海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

直感でベトナムを選びました。

参加者;Sさん 2016年9月参加(20代)

【 参加した国 】:ベトナム

【 参加しようと思ったきっかけは? 】:

もともと東南アジアに興味があり、大学で福祉を学んでいるため、ベトナムの日本語学校と孤児院でのボランティアに一番興味を惹かれたから。

絶対にベトナムに行きたい!というような強い動機はなかったです。各国のプログラム内容を見比べて、直感でベトナムを選びました。

【 活動内容と、その活動時間等 】:

1日目 夕方の便で到着。ホテルやコンビニを案内してもらった後、時間が余ったのでそのままわかばへ

2日目 朝8時半からオリエンテーション 近くのスーパーや両替所、孤児院を見学後、午後からわかばへ。

3日目 朝9時にホテルからタクシーで孤児院へ。11時半まで活動。午後は3時半から5時半までわかばで活動。

4日目 この日はベトナムの建国記念日のため活動はせず、サイゴン教会などの市内を観光。

5日目、6日目 休日のため、観光に。クチトンネル、メコン川のツアーに1人で参加。

7日目 最終日。朝8時半にホテルからバイクタクシーで孤児院へ。11時半まで活動。午後1時半頃チェックアウトし、3時頃から8時までわかばへ。

◎孤児院

合計2回行きました。1回目は健常者の小さい子どもの部屋へ。折り紙や紙風船を持っていきましたが即完売。一瞬でなくなりました。一緒に遊んで、掃除を手伝って帰りました。

2回目は障害を持った子ども達の部屋へ。一緒に遊び、食事の介助をしました。介助が終わったら活動は終了。お昼寝前に退出します。

ベトナム

◎日本語学校 わかば

教室に来る生徒さんに一対一で教えます。教える内容はアンさんがその都度教えてくれます。例;教科書の文を一緒に読む、1~99までの数字の読み書きを教える 等

【 参加期間中の面白い発見、感動したエピソード(字数無制限) 】:

◎ベトナム全体を通して

日本とは比べ物にならないほどの熱気や活気を感じました。空港に降り立った瞬間から空気が日本とは違うように感じました。街全体が生きてる!と言った感じ。それほど活気がありました。

ベトナムの朝は早く、毎日朝5時半に近くの教会の鐘が鳴り、それと共に人々も起床しているようでした。かと思えば夜の9時過ぎになっても家や店の外で大勢で小さなテーブルを囲み、楽しそうに食べている人達もいたり。いったいベトナムの人はいつ寝ているのだろう。。と不思議でした(笑)

さらに、バイクの量。事前にバイクの量がすごいという事は聞いていたのですが、それでも圧倒されました。

特に大通りに出ると見渡す限りバイクバイクバイク!私も何度か乗りましたが本当に楽しいです。一度乗って私は病みつきになりました(笑)機会があったらぜひチャレンジしてみて下さい。

◎孤児院

とても自由な雰囲気です。乳幼児や障害者などたくさんの部屋があり、どの部屋に行ってもOK。中には枯葉剤の影響と思われる赤ちゃんもいて、言葉が出なかったです。障害を持った子達の部屋は1度しか行けなかったのですが、1人とても私をしたってくれる男の子がいました。話しかけるとずっとニコニコしてくれて、なんだかこちらが安心する空気をまとった男の子でした。もっともっと行きたかったな。ただ1つ、孤児院で読み書きなどの教育は受けられているのかという点が気になりました。就労支援などきちんとされているのでしょうか。

◎日本語学校 わかば

本当にわかばには思い出がたくさん詰まっています。毎回違った生徒さんを教えていたので、たくさんの人と友達になる事が出来ました。年代も、学ぶレベルも毎回バラバラなため、本当に刺激的でした。

カフェに連れて行ってもらったり、マンガの話で盛り上がったり、娘さんの動画をニコニコしながら見せてくれた方もいました。日本語を教えるという初めての体験に始めは戸惑いましたが、教えているうちに自国の言葉に誇りを持てるようになりました。

たいていは辞書などを使って伝えることができましたが、中にはこんなの日本人でもわからないよ!というような言い回しを勉強している人もいてびっくり。

何人か日本に留学に来る生徒さんがいるようで、日本で会う約束をしました。今から再会が楽しみです。

◎観光

土日を利用して、クチトンネルとメコン川の英語ツアーに参加しました。1人参加だったため少し不安だったのですが、素敵な出会いがたくさんありました!

