参加者レポート
セブ地域開発活動
■参加期間:2024年9月12日~1週間
■ボランティアの種類
子供関連
成人(18歳以上)
障がい者施設
地域開発
■滞在形態 ゲストハウス/ホテル
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
多くの方が書いている内容は繰り返しになってしまうので省いていることがあります。
障害児達と触れ合う(食べさせたり話しかけたり)、スラムでの炊き出し(調理に関わる人は数人で他の多くは子供達と過ごしたりしていた)、子供達と触れ合う(遊んだり教えたり)、それぞれ長くても2時間くらいだった。
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
フィリピンではフレンドリーな人が多く、街を歩いているだけでも目があったら笑顔で手を振ったり、ジプニー(バス)内で知らない人同士でもお金を手回ししたりと、人と人との距離感がとても近く感じた。物質面では貧しい人が多いかもしれないが精神面では逞しく魅力的な人が多かった。
特にバディの方は、いじめや親の問題や住環境や通学しながらの労働など、過酷な環境のなかでも優しくまっすぐな方が多く、バディやスタッフ、共に参加したボランティアなど、多数の尊敬できる人に出会え、話を聞けたことはとても得難い刺激となった。
素敵な人に多く会えたことは自分も他者にとって素敵でありたいという意欲の源泉となるため、優しさはこうして伝播、そして循環(a chain of kindness)するんだなと感じた。
■お小遣いはいくら持って行かれましたか?
食事(モールなどで昼と夜/毎食200ペソ(約600円)前後)、お土産、ツアー代がメイン。4,5万円くらい持っていけば充分かも。
また、初日にレートのよい所をバディの方が案内してくれたのでその時にまとめて3万円換金しておけば、後でお金が減る度にレートの良い換金所を探し回る手間が減って楽だと思う。
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
スラムに実際に住む方にインタビューを自由にできるという貴重な機会が複数回あるのでその機会を最大限活かすためにも、事前に自分がどのようなことを知りたいのかを把握し、質問を考えておくことで、より深い学びを得られるだろう。
■その他、お気づきの点
自分が事前にイメージが湧かず気になっていた点を以下挙げていく。
寄付はスタッフの方で回収・分配することが多いが、インタビューした相手や触れ合った子供に直接あげることもできた。どうしたいかは自分で選べる。
また、訪れる場所は毎回異なり、CECが活動している複数の場所の中からいくつかを訪れることになるだろう。
子供達は40人以上いる場所もあったが、ボランティアもその分多かったため、場所にもよるが大多数は1人で同時に相手をするのは2,3人くらいの場合が多い。勿論縄跳びやボールなど集団で遊ぶ人もいた。子供は幼稚園から小学生低学年が多い。ただし、ボランティアの参加人数が多い時期に参加したからであって閑散期は一人で相手する子供は多くなるかもしれない。
毎回昼は2時間ほどの自由時間があり、モールで食事をとることが多かった。食事は肉が多く、野菜があまりないのでビオフェルミンなどで腸を整えておくと体調を崩しにくいかもしれない。
最期に、参加を迷っている方へ
1週間という期間では参加者一人という立場でできることは知ることだけだと思います。たとえボランティアを行い物資を分け与えたところで環境等の根本的な原因を改善しなければ、また数日で元通りになるからです。そのように悩んでいる方もいるでしょう。しかし仮に短期的に与えられる影響が僅かだとしても、長期的な支援を行うにあたってはまずは現地を知らなければ始まらない。
このプログラムではセブのスラムというのはどのような世界であって、そこではどのような課題があり、どのような需要があるのかに触れることが出来る他、現地の人やバディ、スタッフ、参加者等、多くの素敵な人に出会える機会でもあります。
もしこのプログラムに僅かでも興味があるならば、それはボランティアにも僅かであっても興味があるということであり、ボランティアに興味を持つこと自体がボランティアの才能があることに他ならないと思います。たとえその気持ちが小さな芽であったとしてもこのプログラムを通じて多くの学びや素敵な人と出会い、その思いに触れることで、その芽を大きく育てるきっかけになると思います。そして、そうして大きく育った芽がいつか咲き誇り、この社会をより良い世界に変える原動力となると信じています。
ぜひプログラムに参加して世界を変える原動力となってほしいです。