海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

バリ島ボランティア&文化体験 9月

バリ島ボランティア&文化体験プログラムの参加レポート。

■参加された国名
インドネシア

■参加期間
2018/9/6〜2018/9/14

■参加の動機
バリの生活を実際に体験してみたかった

■ボランティア活動について
幼稚園3回、孤児院3回、身体障害者施設1回、日本語教室1回訪問しました。どこの施設もボランティアを歓迎していただき、ありがたく活動させていただきました。
幼稚園では幼稚園のカリキュラムに従って一緒に遊びました。持参した玩具は使いませんでした。
孤児院では持参したサッカーボール、折り紙、シャボン玉、風船を使って遊びました。みなさん、日本人から折り紙を教えてもらった経験があるかたも多く、折り紙には興味を持って遊んでくださいました。サッカーボールは男の子たちに大人気でしたが、当然、一緒に遊ぼうと言われるので、体力が必要です‥‥。おかし作りではホットケーキ+あんこ、きなこを提供しました。コンロが3個あるだけで、オーブントースターや電子レンジはないので、コンロで作れる料理を考えていく必要があります。身体者障害者施設でも折り紙をしたら近くにいた方々に興味を持っていただけて集まってきてくださいました。日本語教室では、教室のカリキュラムに従い生徒さんのフォローをしたあと、数名のグループに分かれて日本語と英語とインドネシア語を交えて雑談をしました。
施設側からどんなことを求められているのか模索しながらの訪問となりましたので、もう少し具体的な施設の状況や、過去の事例などを事前に教えていただけると活動しやすいかと思います。

■滞在先について
ウブドのゲストハウスは、素朴で落ち着ける場所でした。朝食も毎日ちがう料理を出していただき、お湯が出ないときはすぐにボンベを交換してくれる、テイクアウトした食事用にスプーンを貸してくれるなど、細かな気遣いをしていただき、快適に過ごしました。周りにコンビニ、スーパーがあり軽食や日本では見ないような地元の食材、お土産品などが調達できます。徒歩10分で行けるウブド市街地には南国感あふれるお洒落なカフェや安価なバリニーズマッサージ(1時間1000円以下!)もあり、探索も楽しめます。食事は麺または米がメインのものが多く、日本人にとって親しみやすい食事が多いのではないかと思います。ウブド市街地内にラーメンや唐揚げの食べられる日本食屋さんもあります。私は日本食が恋しくなることは全くありませんでしたが、フィルタを使わないで上澄みだけを飲むバリコーヒーは飲みづらく、普通のコーヒーが恋しくなりました‥‥。
日差しは暑いですが、気温と湿度はさほど高くないので、屋内や日陰に入ると涼しいです。ゲストハウスの軒先のソファでまったりするのは大変に気持ちよい時間でした。地元の人たちも軒先に座っていることが多く、みんなのんびりとした印象です。

■その他の感想
滞在先のゲストハウスおよびホームステイ先のオーナーさん、毎日送迎してくださったドライバーさんはとても親切で、親戚のように親しくしていただきました。ホテルに泊まるのではなく地元の方のおうちに止まらせていただいて、日常生活を見せていただいたのは、大変良い経験になりました。滞在先の家族の方は、日本語は勉強中とのことで、あまり通じません。英語も通じる人と通じない人がいます。最近のカリキュラムでは高校で英語を教えるらしく、現在高校生のひと、観光産業にたずさわっている人には英語が話せる人もいます。身振り手振りと、カタコトのインドネシア語、そしてスマホのGoogle翻訳を駆使してバリの生活のこと、料理のこと、お祈りのことなど、いろんなことを教えてもらいました。日本人だけで旅行していたら挑戦しないであろう屋台の食べ物や、地元のフルーツ(スネークフルーツやドラゴンフルーツ)を食べる機会もあり、現地の文化に触れる貴重な経験となりました。
使用したお金は自由行動日のオプションツアー、お土産など全て含めて30000円でした。物価は安いです!が値札の書いていない店ではぼったくられることもあるので、気をつけたほうが良いと思います。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点等
ボランティア先の方、および現地スタッフの方との会話はインドネシア語が多くなります。現地の人とコミュニケーションをした方が有意義な活動になるので、インドネシア語の勉強をしてくか、指さし会話帳必携です。どんどん話しかけましょう。バリの食事でお腹を壊す人もいるので、万が一の場合に備えて現地で病院に行けるように保険に入り、保険に対応している病院の調べ方を確認しておくと良いと思います。また子供と遊んでいるとつい頭を撫でたくなりますが、バリで頭を撫でるのはタブーです。人懐っこい犬が多いですが、犬を撫でると噛まれます(しかも狂犬病の予防接種の仕組みがないので、噛まれたら即病院行きです)。文化の違いを理解し尊重することで、お互いに楽しめる時間を過ごせるのではないかとおもいます。