海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

迷っているなら行くべきです

【 お名前 】:YH

【 参加されたプログラム 】:
台湾 2014.07.24~8.24
ベトナム 2014.10.01~10.16
カンボジア 2014.10.16~10.22
バリ 2014.10.24~11.04

【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
これまでは世界遺産観光を中心とした旅を続けてきましたが、CECさんの活動を知り、今回から参加型の旅に切り替えました。

【 参加期間中に楽しかったこと、思い出に残るエピソードなどなんでもお書き ください。 】:
■台湾 約1ヶ月滞在 (2014.07.24~8.24)

台中にある日本語学校さんでお世話になりました。
宿舎は学校の寮で、学校から徒歩10分程度。
コンビニも多く、日本での生活とほとんど変わりませんでした。
寮の個室は快適ですが、何度か水が止まってしまい、トイレやシャワーの利用 ができない時間帯もありました。
テレビや台所、冷蔵庫等は共用です。

授業は主に60分の授業を3コマ。
見学の時間が長く、時折、生徒との会話に参加するといった具合でした。

滞在2週間目あたりから、グループレッスンで遅れてしまっている生徒や、私 用で休んだ生徒の補講を任されることもありました。

「ひらがな」を学習する初心者の生徒から、日本の新聞をテキスト代わりにす る上級者の生徒までレベルに応じた細かな授業を心がけており、素晴らしい語学学校でした。

滞在中の旅行など、コーディネーターさんに事前連絡をすることで、かなり柔 軟なスケジュールをたててもらうことができます。

全ての先生が日本人ですので、プログラムのメインは「見学」になります。
海外の日本語学校の一日を学ぶには最適だと思いますが、 指導することを主な目的にされているのであれば、後述のベトナムが一番良い かと思います。
 
 
■ベトナム 約2週間滞在(2014.10.01~10.16)
日本語を教えるコーディネーターさんの自宅兼教室から、徒歩5分程度のホテ ルに滞在しました。
洗濯機が無く、最寄のクリーニング屋を薦められましたが、料金や受取日時の 説明等が分かりにくかった為、滞在していたホテルに2日に1度程度の割合で洗濯 を依頼しました。
洗濯物の量によって値段が変わるようで、一回あたり平均200円程。
丁寧に洗濯されており、部屋まで届けてくれるので便利でした。

ベトナムでの日本語プログラムは、日本に滞在経験のあるコーディネーターさん の自宅で開かれているもので、学校というよりかは「教室」です。

7~10名程度の生徒がテキストを使って自習をしており、分からない箇所がある と生徒自ら質問をするスタイルです。
向上心が高く、様々な質問を受けました。
個々の自習の為、テープを流してのリスニング等は飛ばしており、生徒達は日本 語を聞く機会が少ない為、単純にテキストを読んであげるだけでも良い教材にな ります。

授業終了後も積極的に声をかけられ、カフェや夕食、カラオケに誘われたり、自 宅に招いてベトナムの家庭料理をご馳走していただいたこともありました。

先に述べた通り、自宅で開催されている「教室」ですので、生徒との距離がとて も近いことが特徴のように思えます。

■カンボジア 約1週間滞在(2014.10.16~10.22)

最初に、学校から徒歩1分程度の寮に案内頂き、様々な説明を伺いました。
 ・個室(3階)にはベッドと冷暖房のみで、冷蔵庫は1階にあるものを共用
 ・洗濯機は無く、シャワー時に衣服もまとめて手洗いするよう勧められる
 ・個室でのインターネット利用ができない(1階で利用可能)

仕事柄、自室でインターネット利用ができないのは難点の為、付近のホテルを紹 介してもらいました。(自室でインターネットが利用できないのは機器の故障 だったようで、翌日までには修理すると迅速な対応をしてくださいましたが、快適さを重視しホテル利用にしました)従って、本来プログラムで利用する寮は、説明だけ聞いて利用していません。

寮の他に、ゲストハウスとホテルの紹介も可能で、ホテルの場合は1泊あたり約 2000円。
洗濯もホテルに依頼し、1回あたり約100円。ホテルはとても快適でした。
ゲストハウス、ホテル共に、学校から徒歩1分程度です。

