参加者レポート
スリランカ マザーハウス高齢者施設
スリランカマザーテレサボランティアとホームステイプログラム
参加期間 2018年 5月 13日 ~ 2018年 5 月 19日まで ( 1週間)
参加の動機
スリランカ人の恋人がおり、一度スリランカを訪れてみたかった。また、介護職として働いていたため、他の国の高齢者福祉施設に興味があった。
ホームステイ滞在に関して
家族構成: お母さん 子供( 2 )人 その他( おじいさん、おばあさん)
ペット: 無
食事: 非常においしかった
感想:幼稚園と小学校くらいのお子さん2人と、お母さん、おじいさん、おばあさんの5人家族のご家庭でし
た(お父さんは外国で働いているそうです)。上の男の子は学校や塾で忙しく、あまりお話できませんでしたが、下の女の子とは、折り紙をしたり庭で遊んだり毎日くたくたになるくらいよく遊びました(笑)お母さんはとても料理が上手で、毎日夜ご飯のカレーがとても楽しみでした。また、英語が話せるので、分からないことは英語で質問したり、英語を介してシンハラ語を教えて頂きました。私がホームステイ中、原因不明の発疹ができた時に薬を塗ってくれたり、部屋に置いてあった扇風機を倒して壊してしまった時も(弁償しましたが)、優しく対応してくださいました。おじいさんは寡黙な方で、おばあさんは英語がほとんど分からないということでしたが、英単語やジェスチャーで色々と伝えようとしたり、いつも笑顔で見守ってくださり、言葉がうまく通じなくても居心地の良さを感じました。こちらの都合で、当初の予定よりもボランティア期間を数日短縮することになってしまいましたが、「また来て」と言ってくださり嬉しかったです。
小さい子がいるご家庭だったからかもしれませんが、就寝時間が早いです(21時までには皆自室へ)。
トイレとシャワーは、家の外にある小屋の中にあり、問題なく使えましたが、しいて言うならばトイレの水圧が弱いのでトイレットペーパーは使っても少しにしないと、流れません。また、シャワーはお湯ではなく(ぬるめの)水でしたが、ボランティアから帰ってきてすぐ、15時〜16時の間くらいに浴びるので、寒いとは感じませんでした。
ボランティア活動に関して
どちらで活動されましたか?:老人ホーム
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
5月13日から19日までホームステイ そのうち、5日間ボランティア
時間は9時〜15時まで。毎日、同じドライバーさんがトゥクトゥクで自宅と施設間を送り迎えしてくれました(何か買い物したい場合は、英語で言えばスーパーに寄ってくれる)。施設でのスケジュールは、だいたい到着してから1時間ほどは入居者さんの衣類やリネン類の洗濯、それからティータイムで一息、その後 集会室のようなところで歌を歌ったり、体を動かしたり、工作をしたりといったアクティビティの時間があり(曜日により異なる)、昼食の配膳下膳、休憩が1時間ほど(入居者さんと同じ食事と、休む部屋を用意してくれる)、その後は入居者さんとおしゃべりしたり、洗濯物をたたんだりして終了…という感じでした。空き時間に爪切りをしたり、昼食の準備(ゆで卵の殻向きなど)を手伝ったりもしました。このように書くとやることがたくさんありそうですが、きっちりとやることが決まっているというわけではなく、施設内はとてもゆったりとした時間が流れており、自分から尋ねないかぎり「これやってあれやって」と指示されることはほとんどありません。
極端な話、2〜3時間休憩室で寝ていても気にされないんじゃないかな..??と思いました(笑) )やることがなく暇なときは、シンハラ語を教わったり、覚えたシンハラ語を使ってみたりして、コミュニケーションをとっていました。施設には(職員ではなさそうなので、どういう事情でここにいるのかは不明ですが)若い女の子たちが数名おり、お互い片言の英語でたくさんお話ししました。入居者さんたちは英語が分かる方が少なかったのですが、フレンドリーな方が多く、とても接しやすく感じました。
介護という視点から見ると、それほど介護度の高い人はおらず、おぼつかない足取りでありながらも、立ったり歩いたりできる人がほとんどだったかなと思います。トイレやお風呂のお手伝いはしなかったので、そこでどれくらい介助が必要なのかは分かりませんが、食事に関しては自力で皆さん召し上がれていました。シスターの皆さんは日中は教会でお祈りがあったり、施設外でのお仕事があるようで、たまにしかお話できませんでしたが、英語が流暢で色々と話をしてくださいました。私がやることがなく手持ち無沙汰で時間を持て余していた時に、そのことを話すと「必要な時にできることをやってくれればいい」といったことを言ってくださいました。
施設で頂いた昼食
アクティビティに関して
どんなアクティビティに参加し、いかがでしたか?
