海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

私の苦手意識を克服する良い機会に

カンボジア日本語ボランティアグループプログラム

◆参加期間: 2015年3月10日~2015年3 月18 日まで (1週間)

◆参加の動機
私は日本語教師という職業に興味があり、アシスタントという形で日本語学科の生徒と接することができる事、特に自身にとって身近な大学でということに魅力を感じました。また以前から数多くの日本企業が進出している勢いのあるカンボジアを実際に感じたいと思いました。私自身、変化のない大学生活を送る中で将来の目標を探し刺激を求めていた事も参加の動機の一つです。

◆プノンペン滞在に関して
・街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
シェムリアップと比較するとビルや住宅が立ち並び発展していました。初めて訪れ予想以上の人々の活気に驚きました。特に交通状況はきれいに整っている日本と違い子供がバイクに乗っていたり、逆走がある等…また、横断歩道がなく道路の横断には初め戸惑いましたが、それもまた面白く良い思い出になりました。
プノンペンでの日本語教師アシスタントは私にとって大変意義のあるものになりました。実際にカンボジアの学生と英語、日本語を交えて会話する機会があり積極的に授業に参加していくことで、すぐに仲良くなることができました。Facebookで連絡先を交換し、現在もそれを通じてコンタクトを取っています。私は今年3回生になり、日本語教師の資格を取得するための授業を履修中です。

・おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
一番印象に残っているのは、海外式カラオケがある居酒屋さん?です。日本語教室の先生とプログラム参加メンバーとカンボジアグルメを食べ、カンボジアビールを飲み、カンボジアの音楽をBGMに「あぁカンボジアに来たんだなぁ。」と実感しました。また樋口さんといった大学生が利用する売店のようなところでハエがぶんぶんと飛ぶ中食べた豚ごはんもおいしかったです。
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観光名所としてキリングフィールドや王宮、マーケットなどがあり、私たちは王宮とマーケット(ロシアンマーケット)に行きました。トゥクトゥクを自分たちで交渉して乗り(SAさんは値段交渉がうまく、とても心強かったです笑)良い体験になりました。シェムリアップのマーケットと比較すると値段交渉のしやすさ、ぼったくられなさはプノンペンのマーケットのほうがよかったです。(…シェムリアップでは日本語が分かる店員が多く友達と相談しずらかったです。)特にアクセサリー等はプノンペンで購入したほうが種類は豊富だと思いました。またマーケットを散策中、海鮮やらお肉等が売られている所に行き匂いに3人ともやられました!笑 台湾の臭豆腐に匹敵する匂いでした!!
春日先生のお勧めで王宮にもいきましたが服装のことに関してすっかり忘れており、(ショートパンツでした笑)マーケットへズボンを買いに行きました。
ホテルの近くにコンビニのようなお店があるのでそこでカンボジアの商品かはわからないですが、現地の人が何を買うのかを観察しながらアイスやパックのジュースを買ってみても面白いかと思います。とてもおいしかったです。
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◆Hilandホテルでの滞在はいかがでしたか。
クロマーヤマトと比較すると大変快適でした。日本では平均的より少しフレンドリーなホテルだなとはじめは考えていましたが、いかに日本が素晴らしいホスピタリティを感じる国かを改めて感じました。ホテルのスタッフ全員が感じよく、笑顔が素敵でした。
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毎日の朝ごはんもすべておいしかったです。ですが私たちにとっては朝ごはんの量が多すぎて、前の日に明日のご飯はサンドイッチ一人一切れを3人分と伝えたのですが、少なすぎると思われたのか翌日たくさん出てきて、少食の梓さんは朝から顔が死んでました笑。さらに果物が出てきてサービスに感謝しました。カンボジアバナナおいしかったです!
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ハイランドホテルはスタッフさんが本当に素晴らしかったです!!とても満足できる宿でした。立地も大学が本当に目の前で良かったです。

