参加者レポート
【モンテッソーリ幼稚園】「個の尊重」を見ました
◆参加期間◆ 2015年 8月 16日 ~ 8月 22日 ◆参加されたプログラム名◆ モンテッソーリ幼稚園
私は、海外旅行好きの保育士です。日本の保育環境だけでなく、他国の保育現場も見てみたい(それもモンテッソーリ教育)そして色々な体験もしてみたいと思い、このプログラムに参加しました。
私が勤務している園は園児が140名います。今回の幼稚園は毎日1クラス10名以下の子どもしか登園せず、まず人数の違いに大きな差を感じました。そして、モンテッソーリ教育の園なので、その教材を使ってworkするということも違いました。集団生活、集団行動が当たり前の生活になっている中、「個の尊重」を見ました。自分でじっくり取り組む、自分の好きなことを選ぶという姿が多く見られました。人数に対して十分過ぎる教材、スペース、1つの活動ごとに机を片付けなくても済む環境が羨ましかったです。
また、教材の1つ1つがとても興味深く、勉強になりました。
子ども達は色々な人種の子がいて、親はまた子どもと違った顔つき、髪の色をしていて、カナダは移民の国ということを、今回改めて痛感しました。持参しているランチボックスも、サンドイッチ、チャーハン、パスタと色々でした。箸を使う子もいました。サークルタイムで世界地図を使った歌を歌ったり、アフリカの動物の話を聞いたり、子どもの頃から他国のことを知ることが出来る環境にあることを感じました。置いてある本の中にも他国のことを紹介している本がありました。これらのことは日本ではあまり見られないことだと思います。カナダの子ども達は様々な人種、様々な環境を受け入れることが出来る柔軟な人になるのだろうと思いました。
私がホームステイさせて頂いたお宅もフィリピンの方のお宅で、カナダに居ながらにタガログ語満載の異文化体験でした。同じアジア人ということで、食事が口に合いました。思いがけず毎日白ご飯を頂くことが出来ました。
日本で働いている私は1週間休みを取ることも大変なことで、やっと子ども達のことも名前で呼ぶことが出来るようになったし、子ども達も私を名前で呼んでくれるようになったのに、もう帰国しなければなりません。あまりに短い期間でしたが、日本の手遊びを紹介して(英訳しました)一緒に遊べたり、折り紙で折った動物を見せたり(先生が動物をとりあげていたので)と活動に参加させて頂いた事は素敵な体験となりました。これらを快く受け入れて下さった先生方に感謝しています。また、今回得たことを日本で活かしたいと思っています。
現地スタッフの方々も気持ちの良い方ばかりですので、プログラムに参加されようと思っていらっしゃる方は安心していらして下さい。何でも教えて下さいます。
最後に、この歳の私を受け入れて下さった皆々様、本当に有難うございました。