(ただガイドさんの説明はちんぷんかんぷんでした(笑))

メコン川では到着したのが日中だったため、本当に暑く、帽子が欲しくてたまりませんでした。そんな時上陸した島の入り口に大量の傘帽子が!もう買うしかないですよね。商売上手だなーと感心してしまいました(笑)

また、バスの座席がとなりになったべトナム人のお母さんと仲良くなり、一緒にボートに乗ったり、食べ物を分けくれたりしました。英語も通じなかったため、ほとんどコミュニケーションは取れなかったのですが、目があうとニコッと笑いながら、手を握ってくれました。言葉の壁は笑顔で越えられるのだなと実感したひと時でした。途中で私がはぐれると、必死に探してくれたりと、まるでわが子のような対応に涙が出そうになりました。ベトナムのお母さんはあったかいですね。

ベトナムベトナム

◎最終日に

最終日に孤児院まで送ってもらった運転手さんがとてもフレンドリーな方で、仲良くなりました。時間が空いているとの事で孤児院で一緒にボランティア活動をし、そのままご飯へ。それだけでも充分なのに、ドリアンなどの果物をプレゼントしてくれ(とても臭かった(笑))さらに空港へお見送りにまで来てくれました。

最終日にこんな事があるなんて!孤児院の帰り道に、少し拙い日本語で「あなたのここは(心臓を指差して)良いです。(心が優しいです)」と言われた事は忘れられません。今でも毎日Facebookを使って一緒に日本語を勉強しています。

素敵な出会いに感謝!!!

ベトナムベトナム

【 今回の参加で感じた現地(人々等)の良い点 】:

ベトナムは日本人にとても優しく、こちらが笑いかけると笑顔を返してくれます。

それがとても嬉しくて、滞在中はスマイルを振りまいていました(笑)

また、同年代の子がとてもフレンドリーで、ホテルのロビーとサイゴン教会で同世代の女の子が声をかけてくれました。二ヶ所とも、第一声が「こんにちは!日本人ですか?」で、 なんでバレるんやろーと思いつつ(笑)、写真を撮ったり連絡先を交換したり。。とても楽しかったです。

さらに、私が会ったベトナム人はおしゃべりな人が多かったです。一度話が始まると、もう止まらない!とても早口で、大声で笑いながら話してる様子は見ていてなんだかうきうきしました。私も交じりたかった!

【 現地で感じた不満点 】:

◎ホテルについて

ステイ先のホテルは部屋も広く、クーラーやテレビ、冷蔵庫などもあり、とても快適でした。シャワーはきちんとお湯が出るし(出ない部屋もあったそう)wifiも完備◎

バスタオルやシーツなども毎日取り替えてもらえます。

ホテルの方も日本語は通じませんが、とても優しくいつも笑顔で応対していただきました。そのため不満は何もありませんでした。

◎タクシーについて

ただ1つ、市内で流しのタクシーに乗った際にipod touchを運転手に盗まれるといったトラブルに遭いました。

ベトナムで安全と教えられていたMAI LINHタクシーでの事だったので私自身気を抜いてしまっていました。。

タクシー、バイクタクシーを使う際はホテルの人などに呼んでもらうのが◎。特に流しのバイクタクシーは大金をふっかけられてしまう事があります。出来る限り乗らないようにして下さい。また、タクシーに乗る際は運転手さんの名前と車体番号を必ずメモしておくこと。盗難に限らず、忘れ物をした際もこれらが無いと泣き寝入りする事になってしまいます。あとは降りる時に貴重品類があるか、きちんと確認する事ですね^^

でもこれらの事を注意すれば大丈夫だと思います。運転手さんとの会話を楽しむのも旅の醍醐味!