◆ボランティア活動に関して
・メコン大学日本語学科での活動時間・内容と感想をお聞かせください。
大体スケジュール通りの行動でした。早く到着したため一人での活動でしたが先生の協力もあり授業の雰囲気や、カンボジアの学生と早くから仲良くなれたのは良かったです。
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3人そろってからの活動は翌日からでしたが、カンボジアについて次の日の活動は疲れているだろうからお昼ぐらいからで構わないと樋口さんがおっしゃってくださり助かりました。ハイランドで朝食を食べたのち、まずは日本語教師・クラブの事務所に集まり樋口先生の授業に参加しました。一年生のクラスで日本語の初歩的な(あいうえお などのひらがな・カタカナ)を学んでいました。樋口先生はクメール語を交えて教えておられ生徒の理解度が高かったように感じました。日本語の発音や簡単な文で授業内容はすぐに理解でき生徒の横に座り教えることができました。
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次に春日先生の授業に参加しました。2年生?の授業で文法を教えておられ、私たちが日本で習った文法と少し違っていて戸惑いました。(形容詞→イ形容詞・形容動詞→ナ形容詞など)一年生の授業と比べると一気に発展しリスニングやビジネス用語などが出てきて日常会話だけでなくこんな単語も学ぶんだと思いました。
また午後の春日先生が行う、年齢関係なく生徒が集まる30分の日本語の授業は毎日楽しかったです。ここの生徒が一番やる気がある生徒だと感じました。素晴らしい熱意でした。小学2年生ぐらいから大学生まで短時間の授業を一生懸命学びに来ていました。活動最終日にはこの授業でパワーポイントを使用し少しだけ授業をしました。とても良い体験でした。

活動時のお昼ご飯はよく春日先生が作ってくださり(カレー、ラーメン等in春日亭)おいしかったです。夜ご飯に関してもお勧めの場所を教えてくださり(ハワイのお店や日本のラーメン店など)助かりました。
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残念だったこと:あと1日早く来ていたら日本語学校の学生が開催するJapanese Fesに参加できたことです。できれば準備から参加したかったです。授業参加+イベントみたいな…。
学生ともっと授業以外でご飯を食べに行ったり、普段学生が遊びに行くところに連れて行ってもらうなど交流したかったです。私たちから声をかけるべきでした。最終日に午後の生徒と食堂で一緒にご飯を食べ楽しかったです。

◆プノンペンでのマザーハウス孤児院での活動時間・内容と感想をお聞かせください。
ここでの体験は私の苦手意識を克服する良い機会になりました。わたしは子供とどう接すればよいか分からず苦手でした。孤児院に初めて足を踏み入れた時、予想外の年齢層にびっくりしてしまいました。なぜか5,6歳の子供を想像していたので・・・。一気に不安になりとりあえず緊張しながら接していましたが子供も不安なのか泣き出してしまう子もいて焦りました。しかしそこは助産師の梓さん、子供の扱いに長けていました!一気に子供と距離を縮め仲良くなっていきました。私も梓さんを観察しながら接し方を学びました笑。TKさんも子供の接し方が上手で二人から得るものは大きかったです。

◆プノンペン→シェムリアップバス移動に関して
感想: バスの乗り場につきすぐに乗車するのかと思いきや待ち時間が・・ながーーい。とりあえず待合室兼受付に荷物を置き(ロッカーも何もなくとても不安でした)周りをぶらぶら歩いていましたが、朝起きるのも早かったため3人とも公園のベンチに座りボーっとすること何十分、やっとバスに乗り出発。もう少しホテル出発時間が遅くてもよかったんではないかと思いました。バスではWifiや充電器が使用でき快適でした。途中でパンも出てきました(blue pumpkin)これがめっちゃおいしかったです。思わずシェムリアップのスーパーで買いました! 何度か停留所でトイレ休憩をし2回目の停留所で昼食でしたがいつ出発するのかが分からずとりあえずスムージーを注文。私はマンゴースムージーでしたが思い返せばそこで食べたスムージーが一番おいしかったです100%という感じでした。結局15分ほどの滞在で出発しました。バスの中では一人一人が音楽を聴くなど自分の時間を過ごしていました。梓さんは爆睡(笑)

客層はバックパッカーや観光客、主に欧米人の方が多かったです。とくにバスの揺れなどは感じず安全だったと思います。

◆シェムリアップ滞在に関して
・街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
プノンペンを滞在した後に比べると田舎!!という感じでした。ここは観光メインでした。アンコールワットもそうですがパブストリート、ナイトマーケット、スパなどとても充実した毎日でした。観光地ということもあり、町の人々も観光客慣れしており英語、日本語が通じることが多かったです。
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・おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
Blue Pumpkin パブストリート周辺には2店舗ありますが、一つの店舗の(大きい方)一階が食べ歩きもできるアイス販売やテーブル席で、二階が日本の和カフェのような雰囲気で靴を脱いでソファに座るスタイルのお店で落ち着きます。もう一店舗も一階のみですがソファ席もあります。カクテルなども置いてありおしゃれでよかったです。
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The sun 開放的なレストランです。メニューはカンボジア料理からバーガー、パスタなど様々で量は多いです。ここで食べたカンボジアの伝統的料理アモックがとてもおいしかったです。居心地もよくのんびりできます。
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Lemongrass Garden 事前に調べコスパ重視で選んではいったスパです。全身・フルレッグ等、三人全員別メニューでしたが同じ部屋に通されリラックスしながらスタッフさんと会話しました。日本語はほとんど通じませんが英語は通じます。話していると3人のスタッフさん中、2人が妊娠3,4か月で施術していて皆びっくりでした。2時間ほどかけて丁寧に施術してくれました。スタッフさんの雰囲気も良く楽しかったです。



