参加者レポート
ジョグジャボランティア&田舎ホームステイ 2月
■参加されたプログラム
ジョグジャボランティア&田舎ホームステイ同時体験
■参加期間
2025/2/17~2025/2/27
■ボランティア活動や地域体験について
〈ボランティア〉
【JIC】2回、約2時間/回
将来、日本で働くことを考えている大学生くらいの方が日本の勉強をされています。日本の生活についての質問を受けたり、こちらから現地の生活について質問したりしました。どの生徒さんもかなり日本語を喋ることが出来ていて正直びっくりしました。
簡単な自己紹介の後、日本の生活について色々な質問をしてもらいましたが、難しい単語の説明や教育の違いなど説明が難しかった点もありました。例えば、日本では大学に入るのが難しいため大学受験塾がありますが、インドネシアでは大学に”入る”のは難しくないため(卒業が難しい)大学受験塾が浸透していないことに教育の違いを感じました。それでも、生徒さんたちは積極的に沢山の質問をしてくれてとても仲良くなることが出来ました。最後に日本のお菓子をプレゼントしたのですが、みんなとても喜んでくれて嬉しかったです。
【孤児院】2回、約1時間/回
イスラム教の孤児院に2回ほどお邪魔して、折り紙をみんなと折りました。自分が想像していたのは幼稚園~小学生の子供だったのですが、高校生~大学生の方がほとんどでした。途中でお祈りの時間になり、イスラム教のお祈りを見学することも出来ました。
【文化研究会】1回、約2時間
JIC同様日本語の勉強をしている方が集まっています。年齢層は大学生~社会人まで様々でした。こちらも質問を受けたり、皆さんの質問に答えたりしました。こちらは特に多くの国から生徒さんが集まっていていました。主に日本文化についてお話ししました。
【幼稚園】1回、約2時間
子供たちとダンスを踊ったり紙飛行機を作ったりシャボン玉をして遊びました。紙飛行機を作る際には英語、日本語、インドネシア語で色の勉強もしつつ楽しみました。子供たちの純粋さがすごく可愛くて癒されました。特にみんなシャボン玉にものすごく喜んでくれました。
〈ホームステイ〉
【農業】4回、約2時間/回
自分がホームステイをさせてもらった家族は唐辛子畑を経営していてそのお手伝いをさせてもらいました。具体的には肥料やりや支柱を刺したりしました。かなり肉体労働なので身体は疲れますが、農業後の水浴びはすごく気持ちよかったです。
【ガムラン音楽体験】1回、約3時間
インドネシア伝統のガムラン音楽を体験させてもらいました。ガムランと言っても色々な楽器があり、名前は分からないのですが金属の打楽器が難しくて面白かったです。周りの人も優しく接してくださいました。
【リサイクルものづくり】1回、約2時間
ビニール袋からカラフルなお花を作ったり、ペットボトルからブローチを作ったりしました。ここのお家の方が猫を4匹飼っていたのですが、その猫たちがものすごく可愛かったです。
【水牛の農業体験】1回、約15分
ホームステイの農業の時間に水牛に乗る体験をさせてもらいました。水牛は思ったよりパワーがあって、自分で紐を引っ張って右に回るなどの命令を出すことが出来て面白かったです。それと裸足で泥に足を踏み入れるのが気持ちよかったです。
【インドネシア料理体験】1回、約1時間
インドネシア料理の揚げテンペをホームステイ先の家族と一緒に作りました。揚げたてのテンペは衣がサクサクでおいしかったです。
■その他の感想
自分は今回が初めての海外一人旅だったので、いろいろ不安はありましたが自分で調べてすべての手続きを行ったので大分自信になりました。以下にアドバイスをいくつか記しておきます。
〈ビザについて〉
インドネシア入国時にはビザが必要で自分はジョグジャカルタ空港で取得しました。聞いた話だと日本円が使えて約5000円との話だったのですが、いざ現金日本円で払おうと思ったら、日本円現金だと割高になるからおすすめしないとのことでした。クレジットカードなら5000円で取得出来たので、現地でビザを取得しようと考えている方はクレジットカードの利用をおすすめします。
〈持ち物について〉
まず自分が持って行って良かったものから紹介します。
