海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

オーストラリア日本語ボランティア

プログラム参加期間 : 20 23 年 2 月 13 日~ 20 23 年 3 月 10 日
派遣校名:        派遣地域(州): NSW 州
日本語関連の資格:なし
 
Q.現地のサポートはいかがでしたか?また日本語教師ネットワークに(BBI)に何かご意見ご要望等あればお書き下さい。
とても良かった 非常に心強いサポートで、特に要望等もありません。
 
Q. このプログラムを選んだポイント、オーストラリアもしくはニュージーランドを選んだポイントは?
海外での日本語教育やアクティブラーニングの手法を、実際に経験することを交えて学びたいと考えたから。
南半球に位置しているので季節が反対の夏であるということで、気候条件が良いと判断したから。
また、日本語教育に積極的取り組まれている国だから。
 
Q.このプログラムに参加した目的は何でしたか?目的は達成できましたか?
海外の日本語教育の現状や、方法について学ぶこと。また、オーストラリアで盛んに行われているアクティブラーニングを経験し、手法を学ぶこと。学校生活やホームステイを通して、英語力の向上を目指すこと。
最初の 2 点に関しては達成できたと感じている。英語力に関しては、多少は向上したと感じるが満足のいくレベルには程遠く、短期間であるとはいえもう少し力を伸ばしたかったと感じている。全体的に見ると、今回のプログラムでの目的は達成できたのではないかと感じている。
 
Q.派遣地の地域はどんなところでしたか?(地域の特徴、過ごしやすさなど)
山々に囲まれ、ビーチや湖も近くにある非常に自然豊かな地域である。携帯は、Telstra しか繋がらないうえ
繋がりにくいことも多かったので、SIM カード購入で対応する場合は会社にも気を付ける必要があると感じ
た。私は他者のものを購入していたので、Wi-Fi のない環境では基本的に携帯は使えなかった。学校に Wi-Fi
はなかったので、調べ物等は全て貸し出しのパソコンで行っていた。
基本的には半袖一枚で過ごすことが可能で、過ごしやすい日が多かった。活動時は、薄手の長袖シャツ一枚
のことが多かったが快適に過ごすことができた。朝晩等は冷えることもあったが、カーディガンで調節でき
る範囲であった。夜に寝苦しい、寒すぎる等の問題もなく、過ごしやすい地域であると感じた。
 
Q. 活動中のある一日をお知らせ下さい ※[ ]内には時間をご記入下さい
[ 6 : 45 ] 起 床
[ 8 : 00 ] 朝 食  メニュー(ホットサンド, 果物) (学校到着後 Breakfast club にて自分で準備)
[7 : 50 ] 学校到着
[ 9 : 00 ~10 : 02 ]  午前活動 内容 PPT 作成
[ 10 : 02 ~ 10 : 54 ]  内容 year7 の授業参加
[ 10 : 54 ~ 11 : 14 ]  内容 Recess
[ 11 : 14 ~ 12 : 06 ]  内容 ひな祭り year7
[ 12 : 06 ~12 : 58 ]  内容 かきくけこ year7
[ 12 :58 ~ 13 : 38 ]  昼食 メニュー(サラダ, ピザ)
[ 13 : 38 ~ 14 : 30 ]  午後活動 内容 ひな祭り year7
[ 14 : 30 ~ 15 : 22 ]  内容 ひらがな練習 year9
[ 16 : 00 ] 家到着
[ 16 : 00 ~ 19 : 00 ]  内容  洗濯, 仮眠, リラックス
[ 19 : 00 ~ 20 : 00 ]  内容  テレビ視聴, ホストファミリーと雑談
[ 20 : 00 ] 夕 食 メニュー タコス
[ 20 : 00 ~21 : 30 ]  内容 テレビ視聴, ホストファミリーと雑談
[ 23 : 00 ] 就 寝
 
Q.教えた学生のレベル   初級
 
Q.1 週間の平均授業数    12
Q.行なった授業内容
ひらがな練習, 大阪紹介, 折り紙(バレンタインデ-でハート), トトロ視聴, 自己紹介, 授業内で使う言葉,
初対面での会話練習, 名前を名乗る/尋ねる表現, ひな祭り, 日本文化についての動画視聴(コンビニ, 自動販売機),
日本食料理(おにぎり、ちらし寿司)
 

