海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

カンボジア・シェムリアップで活動

■参加期間
2022/9/13~2022/9/18

■参加しようと思ったきっかけは?
私の知識や技術を少しでもカンボジアの子供たちに伝えることで,彼らに国籍や環境を超えた大きな夢を見てもらいたいと思ったためです.

■参加された時期の天候、服装をお知らせください。
私が赴いたときはカンボジアの雨季でした.日中に振る雨は短く(長くても30分ほど),夜中に振る雨は長い(夜明けまでずっと)のだそうです.
気温は日本より若干高いくらいなのですが,湿度がとても高く私はシャツがびしょ濡れになってしましました.
私はプログラムを通して半袖長ズボンといった服装でしたが,虫よけスプレー込みで虫が寄ってくることはほとんどありませんでした.聞くと,プノンペンとシェムリアップではもうほとんど蚊を見かけないため,虫刺されへの過剰な心配はいらないそうです.

■ゲストハウス、Onederzはいかがでしたか?
過ごしやすかったです.
必要なものはそろっており,特別困ることはありませんでした.

■活動先/活動内容
日本語学校
アンコールスクール(日本語・英語サポート)

■ボランティアの活動内容と、その活動時間
午前午後のそれぞれで,英語と日本語を1回1時間ずつ教えました.子供たちは午前と午後で入れ替わります.
英語はテキストに沿うかたちで,日本語はひらがなを中心に授業をしました.子供たちは自分のノートを持っていますが,教科書を持っていないためホワイトボードに何かしら書いてあげる必要があるそうです.
また英語については,1クラスの中でもレベルに若干のばらつきがみられましたが,子供たちの意欲が高く,レベルの高い子がほかの子たちに教えてあげてくれたため問題なく進めることができました.

■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
私が教えた子供達は,年齢問わず全員が料理や洗濯を自分たちでこなしていました.日本の子供たちのように遊んでいるだけとはいかず,なかなか大変な思いをしているそうです.
そのせいか,フリースクールのように子供たちが集まってただひたすらに遊ぶことができる場所は,カンボジアではなかなか貴重なんだと聞きました.(授業の合間に子供たちが遊ぶ時間が設けられています.)
また,カンボジアは主要部こそある程度発展していますが,地方ではいまだ悪事を働く方が一定数いるようです.そのため,将来警察官や兵隊になりたいと思っている子供たちをたくさん見かけました.これは私の主観ですが,女の子のほうがそういった傾向が高いように感じました.(男の子にはサッカー選手が人気でした.)

■観光、ツアーには参加されましたか? その感想は?
アンコールワットの遺跡群や地雷博物館に行きました.遺跡群は2日出入りできるチケットが$35,地雷博物館は$5でした.
地雷博物館にはクメール語のほかにも英語や日本語での解説がされており,とれもわかりやすくなっています.インターネットでは国立博物館が取り扱われがちですが,現地の人にとって"博物館"と言ったらこの地雷博物館なのだそうです.
アンコールワットの遺跡群は,ガイドさんをつけないとよくわからないと思います.私も最初は一人でのんびり観光していましたが,途中からガイドさんを付けました.彼らもガイディングには慣れているようで,とても分かりやすい説明をしていただきました.

■お小遣いはどのくらい用意して、どのくらい使いましたか?
40,000JPYと300USDを持っていきました.買ったものはよく覚えていませんが,割と羽目を外して遊んだうえでUSDを使い切りませんでした.JPYについては手を付けてすらいません.

■今後参加される方へのアドバイス
ローカルなお店での食事には気を付けたほうがいいらしいです.私は平気でしたが,ほとんどの観光客がおなかを壊してしまうのだと聞きました.
また,服は多めに持っていくべきだと思います.とにかく汗をかいてしまいます.私が知り合ったカンボジア人でも,暑い日は一日4回ほどシャワーを浴びると言っていました.
最後に,英語は少しでも話せるほうがいいと思います.トゥクトゥクドライバーからコンビニ店員,風俗嬢まで英語さえできれば簡単にコミュニケーションをとることができます.一方で,日本語は基本的に理解してくれる人がほとんどいません.現地の子供たちについても,日本語より英語のほうが伝わるため,より仲良くなれると思います.

■その他、お気づきの点
ゲストハウスにてベッドメイキングのチップを枕の下に置いておいたのですが,受け取っていただけませんでした.(アメリカでの一般的な方法です.)
後で聞いた話ですが,カンボジアの文化で”人にものを渡すとき,手渡し以外の方法を用いる”ことは失礼にあたるそうです.
そのため,チップを渡すのであればベッドメイキングをしてくれた スタッフさんに直接渡すべきなのだとか.
プログラムの次の参加者の役に立ちますかね…?