海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

セブSDGs地域開発活動に参加しました!

■ボランティアの種類
子供関連
成人(18歳以上)
マザーテレサ施設
 
■滞在形態  ゲストハウス/ホテル
 
■ボランティアの活動内容と、その活動時間
スラム訪問
 
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
貧困層の生活を現場で知る、という入道門のツアーとしては、最高の経験だと思います。
短期間だからこその無力さを知ることができたこと自体が、私にとって非常に大きな学びでした。
その中で、私が現地の人との関係性について考えるきっかけになったエピソードを記します。
毎日各地のスラムに行き、そこに住む子どもや青年、お年寄りと会話をし寄付をします。
子どもは笑顔で食事を手にしお礼を言い、幼子を抱える若い母は「日本人に一番期待することは寄付」と言いました。
今日や、向こう1週間の生活をより良いものにする手助けができ、絶対的貧困の支援とはこういうものなのかと学んだ一方、このままでは一生現地の人は「日本人は与えてくれる存在」という依存を生みかねないと思いました。
なので、できるのであれば子供達とご飯を作って、一緒に食べたりすることで対等な関係になる必要があります。対等な関係になる上で重要なのが、現地語を話すことです。なんだかんだ英語に頼りがちでしたし、英語を話さない人ともノンバーバルなコミュニケーションでやりとりはできたものの、やはり障壁なくコミュニケーションをとり、彼らのニーズを図るためには現地語は必須です。与える存在ではなく、対等な関係になりたいと望むのであれば、言語を習得することはマストだと感じました。
対等な関係になり、与えるーもらう関係から脱したら、現地の人々が日本人の資金源を使ってスラム生活から抜け出していこう!と、主体的に日本人を巻き込む姿勢を見せていくことで、本当の意味の開発になると思います。私の目に映ったのは、どうしても、今の生活にget byしていこうとして、大きく変わりたい!というハングリー精神がある人がいなかったので、その精神を刺激できるような活動も必要だと思います。
また、今回のツアーを経て、若い女性の妊娠を防ぐために避妊の重要性を伝えたり、衣食住でなく教育をより身近にできるように交通の便を整えたりといった本質的な支援は行えないのかな?と思いました。ただし、こういった活動はやはり短期間では絶対にできないので、長期的に現地の人と過ごす必要があると強く感じました。
 
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
現地語挨拶を伝える
 
■その他、お気づきの点
上記いろいろ書きましたが、私にとって本当に多角的に支援について考えるきっかけとなりました。コーディネーター、現地でたくさん支援してくれたバディ、本当にありがとうございました。
日本人参加者がお金を払うことでスラムの人々に食事を提供、小学館の確保などができているのかな?と構造をなんとなく考えました。この経験を経て、やはり長期で行かなきゃ!と思った参加者が世界各地で開発支援をしていく入道門になるのかと思います。
ただ、どうしてもスラムの人と対等な立場ではないと感じたので、食事を一緒に作ったりするなどできればいいのかなと思いました。工数がかかるので難しい部分だとは思いますが…