参加者レポート
バリ島ボランティア&ホームステイ 8月
バリ島ボランティア&ホームステイの参加レポート。
■参加された国名
インドネシア
■参加期間
1週間
■参加の動機
将来、国際的な教育問題に携わりたいと思っているので世界の教育事情を知りたいと思ったため。またバリ島の文化に興味があったため。
■ボランティア活動について
4日間、約2~3時間ほど幼稚園へ行った。保護者が常に15人ほど庭でスマホを見たり、談笑したり授業を見たりしていた。ここでは日本語や文化を教えることはしなかった。幼児たちがアルファベットの練習をしている時に何か間違っていると修正したり、塗り絵の手伝いをした。また遊ぶ時間では幼児たちは常にお菓子を片手に遊んでいるので、お菓子をもらったり、一緒に遊んだりした。
2日間約2時間ほど孤児院へ行った。私が行った孤児院は英語がみんな話せる為、意思疎通が難なく出来た。スタッフさんや子供たちが想像以上に明るく、赤毛のアンを読んで想像していた「暗い」という孤児院のイメージとの違いに驚いた。
4日間約1時間ほど日本語教室をした。生徒たちはすごく熱心に問題やゲームに取り組んでくれて、こちらも楽しかった。アミさんが通訳をしてくださったおかげでスムーズに進めることが出来た。日本で小学生くらいがするような後出しじゃんけんやおふざけも時々見ることができて、大変楽しく過ごさせてもらった。
■その他の感想
英語を使ったのは飛行機の中と孤児院だけだった。英語を使う機会が少なかったのは残念であるが、日本語の良さやインドネシア語を学ぶ良い機会となった。逆に英語に不安を感じる方にとっては過ごしやすいプログラムであると思う。アミさんに「バリ島らしい寺院やお店に行きたいです」と無理を言っても「okok]と自分が想像していなかった景色のよい場所や穴場スポット、市場などに連れて行ってもらった。そのおかげで本当に楽しむことができた。その為、自由時間は常にどこかへ出かけているような感じであった。やはりバリ島に来たら、バリ島で一番美しいといわれているタマンアユン寺院や私のように古代文明に興味のある方であったらゴアガジャに行かれたら良いと思う。持ち物はみんなで食べるお菓子があるとよい。会話の糸口となり、より早く親しくなることができるので重宝する。
■滞在先やその周辺について
ホストファミリーの方々に本当に良くしてもらった。会話はほぼすべて日本語で行った。アミさんは自撮りをするのがお好きなようだ。だから参加される方は気づいてあげてください(笑)バリの交通マナーはすさまじいもので3車線しかないのに5車線出来ていたり、強引にバイクに抜かされることが日常であった。またクラクションは日本では一日に数えられるくらいしか聞かないが現地では一日に100回は聞かれる。しかしアミさんたちは本当に運転がお上手なので、遊園地でアトラクションに乗っているような感覚で楽しみながら移動できると思う。
■現地の物価について
現地のスーパーで買った飲み物が80円くらい。日本で買ったら3000円を超えるのではないかという量でも1000円もないくらい安い。しかしガムランボールは重さにより値段は変わるが1つ2100円くらい。観光客向けのお土産店では日本よりは安いものの、モノによっては日本より100円安いかくらいでスーパーよりは高め。また観光地では写真をとったり、何かに乗ったりするだけでお金がかかる。また寺院、遺跡では駐車料金もかかる。
■今後参加する人へのアドバイス、お気づきの点など
語学の心配がある方は、このプログラムではその心配は必要ないと思います。どこに行っても日本人というだけで親切にして頂いたり、こんにちはと声を掛けられます。常にアミさんや息子さんと行動するのでトラブルに巻き込まれる心配はないです。だから安心して返事をしてください。それだけで一気に仲良くなります。また幼稚園では言葉が通じず苦労することもありますが、ほっぺを軽くつんつんとしたり、簡単なインドネシア語の単語を言うだけでほとんどは仲良くなれます。でも気に入られてしまうと独占しようとされたり、綱引きのように左右から複数名に引っ張られてしまうこともあります。出来るだけ1人に付きっ切りではなく、みんなと関わるという気持ちで行動してください。
日本語教室ではかるたがとても盛り上がりました。残り少なくなってきたら「ぬ」や「め」のように見分けがつきにくいものを残し、引っかけ問題を出すと大盛り上がりでした。また景品としておもちゃやお菓子があると盛り上がります。
孤児院では風船やおもちゃを持っていきましたが取り合いになって、泣かれてしまうこともありました。だから出来るだけ複数人で遊べるものを持っていかれたほうがいいと思います。初めてのことがたくさんで不安を感じることもあるとは思いますが、自分からいろいろな体験をしようと動くだけでいままで自分が想像していた世界は変わります。日本ではありえないことばかりですが、それが楽しくなります。日々なんとなく過ごすのではなく、考えながら、どういう風になりたいか、したいかを意識するだけで行動が変わり、自分を変えることが出来ます。今回私は不安は成長する為の種であり、立派な木にするか、枯らせるかは自分次第であること、人の指示を待たず、自分で考え、動くことの楽しさを発見しました。そこで何を考え、学ぶか、そしてどういう交流が出来るかが大切です。是非精一杯、悩んで、困って、楽しんで、充実したボランティアを過ごされてください。