海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ニュージーランドの老人ホームの活動内容お伝えします。

〇NZ高齢者施設感想
活動先:Glenxxxx Hospital
期間:11月2日~16日 2週間
29才  ケアワーカー

この活動を選んだ理由
介護職を日本で7年しており、自分の仕事に対する考え方を広げるために、他国の介護現場を見てみたかったから。

準備段階での心配事など
短期間で色々決めたので(行きたいと思ってから出発まで1ヶ月を切ってました!)とにかく、すべてが不安。英語はもちろん、ホームステイに関しても…。本やインターネットで調べても「ホームステイ先によってやり方は様々」としか出てこないし。お金は1日いくら使う?何を持っていく?何を着ていたらいい?とにかくわからないことだらけで…。

ボランティア先での活動内容
アクティビティ(日本でいうレクリエーション)中心に、食事介助、清拭介助等。アクティビティは具体的にはビンゴ、クロスワード、パズル等のゲーム、シッティングダンス、ダンベル体操等のエクササイズ、風船バレー、ボーリング等の簡単なスポーツ。後はケースバイケースで、施設内を動きながら、利用者さんと会話したり。
行っているアクティビティは特に日本と変わりませんでしたが、いつもどこかで誰かがアクティビティを行っているという環境に驚きました。利用者はその中から自分の好きなものだけに参加できる、という選択肢の多さ。退屈…と感じるヒマがありません。
また、介護面ではスタッフの多さもあり、利用者、スタッフともに業務に追われる感じがせず、余裕をもって介護していたことも日本との違いを感じました。

感じたこと
結局、国が違ってもお年寄りは一緒でした。体格差は本当に驚きました。大きな人をベッドや車イスへ移乗するマシーンや大きな人の車イス(ソファー型のもの)等々、日本でも役立ちそうな用具を見られたのは良い経験だったし、それらに乗っている人々は言葉は通じませんでしたが、場面場面で言いたいことは日本と同じで、その都度日本で働いていた施設のお年寄りを思い出し、おかしくもあり、日本での経験が無駄ではなかった、と感じる瞬間でもありました。

ホームステイについて
旦那さんがKIWI、奥さんがコリアン…のためか、言葉や文化の違いに非常に理解のある環境でした。旦那さんの英語はネイティブで早口のため、聞き取れないことが多々あり、奥さんにゆっくり説明してもらうことにより、理解していました。
食事は洋食、韓国料理、日本食と、とにかくバラエティにとんでおり、手作りのデザートもあり…帰国して体重計に乗るのが怖い…。奥さんと歳が近かったこともあり、夕食後はよく恋愛映画を楽しみました。旦那さんに「またgirl’s movieか…。たまにはアクションものが見たいよ。」と呆れられましたが、とっても楽しかったです。娘さんも超アクティブで、子育てって大変…って思いつつ、異国の子育ても知るチャンスを頂きました。
休日は旦那さんの家族、友人の誕生会、教会(大きくてコンサートホールみたいで驚きました!)、ムリワイビーチ、ワントゥリーヒル、Mt.Eden、City…等、本当にいろんな所へ連れて行ってくださり…、感謝しきれない程です。家の設備もインターネットやシャワーなど、好きなように使用していいと言ってくださり、助かりました。

これから参加される方へ
英語ができることに越したことはありませんが、ただ「言葉の壁」だけをネックに足踏みする必要は全くなかったです。老人ホームで「英語が話せなくてすみません」と言うと、「いいんですよ。私は日本語が話せないんだから、同じ、おあいこよ」と笑ってくださり、肩の荷が下りました。
老人介護に関しては、日本でも施設ごとに、その人ごとに場面ごとに色々なやり方があり、正解のない世界ですから、ここでの経験がすべて日本で通用するわけではありませんが、今までと違うカードを持つ良いチャンスだと思います。また、日本と同じように介護されている姿は、自分の介護スキルを確認する場としてもおもしろかったです。

感じたこと
つらかったのはうまく自分の思いを伝えられなかったこと。老人ホームの昼食が単調で、口に合わなかったこと。(まあ、短期間ですし、これも経験!と割り切りました。)
あと、介護の中でもコレがしたい!と決めていたらよかったなあ…と。「全部!」と欲張ったせいで、いろいろ体験できましたが、深く知ることができなかった気がします。また正直、ニュージーランドに思い入れがなく、「海外で老人介護ができるなら、どこでも良い!」と思っていたのですが、本当に良い人ばかりで、移民文化の国のせいか、フレンドリーにしてくださり、助かりました。日本や現地のエージェントスタッフの方には本当にお世話になりました。日本にいるときは直接お会いすることなく、メールだけのやり取りでちょっと心配だったのですが、本当に良くしていただいて、感謝してもしきれません。本当に本当にありがとうございました。初めての留学体験、とても素敵なものになりました。日本に帰ってから、また頑張るための良い充電期間を過ごすことができました!!

NZでの海外ボランティア活動の詳細

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CEC海外ボランティアの特徴
コーディネーターが活動をサポート
CECがご案内する国、地域にはすべて、現地在住のコーディネーターがいます。日本人コーディネーターもいれば、その国の人がコーディネーターを務めるプログラムもあります。現地で万が一に事故やトラブルが発生しても対応できるように。そして、海外ボランティア活動が初めてでも安心して参加できるような環境を作っています。

活動期間と活動内容
短期(最長4週間)の活動が主なものですが、英語圏では長期滞在可能な海外ボランティアもあります。 幼稚園では子どもたちと遊びながら子供の成長を助けることです。日本語ボランティアは学校の先生のアシスタントとしてグループに分かれた生徒の練習の中に一緒に参加しながら各生徒の能力を高めます。アジアでは孤児院やスラムでは貧困の子どもたちの教育、食育支援が主なボランティア活動です。

参加費用
適切な海外ボランティア活動を作成し、参加者の皆さまを安全に届けること、現地でサポートすること、宿泊費や現地の人たちへの寄付などにもお金がかかります。しかし海外ボランティアで得る貴重な体験は語学留学をはるかに超える価値があると考えます。
CEC海外ボランティアのHP