Khmer Relief Spa マーケットの日本人経営のお店「」のすぐ近くにある隠れ家スパ。入店したとき高そうな雰囲気でしたが当時まさかの50%OFFで三人で並んでマンゴーのフェイススパをしました。2時間以上やっていただき、終了すればお肌つやつやでした。日本語は通じませんがほとんど会話は必要ないため大丈夫かと思います。スパが終わりロビーへ案内されるとお茶と生のマンゴーが・・・おいしかったです。サービスもよく高級感があり大満足でした。

◆ヤマトゲストハウスでの滞在はいかがでしたか。
ハイランドと比べるとボロいというのが印象的でした。特にクーラーから異常な量の水が落ちてくるのには焦りました・・・。それが原因で部屋もじめじめとしており臭かったです。部屋を変えてもらい助かりました。停電、水が止まることには焦りました。特にクーラーが使えない、シャワーが浴びれないことが地獄でした。ここで学んだことは水が出ているうちにシャワーをあびることですね。笑 ここのスタッフは基本、宿泊者は放置で何か用があれば呼ぶという感じでした。部屋のキーも机の中から勝手に取ってください方式だったため、盗難をしようと思えばできる環境でした。セキュリティー面はとても不安でしたね。停電等、発展途上の環境を知るいい機会でした。

クロマーヤマトでの食事は量は少し少なめに対し値段は普通と少しお高めに感じました。料理の味も普通でした。

◆遺跡観光に関して
・アンコールワットでの朝日鑑賞はいかがでしたか。

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アンコールワットの朝日素晴らしかったです。昔から人生で必ず行きたい観光地の一つで夢がかなってよかったです。思った以上に広くアンコールワットだけで半日は過ごせるだろうなと感じました。静かな、神聖な雰囲気が印象づけられました。困ったことはトゥクトゥクのお兄さんとの待ち合わせに難儀しました。なかなか見つけられず暑さもありどんどん疲れました。交通手段がほとんどトゥクトゥクだったため、バイクをレンタルしてもよかったなあと感じました。ゆっくり3人のペースで計画を練りながら回れたかなと思いました。
朝日鑑賞後の朝ごはんをドライバーさんに連れて行っていただきローカルな食堂でいただきました。そこでのカンボジア名物、アモックが最高でした。
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◆ツクツクで回る遺跡巡り(アンコールワット、アンコールトム、タケウ、タプローム、バンティアイクディ)はいかがでしたか。
またその他の遺跡に関してはタ・プロームなど様々なところを巡り3日間ぐらいかけて回りたいなと感じました。遺跡も持参したガイドブックを持っていきまわっていましたが、途中の遺跡で日本人旅行者を案内するガイドさんを見つけ、ただで一緒に説明を聞きながら観光していました笑。トゥクトゥクに乗りながら興味をひかれる遺跡がたくさんありもっと時間がほしいなと感じました。また観光で行きたいと思います!

◆ボランティア活動に関して
村での日本語ボランティアでの活動時間・内容と感想をお聞かせください。
とにかく移動の道が楽しかったです。アトラクションにでも乗っている感覚でした笑。ガタガタ走るトゥクトゥクが壊れないか心配でした笑。行く途中、学校帰りなのか子供たちが私たちを見てハローと挨拶をしてくれ可愛かったです。村の青空教室に着くと木になっている果物をいただきました。日本では見ない紫色の果物で柿に似た味でした。授業はまず自己紹介があり、名前と家族構成、将来の夢など生徒一人ひとりが立ち発表していきました。生徒が多くそこにほとんど時間が費やされました。その後、ふるさとを一緒に歌い、かわりに私たちは世界に一つだけの花のサビ部分を教えました。ゲーム等を考えていましたが一気に時間が過ぎてしましました。村での活動は楽しかったですが、私にとって大学での活動のほうがさらに充実していました。
◆シェムリアップでのマザーハウス孤児院での活動時間・内容と感想をお聞かせください。
ここの孤児院の子供は本当にフレンドリーでした。一番年上の女の子がしっかりしておりジェスチャーでこの子にはこれを食べさせるのよとかそれは違う。など教えてくれ触れ合いやすかったです。今思い返しても本当にしっかりとした女の子だったなあと感じます。おんぶをして遊んでいたらほかの子が寄ってきて何人も子供を乗せるうちに死にそうになり、歳を感じました笑。髪を結んでいかなかったため、女の子が髪をくしでとき結んでくれました。良い思い出になりました。途中から近くの修道院にとまっている日本人女性の方がいらっしゃりボランティアを一緒に参加しました。