午前中は学校から徒歩10分程度の孤児院でボランティア。
午前9時から11時までの約2時間です。
子ども達と遊んだり、食事や入浴の手伝いをしました。
他国のボランティアさんもおり、とても良い経験になりました。

午後は日本語学校でのボランティア。
始業のチャイムが鳴り、生徒達が駆け込んでくる小学校のような雰囲気で、先生 はカンボジアの方です。
初心者クラスでは一緒にテキストを読み、上級者クラスではフリートークをしました。

プログラムの後、アンコールワットへ向かいました。
飛行機を利用し、多少時間がかかりますが、カンボジアに行ったからには、やは り向かうべきだと思います。特に朝日が素晴らしいので、前日に現地のガイドを確保する必要があ ります。

■バリ島 約2週間滞在(2014.10.24~11.04)
前半はガイドさんの自宅にてホームステイ。
ガイドさんは日本語が堪能で、とても親切な方です。(話せるが読めないの で、メール等で連絡する際はローマ字)
奥さんの料理は美味しくて、子ども達も気さく。
気持ちの良い生活を送ることができました。
屋台の料理を食べたいと希望すると、近くのお店に連れて行ってくれます。
 
ガイドさんが部屋にベープを設置してくれていますが、蚊がなかなか減りません。
気になる方は日本から蚊対策のアイテムを持参すると良いでしょう。
虫刺されの薬は必須です。
 
バリ島での日本語ボランティアは、車で2時間近くかかるため、2回だけ体験 しました。
(日本語教室自体が週に2回程度しかない。但し、インドネシアの高校での日 本語授業見学等、貴重な体験ができます)
どこか行きたい場所がある場合、目的地までのタクシー料金をプログラム料金 とは別にガイドさんに支払うシステムです。
地元のタクシーもありますが、ドライバーとの料金交渉や安全性を考慮する と、ガイドさんにお任せすることをオススメします。

ガイドさんの自宅から海までは車で約30分程かかります。
バリ島といえば海なので、ガイドさんに良いホテルのアドバイスを頂き、2日間 は浜辺のホテルに宿泊しました。
ホームステイ先ではインドネシアでの一般的な生活を楽しみ、ホテルではバカン スを楽しみ、個人的に大変満足できました。
また、個人的な興味があって滞在中にインドネシアの首都ジャカルタにも旅行に 行きましたが、こちらは残念ながらオススメできません。
ジャカルタは経済の中心であって、観光向けでは無いことを実感しました。
ものすごい渋滞、目ぼしい観光地が無い。といったところが主な理由です。
ジャカルタへの旅費で、もっとバリ島を楽しんでください。

【 今後参加される方へのアドバイスをお願いします。 】:
神経質な方、潔癖症の方は心から旅を楽しむことが難しいと思いますので、も う一度よく
現地について調べることをオススメします。
現地では様々な、日本ではありえないことが起こります。
また、こちらの行為が相手を不快にさせることもあります。

例えば、日本では抗菌ウェットシートを手拭として持ち歩く方も多いと思いま すが、海外の屋台などで使用すると(実際に不衛生でシートを持っていれば絶対に使う場面 であっても)「それは私達が汚いということか」と、現地の人からふっかけられることもあ ります。

現地のルールに従い、特に宗教についてのルールは予習しておいた方が無難です。
 
これまでは世界遺産観光を中心とした旅を続けてきましたが、CECさんの活動を知り、今回から参加型の旅に切り替えました。
フランスやドイツなどの旅は確かに素晴らしいですが、「素晴らしい」止まりです。
CECさんの参加型の旅は、「素晴らしい」の後に考えさせられることが多々あります。

迷っているなら行くべきです。
経験した事が本物の財産だと思います。

【 そのほか、何かお気づきの点などありましたらご記入ください。 】:
この度は大変お世話になりました。
感想文が遅れ、失礼致しました。
商品券の送付は不要です。
また機会がありましたら、宜しくお願い致します。