよく私たちをいろんなところに連れて行ってくれました。国会議事堂、動物園、お寺などたくさんのところに行きました。みなで出かけてその中でも積極的に日本語で会話することでとてもみなさんの日本語が上手になっていくのがとてもうれしかったです。ですが、私たちが行った授業が、社会人クラスにとって最後の授業でもう卒業したというのを日本に帰国したあとに聞いて驚きました。社会人クラスは日本に働きに来ることを目標としたクラスであったので、卒業後は日本からくる企業の試験を受かるまで受け続けるそうです。何人かからは、試験に合格して日本に行けることが決まりましたなどの連絡があり、三週間という短い期間でしたが、みんなのお手伝いができてよかったなと思いました。日本に帰ってからも皆さんから、日本語のわからないことの質問なども聞いてくれたりして、三週間だけではなく今後も私のできることは積極的にお手伝いしていきたいと思いました。このボランティアには他と違ってたくさんの日本人の人たちと団体で行くのではないので、そのぶん一人で何とかしなくていけないので、たくさん大変なこともありますが、より現地の人々との距離が近くなるという意味でとてもいいと思いました。