中には英語、そして少しの日本語を話せる方もいるのでぜひいろいろ話して見て下さい。

【 今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)をお願いします。 】:

◎持ち物

・ウエットティッシュ

必須です。ベトナムのレストランではお手拭は有料です。孤児院での食事介助時にも役立ちます。

・洗剤

私は1週間の滞在だったため、洗濯物は自分で洗いました。1回で十分足ります。

・殺虫剤

ホテルは本当に快適なのですが、虫は、出ます。

私は最終日にゴキブリに遭遇してしまいました。ただ、出る部屋、出ない部屋があるのでそこは運ですね。

メコン川など自然地帯に行く人は虫除けスプレーがあるといいですね。

・雨具

かさ、レインコートは必須です。でも私はあまりスコールには遭遇しなかったです。

・お腹の薬

初日に路上で買った生春巻きがあたり、ずっとトイレにこもっていました。お腹の薬、特にビオフェルミンは強い味方です。毎日飲んでいました。

街中の排気ガスで喉がやられる事もあるのでトローチもあると便利ですね。

・帽子

暑さに耐え切れずメコン川で麦わら帽子を購入。本当に日中は暑いです。

・ドライヤーやシャンプー、化粧品等

・メモ帳とペン

日本語教室での生徒さんとの交流時に大変活躍します。私は名前を書いてもらったり、ベトナム語を教えてもらったりしました。あと日記代わりにも使っていました。

・電子辞書orグーグル翻訳アプリ

日本語学校で相手に言いたいことが伝わらない時に大活躍します。わかばはwifiがありますが、電波が弱い時があります。そんな時は電子辞書の出番ですね。

・日本のおかし

私はべっこう飴を持っていきました。日本のおかしだと言って渡すととても喜ばれます。ただ甘すぎるというクレームもいただきました(笑)

・日本のおもちゃ等

孤児院では、紙風船、シャボン玉がとても喜ばれました。日本語教室には、けん玉を持っていったのですが、すでに置いてありました。折り紙も好評でしたが、1番好評だったのがマンガや週間少年誌JUMPの付録やポスターなど。ベトナムでは名探偵コナンやドラえもん、ONEPIECE、ナルトといったマンガが人気のようで、特に男の子達が大興奮してくれました。

・マスク

街中を出歩く時はあった方がいいかも。

・名札

名札があると名前を覚えてもらいやすいと思います。

☆あ!これ忘れた!という物があってもたいていの物はスーパーなどで買えるので大丈夫です。

◎服装

基本半そで、長ズボンで過ごしました。

孤児院に行く時は特に汚れても良い服が◎。

◎お金(目安)

現地で使う携帯(レンタル) 200000ドン(1000円)

水(500ml)        10000ドン(50円)

バス           6000ドン(30円)

タクシー(ホテルから市内) 10万ドン(500円)

バイクタクシー(ホテルから孤児院) 4~5万ドン(200~250円)

屋台     15000~20000ドン(75~100円)

食堂 30000ドン(150円)

レストラン 80000ドン(400円)

◎総額 15000円(1週間)クチトンネルとメコン川、二ヶ所もツアーで参加しましたが問題なく足りました。むしろ50万ドン(2500円)ほど余ったので空港でお土産をたくさん買いました。

◎アドバイス

最初は不安もたくさんあると思いますが、大丈夫!

コーディネーターのアンさんをはじめ、たくさんの人が助けてくれると思います。本当にベトナムの人は優しいです。

日本語学校では、日本語を習いたての人もいるので、出来るだけゆっくり話すといいかもしれません。ただ日本語の読み方を教えるだけでなく、日本の事をたくさん伝えて下さい。例えば、文中に大阪、という言葉が出てきたら、「大阪って知っていますか?こんな所ですよ」と写真を見せたりすると、喜ばれます^^

また、私お腹が弱いかもという方はレストランで食べることをおススメします。でも1回は屋台もチャレンジしてほしい!果物やヨーグルトも美味ですよ。

きっと帰る頃には、一生忘れられない思い出になると思います。私は帰国した次の日からずっとベトナムシックです(笑)それでは、素敵な旅になりますように!いってらっしゃい!