・薬類(正露丸、EVE、綿棒など)
→インドネシアの多くの料理にはにんにくがデフォルトで入っているのでお腹を壊しがちです。そのため、正露丸には特にお世話になりました。
・クレジットカード
→前述のビザもそうですし、ジョグジャは直行便がないのでクアラルンプールやシンガポールなどでトランジットになると思います。その際、トランジット先の通貨を持っていなくてもクレジットカードがあれば支払いが出来るのでおすすめです。
それと、自分は帰る時にシンガポールを観光してから帰ったのですが、シンガポールではVISA、Masterであれば、日本の交通系ICカードのように自動改札機にタッチすれば改札を通ることが出来ます。シンガポールに寄りたい!!という方は是非VISAとMasterを。
・ボディシート
→ホームステイ先では冷水しか出ないので、自分は農業が終わったお昼にシャワーを浴びて、寝る前や暑いときなどさっぱりしたいときにボディシートを使いました。30枚入りを持っていきましたが、なんだかんだ半分くらいは使いました。
・除菌シート
→食事の前に手洗い場所がないときに便利でした。そのほかにも持ち物が泥で汚れたときにも役立ちました。
・サンダル
→自分が行った時期は雨季だったので夕方はスコールが多く、その時に外に出る用事がある時はサンダルで行って帰ってきてからボディシートで足を拭いたりしていました。
・ビニール袋
→現地の方にお菓子をあげたり、濡れたサンダルを持って帰る時に使ったり、携帯用のゴミ袋として使ったりするのに便利です。10枚ほど持っていくと良いと思います。
次に持って行った方がよかったものです。
・トイレットペーパー
→ホームステイ先にはトイレットペーパーがないので持って行った方が良いです。自分は持って行ってなかったのでティッシュで代用しました。
・虫除けスプレー
→こちらは現地で調達しましたが、ホームステイ先は虫が多いので必須になると思います。
■滞在先やその周辺について
〈ホテル〉
ボランティアと観光期間中はホテルに宿泊しました。ホテルの部屋は広くて朝食もビュッフェで自分の好きなものを食べることが出来ました。朝食は全部美味しくて、特にnasi gorengは気に入って毎朝食べてました。大通りの近くにホテルがあるので、不便はありませんでした。ちなみにこの大通り沿いには、マクドナルド、吉野家、丸亀製麺、スターバックスなど日本でもお馴染みのチェーン店が多くありました。周辺の治安も安定していて治安面で心配なことはありませんでした。
〈ホームステイ〉
ホームステイ先の家族はとても優しくて、片言のインドネシア語しか話せない自分を温かく迎えてくれました。自分の食べ物の好みなどを伝えれば希望通りにしてくれます。ホームステイ先の家は緑豊かな場所にあるので虫も多いですが、虫除けスプレーとかゆみ止めを持っていけば大丈夫でしょう。
■現地の物価について
自分は5万円持って行ってインドネシアで使ったのは44000円ほどでした。
〈観光費〉
ボロブドゥール遺跡やプランバナン遺跡の入場料がそれぞれ約5000円、2500円(学生割引)でした。それとJeepで山道と川を走るアクティビティが2500円でした。それ以外はそれぞれ数百円だったと思います。
〈食費〉
ジョグジャは学生の街なのでかなり安いです。大体日本の1/3といったところです。屋台だと1杯100円でmi ayam(鶏肉入りのラーメン)を食べられる場所もありました。自分の希望でドリアンを食べさせてもらったのですが、ドリアンは2パックで3000円弱とお高めでした。
〈お土産〉
ジョグジャでは銀の加工とバティックが有名なので、銀のブレスレット(6000円弱)とバティックのシャツを2枚(2枚で1万円)買いました。
それと、食べ物だとチョコとbakpia(お饅頭のようなお菓子)が有名なので2つとも買いました。チョコの方は3000円分、bakpiaは1000円分買いました。
■スマホやWIFIについて現地ではWi-Fiをレンタルしました。10日で8GBほど使いました。レンタルWi-Fiは連続で使用すると半日ぐらいしか持たないので使わないときは電源を切るようにしていました。