海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ネパールのよさ、温かさを強く感じました

◆参加期間◆  2016年 2月 14日 ~ 2016年 3月 14日まで (4週間)

◆参加の動機◆
大学で特別支援教育について学んでいて、途上国の特別支援教育にも興味があったから。

◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供2人  おじいさん おばあさん           
ペット: 無
食事: 非常においしかった  

生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
停電(この間は水しかでない)スケジュールやセレモニーなどの関係もあり、おふろに入れたのは、ひと月に2回で、洗濯も週1回だけでした。

電気も乾季のため、1日13時間 停電していました。ガスも不足している様子でした。 

感想:
20日間おふろに入れなかったというのは、日本では考えられないことだと思います。
髪はかなりオイリッシュになってきますが、毎日体を拭いていれば、何日か同じ服を着続けていても意外と平気になってきます。(感覚がネパール人に近づいたのでしょうか(笑)) 

◆ボランティア活動に関して◆
どちらで活動されましたか:Patan CBR 

活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
4weeks 10時から15時 

day careクラス、autismクラス、studyクラス、vocationalクラスの4つのクラスに分かれていて、私は一通りのクラスをみて、主にday care クラスで活動していました。
CBRでは、先生方が重度の子どもたちに対して1日中ほど何もしていないという点が気になりました。これについてスタッフの方に質問をしてみると、「彼らはできないから」というような内容の答えが多くかえってきました。 ネパールでは、特別支援教育やそれに類するものを学べるところは、まだほとんどなく、やはりまだ必要な知識やスキルが十分に備わっていないスタッフも多いように感じました。
しかし、CBRの方々は、ボランティアなどの意見をもとに、施設をよりよいものにしていこうとする意欲や柔軟性をとても強く持っていて、それは私たちも見習わなければいけない点だと思いました(日本では少し柔軟性に欠ける面があるような・・・)。 
なので、気づいたことや意見などがあれば積極的に伝えるといいと思います。            

ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は: 徒歩20分 

◆英会話or ネパール語レッスンに関して◆
良かった
感想:
ロビンさんの英語は日本人にとって大変聞き取りやすいものでした(長年日本人と話しているためとおっしゃっていました)。 最後のほうは質問もなくなってきてしまいましたが、その日にあったこと、日本でのこと、将来のこと、などなんでも自由に話していました。

◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは:
ウェットティッシュ、ポケットティッシュ、懐中電灯、織物用シート(ティッシュが捨てられないところでは役に立ちました)、水のいらないシャンプー(数日に一回は使いました)、使い捨てマスク(砂ぼこりや排気ガスがひどいので、慣れないうちはつけていてもつらい時がありました)、消臭スプレー(少しにおいが気になる時にしていました)  

その他、便利だと思うものは:
持ち運び用の小さなウェットティッシュ・・・足りなくなって現地調達しましたが、小さいウェットティッシュは日本で買ったほうが安かったです。(10枚入り 65ルピー~) 

◆キルティプル観光に関して◆
感想: 震災のため、ブンガマティ観光にかわりました。 

◆カトマンズに関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
タメル・・・ おみやげ屋さんや日本料理店などがたくさんあります。ただ、客引きには注意が必要です。一度話してしまうと振り払うのが大変でした。 
ボダナ―ト・・・  ストゥーパ(仏塔)は震災の影響で一部崩壊してしまっていましたが、雰囲気はとてもよかったです。 
スワヤンブナート・・・ 丘の上からカトマンズの町が一望できて素敵な眺めでした。              
ねぱーるがねーしゃの斜め前にある両替屋さんは、日本語が話せてフレンドリーなのでおすすめです(小銭まできっちりくれます)。 

◆カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください◆
どちらに行かれましたか:
ブンガマティ バクタプル ナガルコット   

手段、かかった時間、費用は:
ロビンさん、チェイワンさんに連れていってくださいました。 

感想:
ブンガマティは、カトマンズやパタンの町とは雰囲気が大きく異なり、また、震災の影響で、仮設住宅で暮らしている方もまだ多くいらっしゃいました。 この村に来て私は「途上国ってなんなのだろう」と改めて考えさせられました。
ナガルコットは、天候にも恵まれ、とてもきれいな朝日とヒマラヤ山脈が見られました。
行ってよかったです。 

◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか:
2月は、日中は暖かく、夜間は肌寒かったです。 
3月は、日中は半袖でも過ごせるような陽気で、夜間も寒さを感じることはほとんどなかったです。 

服装は:長袖パーカー 長袖ズボン  

◆ネパールの物価に関して◆
ご参加時のレートは:  1ルピー=約(0.92~0.96 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1ℓ 25~35ルピー
切手 35ルピー
ヌードル 20ルピー
クッキー 10ルピー~
クルタ(採寸してもらうと) 1800ルピー~
スパイス24種類 600ルピー
フェルトポーチ 150ルピー 

◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか: はい  
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:
破傷風、A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、狂犬病、腸チフス 

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
プログラムの中に含まれていたブンガマティの観光に行った際、“DISABLED SERVICE ASSOCIATION”という障害児施設を見つけました。 知的・肢体・聴覚・視覚に障害がある子どもが共に暮らしている施設ということで、日本にはあまりないため、とても興味をもちました。
そこでチェイワンさんにその話をすると、見学&お話しを聞きに連れていってくださることになりました。この施設の子どもたちはほとんどが、隣にある通常の学校に通っていて、適切な配慮や支援の上、健常児と一緒に授業を受けています。 私は都合で学校の方の見学には行けませんでしたが、施設の見学やスタッフの方のお話しが聞けてとても勉強になりました。
この機会を作っていただいたチェイワンさんには本当に感謝しています。興味のある方は相談されてみるとよいかもしれません。                                   
ネパールには良い意味で違和感なく溶け込めたように感じました。もちろんひと月の滞在でつらいこと、嫌なことも多くありましたが、それにもましてネパールのよさ、温かさを強く感じました。
今回の滞在で出会ったホストファミリー、CBRの方、新しくできた日本人の友達、すべての人たちに感謝しています。                                               
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ホストファミリー(チェイワンさん宅)   

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チェスタ2度目の結婚

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CBRにて day careクラス

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CBRにて vocationalクラス    

お名前:N.S  性別: 女性      ご年齢:  10代