Q.授業を一人で任されましたか(いいえ)
 
Q.日本語授業の他に参加されたイベント等はございますか(はい/いいえ)※「はい」の場合は詳細をご記入ください
Year7-9 の授業参加 (Sports, Science, English, Math, Dhurga(アボリジニの言語), Music, Art, Technology, Geography)
見学や生徒のサポート
Support class の授業参加 (映画視聴, ビーチでスポーツ)

 
Q.生活費は全部でおおよそいくら掛かりましたか?
1050$
(ホームステイ費 1000$ , でかけた際の食費等 50$ )
 
Q.出発前と現在の英語力(現地の言語力)は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
伝えたい日本語を直訳しようとするのではなく、意訳のような形であったり日本語を英語に変換しやすい言い方に考え直したり
といった思考ができるようになった点に大きな違いを感じる。具体的なレベルの成長は実感できてはいないが、出発前より成長
を実感しているのは確かである。
 
Q.プログラム参加前にしておけば良かった事、これから参加する方へのアドバイスは何ですか?
もっと英語力を向上させておくべきであった。
自主学習で英語の基礎知識を定着させたり、洋画などからネイティブの発音や会話スピードに耳を慣らせたりしておくといいと思う。また、現地のスラング等について学んでおくのもいいと思う。
 
Q.この経験を今後どのようにつなげていこうと思っていますか?
将来のどのような道に進むのかという選択の際の材料として生かしたいと考えている。また、学校での日本語教育学習や日本語教育実習において、現場での経験を踏まえた学びにしていきたい。他にも、勇気を出して覚悟を決めて何かに 1 歩踏み出すことの大切さや大変なこともやってみれば意外とどうにかなったり頑張れば乗り越えられることも多かったりするという経験からの学びを、学校生活や将来働く際に心にとどめておきたいと考えている。
 
Q.現地で活動したこと、体験したことをお書き下さい。
満足度 100 /100 点
日本語の授業では、ひらがなや文章の発音練習や書き順を見せる場面を任せてもらうことが多かった。また、先生と一緒に実演して見せたり、日本文化等についての先生からの質問に答えたりということをすることもあった。大阪出身ということで、大阪についてのパワーポイントを作成して説明したり、バレンタインデーやひな祭りなどの行事についても話したりした。
授業時間外では、ホストファミリーのクラスに参加させてもらい、一緒に授業を受けさせてもらうだけでなく、生徒のサポートをすることもあった。サポートでは、生徒がインターネットで調べ考えた内容を、私に口頭で伝えてもらいプリントにまとめて書いていくというものであった。year9 の授業が 2 時間連続の時には、2 時間目にみんなで焼きおにぎりを作って食べた。とても楽しそうにおいしそうにしていて、見ていてとても嬉しい気持ちになったし、私自身も楽しく印象深い授業の一つである。
学校内で生徒とすれ違った際に、何人かの生徒が名前を呼んで挨拶をしてくれたり遠くから名前を呼んで手を振ってくれたりしたときはとても嬉しかった。また、私が大阪や行事等についで説明した際にたくさん質問をしてくれたり、パワーポイントの内容をメモしてくれていたりする姿を見ると嬉しさだけでなくやりがいも感じることができた。発表中だけでなく、普段の授業中ゲーム等の楽しい活動中の生徒の表情は忘れることができない。ひらがなが上手だった時、答えがあっていた時に褒めると、照れながらも嬉しそうな表情していたことも非常に印象深く心に残っている。
シドニーで語学学校に通っていた 2 週間は友達がいたが、派遣先では日本人が一人であることはもちろん、同年代の友達もいない環境で、最初は寂しさも感じた。ホストファミリーとも雑談はするが、伝えたいことをうまく伝えられないことも多く、もどかしさや満足に会話がしたいと思うこともあった。だが、2 週目にはこちらでの生活にも慣れ、楽しむことができた。
忘れられない非常に充実した 4 週間であったと感じている。