参加者レポート
日本人のもっていない「見えないもの」
◆期間◆ 2016年 2月 16日 ~ 同年 2月 24日まで ( 8日間 )
◆参加の動機◆
インドからすぐ行けて、インドよりもリラックスできそうだったから。 どこかの「隣国」に行って比較してみたかったから。
◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供2人
ペット: 犬(ダルメシアン)
食事: おいしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
Nibeshさんの家は一般ネパール家庭と違い、停電も断水も基本的にはなく、風呂もお湯が出ます。また、部屋も綺麗で、Nibeshさん自身も日本語が堪能なので、インド式トイレや辛い食事だけ攻略できれば全く問題ないです。
感想:
海外に不慣れな方や、不安がある方には是非おすすめしたいホームステイ先でした。ホストファザーのNibeshさんとは日本語での会話が可能なので、何かを伝えることも容易にできます。また、長女は英語が堪能で、長男は日本の男の子のような容姿でとてもかわいかったです。犬(確かココ?)もとても人懐っこく噛むようなことは決してありませんでした。
◆ボランティア活動に関して◆
どちらで活動されましたか:イノベイティブ日本語学院
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
朝7時過ぎから始まる授業に出て、午前10時過ぎくらいまでに3クラスほど行った後にランチと観光をし、午後は5時くらいから6時過ぎまで行い、その後帰宅というような形で、祝日の土曜日やオプショナルツアーの日以外は毎日活動していました。
日本語のネイティブの発音を教えるために私が音読して繰り返させるという形が多く、私1人で授業を行うようなことはなく、あくまでアシスタントという形でした。
「みんなのにほんご」というテキストがあり、何回か授業を行っていくと一通りの流れが分かった気がしました。私たちがフィーリングで理解している部分を生徒は法則のようなもので覚えるので、こちらの方が日本語について学ぶ部分もありました。
また、一通りテキストを終えた生徒でも会話はまだまだなので、こちらが簡単な質問をしたりして会話するような形をとれば面白いと思います。
生徒は10代後半、20代が多く、年齢の近かった私は気が合ってとても楽しかったです。
ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
Nibeshさんが日本語学院の校長先生なので、彼と一緒に車で10分くらいかけて活動先に行っていました。
帰りも同様だったので、交通費はゼロでした。
◆英会話レッスンに関して◆
非常に良かった
感想:
ネパールについては全くの無知だったのでネパールの歴史や文化、国旗の意味や観光地などいろいろなことを知ることができてとても良かったです。
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは:
ネパールのガイドブック、ネパール語のテキスト、スポドリの粉(お腹下したとき)、おかゆなど湯煎でいけるレトルト、オフラインで使える翻訳アプリ、液体洗剤
日本からの下痢止めや整腸剤は効かなかったです。
その他、便利だと思うものは:
ポケットWifi(インターネットが常に使いたい人はぜひ)
◆カトマンズに関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
Bhat Bhateni(でかいスーパーマーケットでお土産も買えます)。
カトマンズは至るところに寺があり、四方八方を山に囲まれ、どこも観光地という感じでした。
反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:
特に無し。なんとなくみんな優しそうです。
カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:タメル、パタン、ブンガマティ、バクタプル、ナガルコットなど
交通手段、かかった時間、費用は:
日本語学院からでタメルはバスで20分ほど、パタンは歩いて行けます。ブンガマティはホームステイ先から歩いていきました。バクタプル、ナガルコットはオプショナルツアーです。
交通費は忘れてしまいました。すいません。
感想:
タメルとパタンはカトマンズの一部というくくりかもしれませんが一応こちらに書きました。簡単に言えば、タメルはお土産を買うのに最適だと思います。パタンはミュージアムや大きな寺があり、外国人も多かったです。ブンガマティは田舎の雰囲気が素敵でした。バクタプルは古都ということで、歴史を感じました。ナガルコットでの朝の景色は、雲海と太陽のコントラストが最強でした。
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか:
朝・夜は寒かったのですが、ジャケットや厚手のパーカーで何とかなるくらいです。逆にコートとかを着てしまうと昼は25℃くらいまで上がると思うので暑いです。
服装は:
脱ぎ着のできる格好がマストです。朝・夜は移動だけなので、僕はメインで動く昼間向けの薄い格好でいることが多かったです(ヒートテックにパーカーなど)。理想としてはカバンにしまえるくらいの収納性のある上着がいいと思います。
◆ネパールの物価に関して◆
ご参加時のレートは: 1ルピー=約1円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1L 30ルピー
Tシャツ 350ルピー(最初は500くらいで言われます)
ジュース1L 255ルピー(ジュース高い)
◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
ネパールは上述した通り、至るところで歴史や文化を感じることができ、また、先進国の経済的価値観が流れてきている中でものんびりした雰囲気を感じることもでき、とても居心地が良かったです。ないものだらけのはずのネパールには、日本人のもっていない「見えないもの」がたくさんある気がして、そのようなものは無くなってほしくない、先進国の価値観に飲み込まれてほしくない、守っていきたいと思いました。綺麗な景色もあり、桃源郷のようでした。
また、カトマンズから少し歩くだけで田舎の町並みを一望することもでき、その眺めもとても素晴らしかったです。
しかし、そんな一方で震災の後はまだ深く残っており、まるで、昨日震災が起きたような景色もありました。そんな中でもたくましく笑顔で生きる力は本当に素晴らしいものだと思います。
また、ネパール人はインド人のような顔からチベットが近いこともあってモンゴロイド系の顔も多く、ほぼどんな日本人もネパール人っぽいと言われると思います。私自身は外国人用の入場料を払わないこともありました。
ネパールはとにかく雰囲気がとても良く、初めての海外としても是非おすすめしたいです。インドから来た私にとってはインドの喧騒を抜けて、とてもリラックスできた印象でした。
日本人からしたらまだまだ情報量の少ない国ですから、新たに知れることも多く、とても楽しいと思います。ぜひ、日本の忙しさを忘れたくなったときなど訪れてほしいです。そして向こうではあまりせかせかせず、ゆっくり過ごしてほしいです
お名前D・F 性別:男性 ご年齢: 10代