参加者の声
ストリートチルドレンの言葉
私がこの二週間のボランティアの中で一番印象に残っていることは、Balay Samaritano Feeding Centerでの少年の言葉です。
そのFeeding Centerには三回訪れたのですが、みな子どもたちはフレンドリーでとても可愛かったです。その中の10代前半の男の子は特に懐いてくれて、訪問する度に飛んで来てくれました。
最 終日のお別れのときに、ふとその少年が私に「お姉ちゃんにはお母さんはいる?お父さんは?兄弟は?」と、家族に関する質問をされたので答え、聞き返すと、 「僕のお父さんお母さんは僕が5歳の頃に家で首吊り自殺をして、兄弟はいないんだ。だから僕はここにいて、家族はいないんだ。だからお姉ちゃんは僕のお母 さんね!」と笑顔で伝えてくれました。
私 はそのときすごく衝撃で、どんな返事をしたのか覚えていません。フィリピンの人たちは、自分のしたことはいつか自分に帰ってくるという宗教の教えからいつ も笑顔でした。その少年も思い返すのも辛い出来事なのに笑顔で私に伝えてくれて胸が苦しくなりました。彼らは私が生涯味わった事もないレベルの辛く悲しい 経験を耐え生きてきた非常に強くたくましい子たちでした。
彼らの笑顔に逆に私たちが毎日元気をもらってしまいました。
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セブ地域開発活動ボランティアプログラムは春休みと夏休みのグループ参加を原則としておこなっていますが、個人やグループで参加されるかたがたにも参加していただけるように、アレンジできます。