◆その他
シェムリアップ、トレンサップ湖観光 感想:料金がプラスされるというのでいかなかったです。今考えれば行っておけばよかったかもと思いました。
その他:アンコールワット付近の遺跡から離れた天空の城ラピュタのモデルとなったベンメリア遺跡に行きたかったです。アンコールワットもそうですが遺跡関係の知識をもっと事前に入れておけばよかったなあと三人で話していました。

◆持ち物に関して
・日本より用意し、役に立ったものは?
ウェットティッシュ!!かなり必需品でした。トゥクトゥクに乗ると必ず砂まみれ、排気ガスなど汚れるので汗をかいたらべたつきます。また停電になり、シャワーが使用できなくなったときに助かりました。20枚入りを一つ持っていきましたが、二つ持っていけば安心だと思いました。一様、雨具類も持参しましたが全く使いませんでした。日焼け対策ですが、UV加工のカーディガンを数枚持っていくと活用できます! 洗濯は基本的にホテルの洗面台で、自分で洗っていました。(洗剤は日本で購入)特にクロマーヤマトではお金を払えば洗濯してくれますが、多分従業員さんが男性のため下着等、抵抗ある人は自身で洗えるように洗剤を持っていくべきだと思いました。

また、コンタクト使用者(特にハードの方)はサングラスか眼鏡を持っていくとよいと思いました。街を歩いていても砂埃があるため汚れます。夜になるとサングラスは不自然かなと感じるので日本の百均などで眼鏡を購入しておき、持っていけばいいと思います。

・その他、便利だと思うものは?
お金はほとんど1ドルと10ドルのみにしたほうが、マーケットなどで出しやすいです。スパや外国人経営のレストラン等でお金を崩すのもありだと思いました。 蚊に関してですが、私は虫除けスプレーは持っていきましたがムヒを忘れて数日間かゆい思いをしました。プノンペンの大学の食堂で一気に刺されました笑
ハイランドホテル、クロマーヤマトには冷蔵庫がないため日本のお土産として持ってくるお菓子の中にはチョコなど溶けるものはやめたほうがいいかと思います。私はチョコを持ってきてしまい、考えた末クーラーの真下にハンガーをつるして、そのハンガーにチョコ等のお菓子が入った袋をつるし冷やしていました笑

孤児院へは紙おむつも必要かと思いますが、子供が遊ぶおもちゃや子供の服も喜ばれるのではないかなと考えていました。特にシェムリアップの孤児院の子供たちに服の必要性を感じました。日本でいらなくなった子供用の古着などで大丈夫だと思います。Tシャツ、半ズボン等。

◆ご参加頂いた時期に関して
・気候、お天気はどうでしたか?
毎日、いい天気で気分も上がりました。気温も日本の夏と同じぐらいで暑かったですが、すぐに慣れました。

・服装は?
キャミソールに薄手のシャツ、スキニー、ワンピースなど日本の夏服です。少し後悔したのは、もう少しインナーを持っていけば何度も洗濯せずに済んだなあと感じました。またサンダルを現地についてすぐに買う予定があればよいですが、数日間靴なら靴下を多めに持っていくべきです。

◆カンボジアの物価に関して
ご参加時のレートは?  1ドル=約( 119 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
必ずシェムリアップのマーケットで買い物する際は一度、マーケット近くにあるスーパーに立ち寄りお土産の値段相場を見るべきです・・・。最終日に立ち寄り、後悔しました。プノンペンのマーケットではそこまでぼったくられませんが、シェムリアップはすごかったです笑。日本に帰国したときもうすぐ春だったため春色のストールを購入し、現在買ってよかったなぁと感じています。ばらまき用のお土産は値段交渉が難しいため、スーパーで買うべきだと感じました。シェムリアップのバス到着場所の近くにある、日本人経営の有名なアンコールクッキーは試食もできおいしかったです。

◆今回のご参加を通じて、の参加者へのアドバイスなど
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メコン大学日本語学科の生徒さんたちと。
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夕方クラスのみんなと
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夕方クラスの生徒と食堂でご飯]
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お世話になった4年生ワッタさん

シェムリアップ
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停電! In Pub Street

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ティーさん(茶さん)・岡村さん(ナイナイの岡村似)と遊園地とカンボジア鍋
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image035またいつか会える日を願って・・・

お名前:Rino
性別: 女性      ご年齢:  20代