ホームステイ先で、毎日夕方に1〜2時間ほど 現地コーディネイターのスリヤンガさんが来て スリランカの歴史や、シンハラ語についてお話ししてくれました。ボランティア期間を短縮してしまったので、残念ながらお料理教室やサリーの着付け体験はできませんでした。
ゴールに関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
ゴールフォート・・世界遺産に登録されている、植民地時代の要塞。城壁内に色々なお店が入っている。カフェなどもあり、海辺なので景色も良く、散策するにはとても良いです。
Japanese peace pagoda・・日本人の僧侶がいるお寺です。行ってみたところ、「日本人の観光客が来た」ということをスリランカ人の僧侶??スタッフ??が伝えてくださり、お部屋まで行って少しお話ししました。こにらも、海辺の小高い丘にあるので、見晴らしがとても良いです。
Jungle beach・・上記のお寺のすぐ下にあるbeach。現地の人がたくさん来て、水遊びしたり、beachで楽器を演奏したり楽しんでいました。 反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
特にないです。治安の悪さなど 感じることはありませんでした。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは
トイレに流せるティッシュ(トイレットペーパーがないトイレが多い
ウェットティッシュ(現地でも買えますが、手でカレーを食べたりするので持ち歩いてました)
虫除けスプレー (蚊に刺されるとデング熱にかかる可能性があるので) ビーチサンダル (舗装されてない道が多く、雨も多いのでスニーカーはすぐ汚れたり濡れたりします。ビーサンなら足ごとすぐ洗えるので便利です。施設内ではスニーカーを履いてましたが、それ以外ではビーサンで出かけることが多かったです) 酔い止め(舗装されてない道+トゥクトゥク は結構揺れます。酔いやすい人は必須)
日焼け止め
粉洗剤、ハンガー(じゃぶじゃぶ手洗いした後に、干す。ホームステイ先では干す場所がありましたが、ボランティア前後に観光で旅行していたので、ハンガーも持参して部屋干ししてました。
その他、便利だと思うものは:
たまに、日本の味が恋しくなった時は、(悪くなりにくい)梅干しを持って来ればよかったなと思いました。
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
気温はだいたい28度くらい??で、日中は暑かったけれど、夜間は扇風機でよく眠れるくらいでした。雨季だったらしく、毎日急な雨があり、2回くらいパンツまでびしょ濡れになりました…。
服装は:
半袖Tシャツ+チノパンor ハ-フパンツ、薄手のデニム
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか? いいえ
スリランカの物価に関して
参加時のレートは? 1円= 0.69 ルピー??
購入したものがあればその値段をお知らせください。
スーパーで紅茶 一箱300〜500ルピーくらい??
お小遣いはどのくらい用意し、使いましたか?
ボランティア中はほとんど使用せず(初日にミネラルウォーターボトル大を買ったくらい) あとは、お土産の紅茶を買うのに5〜6千円くらい使ったかと思います。
その他、今後の参加者に何かアドバイスがあればご記入下さい。又、ご自身がスリランカで撮られた写真の説明文をご記入いただき、お写真を添付で(ここに貼り付けなくて結構です)お送りください。
アドバイスではありませんが、迷っている方がいれば、ぜひおすすめしたいと思います。現地のコーディネイターである玲子さん・スリヤンガさん夫妻が丁寧にサポートしてくださるので、心配はありません。ホームステイ先、施設の方 トゥクトゥクのドライバーさん 皆さんとても親切にしてくださいました。
日本とは違い、不便だなと感じる部分もあるかもしれませんが、逆から見てみると 「ほしいものがいつでも何でもすぐ手に入る」「水やお湯、電気がいつでも使える」ことはたしかに便利ですが、便利になりすぎてスリランカにあるようなゆったりと流れる時間が失われてしまったのではないか?と考えることもできます。
豊かな大自然やゆるやかな時間、インドとも日本とも全く違うスリランカンカレー、午後の紅茶やリプトンに使われているスリランカ産の紅茶など 魅力がたくさんあり、また必ず行きたいと思いました。
CECの大吉さまをはじめ、お世話になった皆さま ありがとうございました。
最後に、あなたのことをお知らせ下さい
お名前(イニシャル、ニックネーム可):H
性別: 女性 ご年齢: 20代