海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ジョグジャ日本語&孤児院 8月

インドネシア、ジョグジャ日本語&孤児院の参加レポート。

■参加された国名
インドネシア

■参加期間
8月10日~15日

■参加の動機
日本語学習率世界2位という、インドネシアの日本語学習界?の生徒さんの熱意を感じたかったため。地元の人たちと交流したいため。またボロブドゥールの遺跡やプランパナンにも興味がありました。

■ボランティア活動について
まずは孤児院。3回行きました。準備段階で、体験談を見ながら私なりにいろいろと考えましたが、料理は「フルーチェ」を作ることしか思い浮かばず。人数も30人くらいかな?と予想して、小さな紙コップと紙製のスプーン(これが現地でウケました)、フルーチェの素はいちご味を3箱、オレンジ味を2箱用意しました。
初日は、みんなとどう接したらよいかわからず、フィトリさんに間に入っていただきました。しかし、子供たちからいろいろ話しかけてきてくれ、フリートーク状態(笑)アニメのこと(「君の名は」はこちらでも人気!)や歌手(JKT48)のこと、私が持参したインドネシア語のテキストを見ながら話をしました。英語ができる子はけっこういます。
ほかの参加者の方が手巻き寿司を作りたいとのことで、事前にスーパーに寄っていただき、材料を買いました。卵やウインナーやツナなど。フルーチェ用の牛乳も!のりは韓国のりしかない様子。お米も購入、孤児院で炊いていただきました。自分で巻いて食べるスタイルで好評でした。みんな美味しそうに食べるので嬉しかったです。フルーチェの素と牛乳を混ぜていると、「おお!」と反応していました。こちらも好評でみんなおかわりしてくれて嬉しかったです。いちご味3箱分つくりました。それを小さな紙コップに分けました。このとき、子供は20人くらいいたような気がします。
そのほかの日は、パンケーキをみんなで焼いたり(チョコペンでデコレーションしながら)ゲームもやりました。器用な子がいて、最終日にはブレスレットを作ってくれました(涙)
孤児院では、料理やゲームなどがいいかも・・?
日本語学校では、例文を読んだり、漢字の熟語の問題を作ったり(なかなか思い浮かばない・汗)、あとはフリートークで質問したり答えたり。ここも3回行きました。「インドネシアで好きな食べ物は?」「日本でおすすめの場所は?」という内容でした。滝行をしたときの写真を持って行ったのですが、みんな興味深々でした(笑)
ちょうど、イスラム教の「犠牲祭」だったので、人がたくさんいました。一緒に、牛肉を串に刺したりするのを手伝いました。ここでは残りのフルーチェ(オレンジ)をふるまいました。
一日、フィトリさんが教鞭を取っている高校の日本語クラスにも行きました。合計4クラスです。教室に入るや否や「ハジメマシテ!コンニチハ!ヨロシクオネガイシマス!」とすごい元気!自己紹介をしたり、ひらがなの書き方を教えてあげたり、例文を読みました。とにかく元気で明るいです。とてもいい経験になりました。

■その他の感想
観光は、夜中3時出発のボロブドゥール遺跡。けっこう寒いので、羽織るものは必須です。ここは西欧人が多かったです。周辺でのイスラム教のお祈りが流れる中での朝日は灌漑深いものがありました。またここは、細かいレリーフがあります。お釈迦様の一生で、ガイドのプジさんが詳しく教えてくださいました。おいしい朝食付きです。
プランパナンは、ヒンズー教の寺院で、こちらも独特な感じです。シヴァ神など好きな方にはたまらないと思います。
私が行ったときは、「犠牲祭」のときだったので、村で牛を生贄にささげる場面に遭遇してしまいました(汗)しかし、命の尊さを知る、いい経験になりました。日本にいるとできませんものねえ・・。
王宮と水の宮殿は、近いです。プジさんと、ペチャに乗りました。びっくりしましたが、大丈夫でした。
王宮(クラトン)では、歴代のスルタンが住んでいたところで、歴史の重みを感じました。すばらしい調度品がたくさんあり、見ごたえがあります。また現役の家来の方と写真を撮りました。ここでは、人形劇も上演されていて、ガムランの音色が心地よかったです。
水の宮殿は、お姫様気分になりそうな素敵なところでした(笑)。この近くのレストランも、雰囲気、味、サービスともに素晴らしかったです。
またフィトリさんには、いろんなリクエストを聞いていただき、また細かい点まで配慮くださり、大変お世話になりました。濃い旅になったのも、彼女のお陰です。

■滞在先やその周辺について
ホテルの周囲はジェラード屋さんがすぐ近くにあり、とても便利です。でも道をわたるのは慣れていないと一苦労です。でもコツをつかめば大丈夫。このジェラード屋さんは種類豊富、安いのでおすすめです。混雑していますが。
すぐ近くにコンビニがあります。しかし会計のとき、レジの数字はこちらを向いておらず、インドネシア語で金額を言われるので、英語で言ってもらうか、あらかじめ買うものの金額を自分で計算しておいたほうがいいかも?
ホテルの部屋にはヤモリがいました(冷や汗)人には害を与えませんが、夜、気になって眠れなかったので、フロントに言いにいったら、追い払って外に逃がしてくれました。
ホテルはいかにもインドネシアといった、素敵な空間です。朝食は離れで食べます。ナシゴレンなどメジャーな食べ物がたくさんあるのでついつい食べ過ぎてしまいます(笑)

■現地の物価について
日本円で3万両替しました。約5000円ほど残りました。けっこう買い物で使いました。
ボロブドゥールの入場料 47万5000円ルピア
プランパナン入場料35万ルピア
ラーマーヤナ舞踊鑑賞40万ルピア(VIP席で、プランパナンがよく見え、とても素敵な劇場でした)がいちばん大きかったです。
お土産は、チョコレート3万ルピア
バッピア25 3万5000ルピア
バティックのスカート 23万ルピア(ちょっといいお店で)など。
現地での食べ物は安いです。フィトリさんが安くておいしいところに連れて行ってくれました!
フードコートでナシゴレン3万3000ルピアなど。

■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点など
今回、ジャカルタで乗り換えたのですが、エスカレーターが分かりづらいです。うまく言えませんが、日本にはない感じです。調べてみたほうがいいです。
現地でwifiを借りたのでとても便利でした。ホテルや孤児院でもつながります。
しかしジャカルタやジョグジャの空港では一応wifiはあるみたいですが繋がらなかったです。
私が行ったのは夏でしたが、日本のほうがだいぶ暑かったです。こちらでは、朝夕は涼しく、過ごしやすいです。昼間の観光は、帽子と水があれば余裕です。
ホテルにはトイレットペーパーはありますが、量が少ないです。毎日、補充はしてくれますが。私は日本から2ロール持っていきましたが、1ロールで十分でした。
今回、ナシゴレンについていた青唐辛子を誤って食べてしまいました・・!日本では信じられないほど激辛です。要注意です(苦笑)