海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

バリ島・ウブド特別支援学校 9月

ウブド特別支援学校の参加レポート(モニター参加)。

■参加された国名
インドネシア

■参加期間
9/8-9/16

■参加の動機
大学生のうちに行きたい国へ行き、現地の人と密な関係を作りたかったため。海外で初めてのボランティアを実践したかった。

■ボランティア活動について
私はインドネシアバリ島のウブドという場所へ行き、午前中は特別支援学校でお手伝い、午後は日本語を教えていました。活動日は9/10,9/12,9/13,9/14の4日間、活動時間は10時~12時、14時~16時の4時間活動していました。私たちが活動する場所は、いろんな国の方々がボランティアとして参加しており、中にはインターンシップとして長期の方もいました。午前中の特別支援学級では、生徒が集まり次第朝の挨拶を先生がはじめ、体操を始めます。ウブドの生徒たちはとてもフレンドリーで毎日挨拶、お礼をしてくれます。朝の体操は軽いダンスで40分ほど行われ、これを行うだけでもかなり汗ばみます。体操の後は英語の勉強をします。私は生徒がきちんと授業を受けられるようサポートし、わからないことはその都度教えていました。午後の授業では、通常の学校を終えた生徒たちが集まり、日本語を勉強していました。私は11歳の女の子たちに簡単な日本語を教えることになり、正直ここまで自分で考えてやるとは思っていなかったので、初日は子供たちの積極性に助けられました。2日目、3日目は、自己紹介として使えるフレーズをそれぞれ英語で考えてもらい、日本語に翻訳、そして覚えてテストをしたり、拙いながらも子供たちと打ち解けられる授業ができたかなと思います。海外に行くたびに思いますが、海外の人たちはとても積極的で自分の意見があり、自分を成長させてくれる環境だと実感します。

■滞在先について
私たちが滞在したホテルでは、同じボランティアに参加している海外のかたがたくさん止まっていました。ホテルというよりは小さい家が敷地内にあり、それぞれのグループが滞在しているといった感じでした。お部屋はとてもきれいで、3人部屋でした。ベッドは虫をよけるためのカーテンがあり、夜は安心して就寝することができました。お風呂は水が強く出なく、髪の長い女性は苦労していました。トイレは紙を流せるホテルでしたが、水を自分でためる必要がありました。夜中は鶏や虫、その他動物の鳴き声が非常に騒がしく、ウブドのホテルに滞在した初日はかなり悩まされました。滞在先では朝昼晩すべて提供され、大皿から自分の皿に取り分けるという形でした。毎回フルーツが出てくるため、フレッシュな印象です。私が特にお気に入りだった料理はナシゴレンにピーナッツを使ったソースを絡めて食べる料理です。ホテル周辺には歩いて10~15分の所にランドリー、コンビニがあるので、特に不便することはありませんでしたが、ショッピングやレストランに行くには交通手段なしには不便だと感じました。洗濯は滞在中1回だけしました。周りに住んでいる方々はとても優しく必ず微笑んでくれます。ホテル周辺に関わらず犬がたくさんいるので、夜活動するときは吠えられたり怖いシーンもありました。

■その他の感想
まず、現地で使ったお金は合計で4万円ほどです。私たちはバリ島で楽しめるツアーはすべて参加したので、少し高くついていますが、外食をしたりお土産を買ったりするだけだったら1万5千円ほどで足りるかなと思います。マリンスポーツ(ダイビング、パラグライダー、ジェットスキー、ドーナツボート)に約1万8千円、ラフティングに5千円、お土産に1万円、外食に5千円ほど使用しました。私は犬にかまれてしまい、現地で側予防接種をしたため、さらに1万円ほど使用しました。不満として挙げられるのは、交通手段が車やバイクしかないので、ボランティア終了後に暇な時間ができてしまうことです。子供たちも家に帰ってしまうので遊ぶこともできず、ただホームステイに帰り疲れをとるため休んでいることがほとんどでした。私が一番印象に残っていることは各地での出会いです。このプログラムをはじめから最後まで見守ってくれた一家と、ボランティア先で出会った子供たち、観光先で出会ったバリニーズは本当にみんな優しく、みんなに支えられた一週間でした。このプログラムを進行してくれた家族とは、特に深い関係になることができ、次バリに訪れた際もぜひ泊まってくれとおっしゃってくれました。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
ホテルでは下着や靴下、ハンカチなどの小物類は手洗いになります。なので、小さい洗濯干しやハンガー、洗剤などを持参すると便利です。あらゆるところでトイレットペーパーがないことがあるので、ティッシュと捨てるための小さいビニール袋を持ち歩くといいです。また、マリンスポーツをするための水着、そして海やホテル内を移動するための簡単な靴やサンダルが役立ちます。ラフティングをする場合は、川にいったん降りることがあるので、簡単に脱げないきちんと固定されるサンダルを持っていくことをおすすめします。また、到着日に合流しやすいよう、前もって詳しい集合場所を聞いておくと到着後スムーズにいくことができると思います。私は合流がうまくいかず2時間ほど空港でさまよっていました。