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世界的に珍しい?バリ島のお正月「ニュピ」
もうすぐバリ島ではお正月、ニュピです。2018年は3月17日(土)となります。ニュピの日は毎年異なります。
日本の新年と言えば毎年1月1日ですが、バリ島ではこの日はあっさり迎えます。バリ島ではニュピの方が大事なのです。
ニュピの日の迎え方は世界的にも珍しいと言われています。
毎年、外務省からもこんな注意喚起がなされます。
「ニュピ祭とは、断食と瞑想に専念するバリ・ヒンドゥー教徒の精神修養の日のことで、当日、バリ島では火や電灯が一切使われないほか、飲食店や商店などの営業が禁止され、外国人も含め様々な制約が生じます。」
当日は、港は閉鎖、空港では飛行機の発着もありません(トランジットは除く)。外出もできない決まりです。街は静寂に包まれます。だいたいニュピ当日の朝方から約24時間の間です。これらは観光客であっても制限されます。ちなみに、インドネシアでもバリ島だけです。
本当にこんな日があるのです。
ニュピ当日は暇なのでは?と思われるかもしれませんが、ニュピだからこその楽しみ方があります。
・ニュピ前日にはオゴオゴのパレードが行われます(おみこしが街中を練り歩くような感じです)。悪霊がこのオゴオゴに乗り移るとされていて、悪霊を追い出す日とされています。
・ニュピ当日は本当に静寂な1日となります。日本ではなかなか体験できないのではないでしょうか。弊社のニュピを体験するプログラムではホームステイ先にて、ホームステイ先の方々と交流しながら思い思いの時間を過ごして頂いています。
・電灯を一切使用できない日だからこそ、この日の星空は格別に美しいと言われています。一度はみてみたいですね。
・地域にもよりますが、オゴオゴ以外にもニュピの時期にしか行われないお祭りもあるそうです。タイミングが合えば楽しんでください。
いかがでしたでしょうか。一連のニュピ体験とボランティアを組み合わせたプログラムを毎年行っています。次回は2019年3月頃に開催予定です。
年に1度だけ。きっと貴重な文化体験となるでしょう。