海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者の声

セブ・貧困地区教育活動

ストリートチルドレンの教室で・・

子供達は笑顔とパワーに満ちあふれていました。
こちらが休む暇を与えてくれない程、色んな子供達が私のあとを走り回ってついてきてだっこやおんぶ、アルプス一万尺をやろう!!と求めてきました。

7歳くらいまでの小さい子供達は「How old are you?」や「Do you have any brothers or sisters?」などの
簡単な質問も分からない子達が結構いました。

英語の単語カードを持っていって絵を見てその単語を英語で言うというアクティビティをやったのですが
意外と皆単語力があってほとんど正しく答えられていたことに驚きました。

また、10個正しく言えた子にはカラーペンをプレゼントしました。その場ではとても喜んで使ってましたが
次の日は誰も持っていませんでした。なくしたのか売ったのかどこかに置いてきたのかは分からないのですが、物を上げることはそこまでgood ideaではないのかなと思いました。
それよりも、一緒に遊んであげる、何か教えてあげることの方が子供たちのためになるのかなと感じました。

3日目には年齢層が高めの子達15人くらいを集めて足し算や引き算、かけ算、割り算の算数を教えました。
日本の子供達のレベルと比較すると信じられないくらい計算力が低いことに驚きました。学校に行けていないので仕方ないのですが、それでも。

ただ、3分の1くらいの子達は問題を出すと真剣に解いて正しい答えを出せていました。
普段はあまり私に寄ってこないクールな感じのティーンエイジャーの子達も算数の問題を出すと
一生懸命解いて、正解すると次の問題!と熱くなってくれたことが嬉しかったです。
4、5人はすぐに興味をなくし、床に寝たり動き回って私の邪魔をしたり他の子をおちょくっ
たりして皆をコントロールするのは至難の技でした笑

今まで色んな生徒さんを教えてきましたが、こんなに扱うのが難しいクラスは初めてでした笑

子供の性格や特徴という点でいうと、礼儀やマナーが0なので他のボランティアの子供達と比べても
一番扱うのが大変でした。物を見せると皆で喧嘩して取り合いになりますし、我慢して待つということが
できない子供たちがほどんどでした。

でも、子供達のきらきらした純粋な目と笑顔、好奇心に満ちあふれた姿には心打たれるものがありました。
また、元々ストリートチルドレンで援助を得て今大学に行っている子達が、子供達を指導したりヘルプ
したりする立派な姿を見て、教育でここまで人は変われるんだととても感動しました。
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今回のボランティアを通じて、世界中でもっと自分ができることがあると気づくことが
できましたし人生に対する考え方が変わりました。
今まではストリートチルドレンの子供達を見ると、可哀想に思ったり、申し訳なく思ったりしていたのですが
そうではなく、今回のような実際に子供に触れ合って一緒に遊んであげる、何かを教えてあげることが
本当の意味での貢献なのだと思いました。

現地に行って現実を目の当たりにしてり、子供達と接したりして感じること、考えることも多かったのすが
コーディネーターの2人からも沢山のことを学ばせて頂きました。
仕事の範疇を超えて、本当の友達のように私たちのことを考えて接してくれる2人の姿に感動しました。
また、2人がフィリピンが抱える問題や文化、どうやったら意味のある貢献できるのかといったことも
色々と教えてくれました。
2人のサポートがなければ今回のような充実したボランティアはできなかったと思います。
2人には感謝してもしきれないということをお伝えください。

これからも継続的に、できれば年に1回くらいはボランティアの旅に行きたいと思ってます。
なのでこれからもお世話になると思います。

どうぞよろしくお願いします。