参加者レポート
タイ 孤児スクールボランティア
大学生 女性 O.Sさんからの投稿です。
■参加期間:2025年2月8日〜2週間
■ボランティアの種類
子供関連
孤児院
日本語教育
幼稚園、学校
■滞在形態 ホームスティ
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
○ホームステイ
私は毎朝6時くらいに起きていました。7時前くらいに朝ごはんを届けてくれるので、それまでに支度を済ませておきました。8時くらいに出発して、先生の車で学校に行きます。帰宅後は、日が暮れる前にシャワーをあびて、夜ごはんを食べます。そのあとは自由なので、同じ部屋の方とお話ししたりして過ごして、22時くらいには寝ていました。
○学校
8:30から全校生徒での朝礼?があるので、生徒たちと一緒に聞いていました。朝礼が終わると、校舎に移動して、職員室に荷物を置きます。その後は、廊下を歩いていると子どもたちが呼んでくれるので、教室に入って、一緒に授業を受けたり、折り紙遊んだり、翻訳アプリを使っておしゃべりしたりして過ごしました。高校生の日本語のクラスがある日は、先生に時間を聞いておいて、その時間になったら日本語の教室に行って授業を手伝っていました。お昼は、職員室でお弁当を食べます。毎日だいたい15:30に学校が終わります。先生の車で帰ることが多かったですが、バスで生徒たちと一緒に帰ることもありました。
○休日
学校がない日は、先生の知り合いの方のトゥクトゥク(たぶん1日300バーツ)でアユタヤ観光に行きました。有名な遺跡はひと通り回って、セントラルアユタヤという大型ショッピングモールに行く日もありました。
また、1日だけ子どもたちの寮に行く日がありました。折り紙をしたり、ほかのボランティアの方が持ってきてくれた縫い糸でミサンガを作ったり、日本でいうハンカチ落としのようなゲームで遊んだりして過ごしました。
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
滞在期間中に、オープンスクールがあり、日本語教室の手伝いをしました。高校生の子たちと一緒に浴衣を着て、ほかの学校の子たちに習字を教えました。すごくいい思い出です。
私たち日本人にサインを求めてくる子が多くてびっくりしました。日本語と英語で書きましたが、タイ語でも書けたらよかったなと思います。すごく喜んでくれて、人気者のスターになった気分でした笑
バレンタインの日に、服に大量のハートのシールをつけてきてくれたのも嬉しかったです。シールを剥がして洗濯するのが惜しくて、そのままにして帰国しました。
いちばん印象に残っているのは、寮に遊びに行ったときのことです。私を見つけた瞬間に、その場にいた30人くらいの子どもたちが一斉に駆け寄ってきてくれて、こんなにも私を待っていてくれたことがすごく嬉しかったです。
■お小遣いはいくら持って行かれましたか?何にどれくらい使いましたか?
空港で両替して、3000バーツほど持っていきました。平日はセブンイレブンで飲み物や生活用品を買って、合計300バーツくらい使いました。お金を多く使ったのは主に土日で、昼食でレストランに行ったり、お土産を買ったりして全部で2000バーツくらい使いました。スタバでタイ限定のタンブラー(1200バーツ)を買ったので、多めの出費になりました…。
あとは、帰国する日の日中バンコクに行って、交通費含め1000バーツ弱使いました。高めの買い物はカード決済にして、電車の切符は現金で買えるようにしていました。
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
学校では、やることが決まっていないので、できることを探して、自分から動く必要があります。やはり折り紙は絶対に持っていくことをおすすめします。私は200枚持っていきましたが、1週間で全部無くなったので、長めの滞在の方はかなり多く持っていくのがいいと思います。ほかのボランティアの方で、日本の子供向けの図鑑を持ってきている方がいて、いいアイデアだと思いました。新聞紙を持っていって、兜を作って被せてあげるととても喜ぶので、こちらもおすすめです。
ホームステイ先は、先生の住居の敷地に建っている家です。基本的に部屋の中にいますが、ご飯は外のベンチで食べます。夜食の時間帯、虫が大量に寄ってくるので、虫除けは必須です。日本の虫除けは効かなかったので、現地でクリームを購入しました。また、トイレやシャワーを使用するときも一回外に出なければならないので、慣れるまで少し大変かもしれません。シャワーは水しか出ないので、まだ日が暮れないうちに浴びるのがいいです。私がいちばん苦労したのは虫とヤモリと対面することでした。でも、こんなに虫と爬虫類が嫌いな私でも慣れてなんとかなったので、大丈夫です。近くにいても寝られるくらいには耐性がつきます笑
観光では、ぼったくりを心配されるかと思います。トゥクトゥクは1日の料金が決まっていたのでその心配はありませんでした。気をつけたほうがいい点としては、象に乗る体験で1000バーツ請求されたので、お土産を多めに買いたい方は注意したほうがいいかもしれません。
最後に、いちばんは元気でいることです。体調を崩さないように、無理をせず、少しでも異変があればすぐに先生に相談することをおすすめします。
■その他、お気づきの点
子どもたちはみんな天真爛漫で、優しく素敵な子ばかりでした。日本とは違う豊かさの中で生きる子どもたちと触れ合って、幸せの価値観が大きく変わりました。いつかまた参加したいなと思えるくらい、すばらしい経験をさせていただきました。