参加者レポート
新たな自分の発見ができた
大吉様
大変お久しぶりで す。お元気ですか?
私は先週から発熱と喉を傷めて受診したところ扁桃腺炎と診断され、しばらくお仕事をお休みしています…(*_*;
自分は病院とは無縁と思っていましたが、海外保険に加入していたため、メディカルキャッシュサービスで費用の心配なく 受診する事ができました。
イギリスに来てはや 6ヶ月が経過し、折り返し地点に立ちました。時間が過ぎるのは本当にあっというまですね。
冬に入り10℃を 下回る日々が当たり前になり、日照時間が今は8:00~16:30頃で外はとても冷え込むようになりました。
現在の活動状況と 心境を報告したいと思います。
活動先はarnold houseはlondonの北部enfield という町に所在しています。
施設からの交通ア クセスは便利がよく、最寄りのバス停まで徒歩5分、電車駅まで徒歩15分、地下鉄駅までは最寄りのバス停から乗り継いで10 分ほどで着きます。徒歩だと45分くらいでしょうか。。。
最寄りのスーパー まで徒歩15分さらに15分ほど歩くとenfieldの中心地に行き、銀行、郵便局、M&SやTescoなどの大きなスー パー、パブなど飲食店また日用品(洋服や薬局など)を購入できるお店が多数あります。なので日常生活では不便なく過ごせてい ます。
ロンドンの中心地 まではバスや地下鉄を乗り継いで1時間未満で行けます。
私はこちらででき た友人との交流を兼ねて、だいたい10日1回ほどのペースで中心地にでています。今は町のライトアップが華やかで賑わってい ます。
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施設について
現在 residents(利用者)21名 全員車イスを使用しています。
carer(介護 職員)はシフト制でearly(7:30-14:30)late(14:30-21:30) night(夜勤専属のスタッ フ)でシフト構成されています。
early lateシフトはだいたい6~8名で組まれています。
うちのホームには アクティビティ(月~金)を担当するアクティビティコーディネーターが1名います。
海外からのボラン ティアは日本人が常時2人活動するそうですが、私がボランティアを6月に始めてから
行き違いで前任の ボランティア2名が同時期に帰国し、それから日本人ボランティアの補充がされておらずこの半年、ボランティアは私1人です。
他に地域ボランティアの方が数名、週に2,3日ほどアクティビティのお手伝いをしにきてくれます。
私はケアホームの 2階のボランティア用のフラットで住んでいます。
2LDKでキッチ ン用品は揃っており、テレビ、セパレートのバス、トイレなど
wifi環境は 整っていないのが残念ですが、一階のPCラウンジでケーブルをつないで自分のlaptopでもインターネットが使えます。
現在は一人暮らし といった感じですが、住む環境はとても快適です。
食事は朝食はキッ チンからトーストやシリアルをもらって、平日の昼食は利用者と同じディナー(ランチ)を頂き、夜は自炊です。
週に一度自炊のた めの食材、主に野菜を分けてもらえます。
一日の流れとして
8:30仕事開始
10:30頃まで ダイニングで朝食を食べるresidentsさんの食事やドリンク出し
10:30~12:00AM アクティビティ
12:00~12:30 昼食(dinner)のドリンク出しなど
12:30~14:00 昼休憩
14:00~16:00PM アクティビティ
16:00仕事は 終了です。
主にアクティビ ティの内容としては、クイズやカードゲーム、ビンゴゲーム、ベイキングやフラワーアレンジメントなどを行っています。
英語で苦労するこ とはまだまだありますが、仕事の内容、利用者やスタッフなどここでの生活にはすっかり慣れて自分がこの環境にいることに違和 感がなくなり、充実した日々を過ごしています。
日本で働いている ときには、思いやりや協力することが当たり前のように教わり、対人を相手にする仕事ではお客様第一主義の概念が存在し、その中で仕事をしてきました。
ここでは、そんな 上記のような考え方はあまり見られず、誰かの為に+αの仕事をしたり、残業なんていうことはありません。
自分の仕事を卒なくこなし、自分の仕事が終われば休憩。終了というように自己判断、自己責任なのでそれぞれのスタッフの働き方は異なり、非常に自由です。出来ること出来ない事は明確に相手に伝え、しなくてもいいことはしない。といったやり方で、はじめはこの働き方や考え方を理解するまでに戸惑いがありましたが今は理解するのではなく、その考え方も自分の選択肢の一つとして受け入れています。
なぜならスタッフ はそういったメリハリのある働き方で、ノンストレスなく働くことができ、よく言えば利用者とも対等な関係が築け、双方間で大きな溝や誤解が生じることはみられません。
また大吉さんから頂いたボランティアリストのおかげで他の施設で働く仲間とコネクションができ、これまでに3か所ヨー ク、北ウェールズ、プレストンの施設を旅行を兼ねて見学訪問させてもらいました。どの施設も特色が異なり、ボランティアの働 き方や必要性なども違ってマンネリ化を防ぐための刺激としてモチベーションも上がり、面白かったです。
お休みは土日祝日 休みで、ホリデーに関して年間28日あり、申請をして好きな時にとれます。
8月にポルトガ ル、スペイン、10月にイタリア、スイスと短期ホリデーをとり、国外の旅行に出かけました。
まだ半分ホリ デーが残っているので、北欧のほうなどに旅行しようと考えています。他のスタッフも自由にホリデーを取るので、みんな長期休 みを取る際も快く送り出しているところは、見ていて気持ちがいいです。
私はこのボランティアプロジェクトに参加してから、予定とは異なる現実に沢山遭遇してきました。
ボランティアという立場で思い通りにいかない事や、自分の存在意義がわからず悔し泣きをしたり、目標が見いだせないときもありました。自分と 同じ立場の人間がいない環境の中では、孤独を感じることもあります。
しかしいやという ほど自分と向き合う時間から今は「孤独を楽しむこと」ができています。
それは、自分の環境、状況、能力、などの現状を受け入れ、どんな状況でもセルフコントロールが出来るようになったと思 います。
海外で生活して得ることができる語学力や友人、刺激、世界観だけでなく今後の将来のつなげる新たな自分の発見ができたことも大きな習得となっ ています。
最近週に一度お酒 を飲みながら、DVD鑑賞をともにする利用者さんがいます。
その方は突然の 病気の発症で身体障害者となり進行性の病気の為、治療は難しいとのこと。。。
しかし陽気で前 向きでスタッフからも他の利用者さんからもとても好かれています。その方がくれた言葉が私をさらに前向きに現状を楽しむよう 心に響かせてくれています。
things changes and they are never the same again. the life is always changedable.
you can’t change the past what happened but you can change the future depends on your mind.
at this moment, ive been happy cause i can watch TV what i want and i can drink though i am disable.
became disable…this is gift for me.
you should be adaptable everything, and its easy to change your life.
british museumとの共同プロジェクトで行われたワークショップの作品
2021年2月
イギリス施設ボランティアは現在コロナウイルス感染拡大の影響のため受け入れを停止しています。