参加者レポート
ネパール復興支援ボランティア
参加期間 2017年3月21日~2017年3月28日まで ( 1週間)
参加の動機
震災復興がまだまだ進んでいないと知り、少しでも現地の人の役に立つことが出来ればと思いました。またネパールはエベレストなどの美しい山々があり、歴史遺産も多くあるので、ボランティア活動やホームステイを通して、文化を知りたいと思いました。
ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供( 2 )人 ペット: 有(ダルメシアン
食事: おいしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
お水はとても貴重なので、シャワーや洗濯は毎日しません。
早寝早起きの習慣があり、朝は6時頃から起床します。
感想:
これまでにもたくさんボランティアスタッフを受け入れしていただいていますので、とても快適に過ごすことができました。分からない事があれば、何でも教えてくれます。またホストファーザーは日本語が流暢なので、安心して頼ることができました。小学生の子供が2人いますが、とてもフレンドリーなので、夕食の後は、話をしたり、一緒に遊んだりし、すぐに打ち解けることができました。
ボランティア活動に関して
どんな活動をされましたか:
午前11時から午後3時までは倒壊した家の瓦礫撤去の作業をしました。
その後1時間ほど、障害者施設や被災地の子供たちと一緒にボール遊びや折り紙、けん玉などで遊びました。
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
活動期間は3日間、震災の瓦礫撤去4時間、施設で子供たちと1時間遊びました。各3回ずつ。瓦礫の撤去作業は、お家のご家族と一緒にレンガやタイルを運び、綺麗にしました。体力勝負の作業でしたが、途中から近所の子供たちも加わり一緒に楽しく作業をしました。障害者施設では英語が通じない子供たちも多くいましたが、身体を一緒に動かしたり、ゲームをすると笑顔になり、初めての経験でしたが、あっという間に時間が経ち、貴重な経験となりました。
<だるまさんが転んだ!>
ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
ホストファーザーの職場と集合場所が近かったため、通勤時に車に乗せていただきました。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
暖かい服装(ヒートテック、タイツ、マフラー)、マスク、メガネや目薬(砂埃がひどいため)、汗拭きシート、帽子、軍手
その他、便利だと思うものは:
常備薬(腹痛)、絆創膏、湿布、余分の着替え
バクタプル観光に関して(参加者のみ)
感想:
古い建物が多く並び、王宮の建物の装飾がとても綺麗でした。震災からの復興途中ですが、多くの建物は再建されていました。また町の中で食べた現地のヨーグルトはとても美味しかったです。またぜひ訪れたい町の1つでした。
<王宮前にて>
ナガルコットからの朝日鑑賞に関して(参加者のみ)
感想:天候が悪く、残念ながらヒマラヤ山脈もエベレストも見れませんでした。また挑戦したいです。
<ナガルコットで滞在した素敵なホテルの前でボランティア仲間とスタッフのロビンさん>
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
毎日晴天でした。日中は汗ばむ陽気ですが、朝晩はとても冷えます。
服装は:
1日の気温差が激しいので、調整できる格好がオススメです。
ナガルコット観光は日の出鑑賞があるため、ダウン等暖かい格好がいいと思います。
ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは: 1ルピー=約(0.87)円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
トイレットペーパー1ロール 67ルピー 、 水1リットル 50ルピー
お小遣いとしてどのくらい用意され、実際に使いましたか?
観光入場料、ランチ代、日用品、バス代で5000円、バクタプルとナガルコット1泊ツアー130ドル
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
ネパールを訪れる前は治安やホストファミリーについて不安もありましたが、初日からチェンワンさんやホストファミリーに温かく迎えていただいたので、安心して過ごすことができました。町の中はどこも道路工事中のため、日中は砂埃がひどく、外を歩く時は常にマスクとメガネをしていました。また服も髪の毛も砂埃で汚れてしまいますが、シャワーは水を節約してつかっているため、日本のように充分に浴びることができません。身体を汗拭きシートで拭いたり、軽く頭を流す程度で過ごしていました。日本との生活の違いに戸惑うことも多いですが、現地の人の生活を深く知るにはとても良い経験になりました。普通の旅行やツアーでは絶対に体験できないネパール人の家族との生活は一生の思い出となりました。また復興支援作業でブンガマティという歴史ある町で瓦礫撤去のお手伝いもさせていただきました。被災されたご家族と一緒になって作業をしたことで、より心に寄り添ってお手伝いが出来たと思います。そして作業中には近所の子供たちも一緒に手伝ってくれて、楽しく作業することができました。肉体労働でクタクタになった後にも、子供たちと遊びましたが、みんなの笑顔を見ていると疲れも吹っ飛び、被災した町に来ることが出来て、本当に良かったと思いました。折り紙やけん玉、竹とんぼなどを持っていきましたが、本当に喜んでくれました。荷物に余裕があれば、もっと持っていければ良かったと思います。
ナガルコット1泊ツアーに参加しましたが、残念ながら曇りでヒマラヤ山脈は見ることができませんでした。しかし行く途中で立ち寄ったバクタブプルでは現地コーディネーターの方が詳しく説明して下さったので、とても興味深い観光になりました。夜にはみんなで面白いゲームしながら歓談し、とても素敵な思い出となりました。
空いた時間にはホストファーザーが働いている日本語学校の授業を見学したりしました。日本語を勉強している生徒たちは熱心で、日本に行くことが決まっている生徒も多くいました。日本語と英語で会話しながら、日本の事を説明しました。
<発音練習のお手伝いをさせていただきました>
日本ではネパール地震のニュースは全く聞かなくなりましたが、まだまだ復興支援を必要としている人たちはたくさんいます。ネパールでは日本のような政府の積極的な支援がないため、瓦礫撤去も家の再建も全て自分たちでする必要があります。発展途上国でのボランティア活動へ参加することは勇気がいりますが、かけがえのない経験になること間違いなしです。観光では味わえない本物のネパールの生活をぜひ体験してみてください。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):千春
性別: 女性 ご年齢: 30代