参加者レポート
もう少し長い期間いたかった
【参加期間】 2015 年 3 月19 日 ~ 3 月 25 日
【参加されたプログラム名】
ベトナム孤児院&日本語ボランティア
【参加の動機】
ベトナムの文化に興味があったのですが、単なるツアーでの観光旅行だけでは物足りないと感じていました。そんな中で、孤児院でのボランティアも経験でき、日本語教室で地元の人とも交流できるCECのプログラムを知り、応募しました。
【印象に残ったこと・感動したこと】
日本語教室の生徒さんやホテルのフロントの方など、出会った人たちが皆とても親切でした。
孤児院にいた子ども達もとても人懐こくてかわいかったです。しかし、その一方で、ベトナム戦争の爪痕がまだ残っていると感じる場面もあり、あらためて戦争の愚かさについて考えさせられました。
【大変だったこと】
食べたものが悪かったのか水が合わなかったのか、ただの疲れだったのかは分かりませんが、最後の二日間、一日に何度もお腹を壊しました。また、私自身がゴキブリの殆どいない地域に住んでいることもあり、ホテルでゴキブリが出た時は腰を抜かしそうになりました(笑)
【楽しかったこと】
オプションで申し込んだメコンデルタのツアーも楽しかったですが、何よりも日本語教室の生徒さんに色々なところに連れて行ってもらったことが楽しかったです。ベトナムの観光地や、市場、おいしいラーメン屋さん、しゃれたカフェなど、いわゆる「穴場スポット」に行くことができました。食べ物も日本人の味付けに近く、おいしいものがたくさんありました。
また、一緒に孤児院でボランティアをしていた学生の方が、週末に彼女の大学の創立祭?(実際のところ、何のお祭りだったのかはよくわからなかったのですが、日本の大学祭のような雰囲気でした)に連れて行ってくれ、ベトナムの学生たちの熱気を肌で感じることができ、とても良い思い出になりました。
【持ち物について】
過去の参加者の方も書いておられますが、大量のウェットティッシュは必需品です。孤児院に行った後は足が真っ黒になりますし、食事の前に手を拭いたりするのにも使えます。あとは虫よけグッズもあった方が良いと思います。日本のお菓子を持っていくと、日本語教室の方と交流するのに役立ちますが、コアラのマーチ、きのこの山、ポッキーなどはベトナムでも普通に流通していました。あまり有名ではないお菓子の方が話題性はあるかもしれません。私は、教室に来ていた生徒さんには飴を配り、個人的にお世話になった方にはお礼として小さい袋菓子を渡したりしていました。
【現地での服装について】
基本的には半袖のTシャツにズボン、日差しの強いところではサングラスをかけ、上に薄いパーカーを羽織るといった格好でした。ホテルの部屋に戻ってから洗濯を行い、部屋に干していました。洗濯屋さんが近くにあったようですが、一度も利用しませんでした。Tシャツは速乾性の材質のものを持っていくと、すぐに乾くので便利です。
【現地の物価】
日本と比べると物価は圧倒的に安いです。ただし、観光地や外国人向けのお店、空港で売っているものはかなり値段が高めに設定されているのでご注意ください。オプションのメコンデルタの一日ツアーは、日本円で2000以下でした。食事代は、レストランに行くか屋台で済ませるかで変わってきますが、私は屋台でよくご飯を食べました。移動に関しては、乗り方さえわかれば、バスが最も安いです。1週間の滞在費用は1万3000円程度でした。
【コミュニケーション手段(言葉の問題など)について】
孤児院では、職員の方も含め、英語は殆ど通じませんでした。ボランティアに来ている方の中には英語が分かる方もいらっしゃいました。日本語学校では、流ちょうな日本語を操る方から、2週間前に日本語を始めたばかりの方まで様々でした。
日本語での会話がまだ難しい方には、英語も交えながら文法の説明を行いましたが、日本人・ベトナム人どちらの英語もそれぞれの国の訛りが混じっているので、最終的には筆談で会話をすることが多かったです。電子辞書は必携でした。また、街中ではほとんど英語が通じません。CECから送られてきた「旅の指さし会話帳」がとても役に立ちました。
【ステイ先の情報・感想】 ホテル
ホテルは個室で、お湯も出ましたし、クーラー・扇風機もあり、清潔でした。フロントの方はとてもフレンドリーで、窓の閉め方が分からなくて夜遅くに部屋に来てもらった時も、嫌な顔一つせずに笑顔で対応してくれました。ホテルの隣にはファミリーマートがあり、毎朝の朝食や飲み物はそこで買っていました。数分歩けば食べ物屋さんが軒を連ねており、食事をどこでとろうか困ることがありませんでした。
【派遣(ボランティア)先について】 どこでどんな活動をしましたか
平日は午前中に孤児院でのボランティア、午後から日本語学校でのティーチングアシスタントを行いました。
孤児院では子供たちと遊んだり、自力で食事をすることが出来ない子ども達の食事介助などを行いました。日本語学校では、読む練習を手伝ったり、フリートークをしたりしていました。
【やってみたかった事・やり残した事】
大学のスケジュールの都合で1週間しか滞在することが出来なかったのですが、もう少し長い期間いたかったというのが正直なところです。
特に孤児院は、勝手が分かる前に最終日になってしまったので、職員さんの役に立つどころか足手まといにしかならず、申し訳ないと思っています。それでも、前述したように日本語教室の生徒さんが色々なところに連れて行ってくださったので、行きたいと思っていたところは全て回ることが出来ました。彼らにはとても感謝しています。
【その他、自由にご記入ください】
大学のスケジュール調整がなかなか上手くいかず、一時は行くのを諦めようかとすら思いましたが、参加して本当に良かったです。最後に、写真をいくつか載せたいと思います。
ベトナムのバス。移動距離の長短に関わらず、一律で6000ドンでした。
日本語教室の生徒さんが連れて行ってくださった屋台にて食べた朝食。
同じく日本語教室の生徒さん達が連れて行ってくださった屋台にて食べたラーメン。
女性 20歳代