参加者レポート
ホーチミン日本語&障がい孤児 9月
ホーチミン日本語&障がい孤児の参加レポート。
■参加された国名
ベトナム
■参加期間
一週間
■参加の動機
同じアジアの中の国の文化に触れてみたかった。興味のある教育に関するボランティアができるプログラムであったため。
■ボランティア活動について
訪問した施設は、KyQuang寺の孤児院とわかば日本語教室。孤児院で活動したのは2回。午前9時にホテルを出発して、到着してから10時までは幼児の部屋(男女分けられているうち男児の部屋)で遊びの相手をした。子どもたちは非常に人懐っこく、すぐに手を広げて抱いて欲しいポーズをとる。2日目からは顔を覚えていて、前日に遊んでもらった人のところへ行く様子が見られた。10時になると障害児の部屋へ移動して食事補助の仕事になる。私たちのほかにも多様なボランティア団体からボランティアが来ていた。食事を配膳している机の前で待っていると現地のスタッフの方が誰に食事を与えれば良いか教えてくれる。ボランティアの人数があまりにも多いとご飯をあげるわけではなく、その補助に回ることもある。11時過ぎごろボランティア終了になる。わかば日本語教室では4回活動した。アンさんの指示のもと一対一で教科書の読みの練習をする。活動時間は月水金は午後4時から8時半まで。火木は午後4時から5時半まで。日本語の意味を説明するのが非常に難しかった。英語が通じる生徒さんには英語で、通じない生徒さんにはジェスチャーで伝えた。日本から漫画やおりがみを持って行ったので、生徒さんにあげたり教室へ寄付してきた。ここで仲良くなった生徒さんとお茶に行ったり、ご飯を食べに行ったりした。非常に楽しい時間を過ごすことができた。
■滞在先について
滞在先の部屋に初めて入った時は日本のホテルとの差に驚いた。1日目は、バイクの音にも慣れず、眠れない夜を過ごしたが、すぐに環境に慣れたのか2日目からはぐっすりと眠ることができた。部屋の掃除も毎日してくれる。日本からトイレットペーパーやバスタオルを持って行ったが、全てホテルの備品で間に合った。困ったことは、急にトイレの電気が消えたこと(次の日には電球が交換されていた)、部屋に虫が出たこと。ホテルの管理人さんには英語もあまり通じないためジェスチャーで鍵をもらったり、指差し手帳を示して伝えた。
ホテル周辺にはたくさんお店があるため、食事に困ったことはなかった。日本語教室の生徒さんに連れて行ってもらうお店も歩いていける距離だった。少し歩くと大通りに出るため、バスにも乗りやすく、街へ何度も出かけることができた。カフェもいくつかあり、一緒に参加した友人と休憩がてら行くこともあった。美味しいカフェモカを飲むことができた。店員さんも若く、フレンドリーで入りやすかった。比較的若い人には英語が通じることが多いので、英語で話せる人が出てきてくれることが多かった。ベトナムの食事は安くて美味しい。気をつけるべきなのは唐辛子と香草だ。唐辛子は非常に辛いので、辛いものが苦手なのであれば抜いてもらうべきだ。香草はいろいろな種類のものがあったが、試しにかじってみるくらいがちょうどよかった。少し癖のあるものが多かった。でもどちらも抜いてしまえば、日本人でも十分に食べられるし、美味しく食べることができた。
■その他の感想
私が行った時、すでに前の週から活動しているボランティアが3人いたため、彼らに頼ることが多かった。どう日程で私を含め3人行ったため、ほとんどこの6人で行動していた。朝は8時にホテルのロビーに集合して朝ごはんを食べに行った。9時にホテルにタクシーを呼んで孤児院に向かった。ボランティアの人数が多いと運賃を割ればバイクタクシーよりも車タクシーの方が安いため、車タクシーを利用した。孤児院ボランティアが終わると昼ごはんを食べに行った。街に出て食べることもあれば、ホテルまで帰ってきてコンビニや周囲のパン屋で済ませることもあった。孤児院からの帰りはバスで移動した。土日は、ボランティアがないため、観光とお土産を買いに街へ出かけた。アーオーショーという有名なショーが日本円で3000円くらいで観ることができ、良い機会なのでボランティア仲間と観に行った。非常に良い刺激を受けた。日本でも公演があるが日本よりも安く、さらにオペラハウスで観ることができるため、おすすめだ。お土産は、ドンコイ通りというたくさんのお土産屋が並んでいる通りとベンタイン市場で購入した。市場は値切りが勝負。日本語が変なわかる店員さんがほとんどなので、コミュニケーションをとると商品を安くしてくれる。一週間の滞在で、食費、観光費用、お土産代すべて合わせてカード無し全て現金払いで日本円で13000円の換金で過ごした。
■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
ベトナムに持って行くべき物は、ダントツでウェットティッシュだ。ベトナムの飲食店では、おしぼりにお金がかかる。また、孤児院ボランティアで手が汚れた際にすぐに水道があるわけではない。様々な場面でウェットティッシュは役に立ったので持って行くことをオススメしたい。また、私は現金しか持って行かなかったが、他のボランティアはカードも持っていた。コンビニやスーパー、レジのあるお店ではカードも使えたので、あると便利だし、変に節約に神経をとがらせずに過ごすことができるかもしれない。(最後残金に焦ったため。)虫にも刺されるので、虫除けと虫刺され薬もよく使った。食べ物は怪しいものもらたくさんあるが、いろんなものに挑戦すると楽しかった。私はお腹を壊すことはなかったが、ボランティア仲間の中には壊している人もいたので、自己管理は大切になってくる。