海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

なにもないからと店員さんがギターを出してきて歌ってくれました

【参加期間】      
2014年   4月   8日   ~  4月   25日     

【参加されたプログラム名】 
ベトナム日本語ボランティア

【参加の動機】
将来日本語教師になるのが夢で、海外の日本語学校を訪ねて見たかったため。

【印象に残ったこと・感動したこと】
 特に印象に残っているのは、町の様子で、バイクと車が多く、みんな信号を守らない様子にびっくりしました。最初のオリエンテーションでアン先生が道の渡り方を教えて下さり、帰るころには慣れていましたが、最初は怖かったです。(とくに日本と逆で右側通行なので)

 日本語学校でのボランティアは、個別指導というような感じで、上級の子や昨日入ったばかりの超初級の子を指導することもありました。上級の子がやっている問題集は朝日新聞の社説が問題に使われていたりして、こっちが勉強になるくらいでした。

 バスで移動することが多かったのですが、バスの乗り降りの仕方や運賃の払い方が日本とは全く異なり印象的でした。バスは手を挙げてとめ、降りるときは飛び降りるような感じでした。運賃は車掌さんが乗っているので、手渡しでした。

 時々停電があり、ホテルで電気が使えなったことが何度かありました。街に出てカフェでお茶していた時にも停電があり、クーラーも扇風機もつかない真っ暗な建物の中、なにもないからと店員さんがギターを出してきて歌ってくれました。外はバイクがいっぱいで騒がしいのに、ここだけ時間がゆっくり流れている気がして不思議で、心地のいい時間でした。

 様式トイレの便座がないことがしばしばありました。ホテルや駅、デパートや百貨店などはきれいなトイレでしたが、現地の人が使うレストランやお店のトイレは、紙も流せず(紙がないところが多い)、酷いところは水も自分で流すタイプでした。慣れたら問題なく過ごせますが、最初は驚きでした。
                                                                                  
【大変だったこと】                                   
 滞在5日目くらいの時に熱が出て、体調を戻すのが大変でした。ホテルの冷房や扇風機を全部切って、水をなるべくたくさん飲み、とにかく汗をかいて熱を下げるようにしました。(とくに吐いたりはしなかったので普通の風邪だったと思います)近くのコンビニで日本のポカリスエットが売っていたので買って飲み、フルーツを食べて日本から持って行った薬を飲んでなんとか治しました。

 バックパックにつけていた鍵の暗証番号が分からなくなり、かばんを開けられなくなりました。散々自分で何とかしようと頑張ってもさすがにどうにもならなかったので、滞在していたレストランのお兄さんに助けてくれないかとお願いしました。お兄さんがハンマーで鍵を潰してくれ、無事にかばんが開けられました。(その後そのお兄さんが新しい南京錠をくれました!!)
                                                                                                                                                                                                         
【楽しかったこと】
日本語学校のみんなが屋台のご飯を食べに連れて行ってくれたことや、参加時期が一緒になった日本人の人と買い物やごはんを楽しんだことが楽しかったです。また、ホーチミンにはおしゃれなカフェがたくさんあったのでカフェめぐりを楽しんだり、一人の時は美術館や博物館を楽しみ、有意義な時間を過ごせました。                                                                      
                                                                                                                                                              
【持ち物について】
 風邪薬、喉の薬、お腹の薬(飲みなれている物が良い)
イソジンなどのうがい薬を持って行ったらよかった。
 薄手の長袖パーカー(日焼け、クーラー対策)
 歩きやすいサンダルor靴(いっぱい歩いたのでビーサンだと靴擦れした)
 日本の色んな地域の写真(日本語のクラスで東京や大阪がトピックになることが多いため、見せて説明できたらよかった)
 折り紙やカルタなどはわかば教室にあった(多分前のボランティアが持ってきた?)ので必要なかった。

【現地での服装に関して】
半袖で十分でした。
ただ日差しが強いので薄手の長袖があった方が良かったです。カフェやバスはクーラーがガンガン効いていることが多かったので、長居するときは長袖が必要でした。
                                               
【現地の物価】
100円が2万ドンくらいの時に行ったので、表示価格からゼロを2つ取って2で割って日本円に換算していました。
・水500ml 5000ドン(25円)
・ポカリスエット500ml 17000ドン(85円)
・サトウキビジュース 5000ドン(25円)
・バス 5000~6000ドン(25~30円)
・屋台の麺 35000ドン(175円)
・レストランのフォー 65000ドン(325円)
・スーパーのフランスパン 9000ドン(45円)
・コーヒー 28000ドン(140円)
・バナナスムージー 45000ドン(225円)
・バインミー(サブウェイのようなフランスパンサンドウィッチ) 12000~20000ドン(60~100円)
・Tシャツ 110000ドン(550円)
・シルクのスカーフ 120000ドン(600円)
・ビーチサンダル 70000ドン(350円)

・メコン川ツアー1日 209000ドン(1045円)                                               
・ダラットまでの夜行バス 230000ドン(1150円)
                         
【ステイ先の情報・感想】  ホテル                                                                                                                                                
ホテルは想像よりはるかに清潔で、サービスもよく(毎日シーツの取り換えがあった)大満足でした。
シャワーもお湯がちゃんと出て、スタッフのおじさん・お兄さんも愛想がよくて安心して滞在できました。
ボランティアが終わった後、一人でダラットへ観光に行きましたが、自分で取ったホテルはランクが低く、前のホテルがどれだけよかったかに気付かされました。                                                                                 
                                                                              
【派遣(ボランティア)先について】 
①わかば日本語教室
火・木曜日:15:00~17:00
月・水・金曜日:15:00~17:00、18:00~20:00
個別の日本語指導といった感じで、生徒の宿題をチェックしたり、本読みの間違えを直したり、会話を楽しんだりしました。生徒さんのレベルは様々なので、レベルに合わせてゆっくりしゃべったり、簡単な言葉を使ったりしてコミュニケーションがとれるようにしました。フリートークの時になにか話題がつくれるように、日本から写真や、雑誌を持って行けばよかったと思いました。また、集団形式の授業は1回もなく、前に立って授業をするようなことはありませんでした。

②孤児院
私は今回日本語教室メインで行ったので、孤児院に行ったのは数回でした。子供を抱っこしたり、積み木で遊んだりしました。他の国からのボランティアも来ていて、楽しく活動できました。                                                 
(女性  20歳代)