新着情報&お知らせ
ニュージーランド・コロナ状況
海外ボランティア・ニュージーランドの現地コーディネーターから現在のNZのコロナ状況に関してのアップデートが入りましたので、みなさまにお知らせいたします。
ニュージーランドのコロナ関連の情報をお伝えします。
学生数は、2019年にCOVID前の各タイプの教育機関に通っていた留学生の割合に基づいて、セクターごとに配分されます。
- 大学 1,450
- テ・プケンガ 700 (国立専門学校のこと)
- 学校(9年生以上) 1,000
- PTE 850 (私立専門学校のこと)
- 英語学校 1,000
予想されるタイミングは以下の通りです。
2022年3月上旬~中旬 – 各教育機関への入学枠の割り当てを決定。2022年3月中旬~下旬 教育事業者による生徒の指名開始2022年4月中旬 – 第4期生の国境例外ビザの申請受付開始2022年半ば以降、学生はニュージーランドに到着し、学習を開始することができます。
このコースの学生は、ニュージーランド到着後、管理された隔離・検疫施設を通る必要はありません。
その代わり、7日間自己隔離し、その他の健康上の要件を満たす必要があります。
- 4月30日以降、ワクチンを接種した外国人に開放(ビザの種類によって段階的に開放する可能性あり)。
国境は3段階で開放され、MIQに入る必要のないすべての旅行者は、引き続き以下の条件を満たす必要があります。
- 出国前の検査が陰性であること
- 完全な予防接種を受けていることの証明
- 旅行歴に関する乗客の申告書
- 到着時の0/1日目の検査
- 7日間の自己隔離の必要性
- 社会に出る前の最終的な陰性検査
ターム1 1月31日~2月8日(学校によって異なる)~4月14日
ターム2 5月2日~7月8日
ターム3 7月25日~9月30日
ターム4 10月17日~12月初旬(学校によって異なる)2023年
ターム1 1月30日~2月7日(学校によって異なる)~4月6日
ターム2 4月24日~6月30日
ターム3 7月17日~9月22日
ターム4 10月9日~12月初旬(学校によって異なる)
2021年10月24日
10月22日現在、NZにおけるワクチンの接種率は以下の通りです。
・NZ全体:1回目86%、2回目69%(日本とほぼ同じです)
・オークランド:1回目89%、2回目74%
10月23日の新規感染者数 NZ全体で84名
本22日、アーダーン首相は記者会見を行い、以下を発表しました。
●今後、NZ国内の全てのDHB(地域保健委員会)においてワクチン接種率(2回目完了)が90%に達したら、従来の国内警戒レベルシステムに代わる新システムを導入することとする。
●新システムは、「緑・オレンジ・赤」の3つのレベルから成る。いずれのレベルにおいても、ワクチン接種が完了していれば、経済活動、学校運営などが基本的に可能となる。
●全てのDHBにおいて、ワクチン接種率(2回目完了)が90%に達した時に、全国一斉に新システムの「オレンジ」に移行する。なお、オークランドのみ、オークランドの3つのDHBにおいて同90%を達成したら、単独で新システムの「赤」に移行する。この他、南島についても、南島全てのDHBが同90%を達成したら、南島のみ新システムに移行することを検討する。【本文】
1.10月22日午前10時、アーダーン首相等が記者会見を行い、以下を発表しました。
(1)これまでの排除戦略はデルタ株の存在により困難に直面しているが、その一方で、ワクチンの存在により新たな対応が可能となった。
(2)今後、全てのDHB(注)においてワクチン接種率(2回目完了)が90%に達したら、従来の国内警戒レベルシステムに代わる新システム「COVID-19 Protection Framework」を導入することとする。
(3)新システムは、「緑・オレンジ・赤」の3つのレベルから成る。いずれのレベルにおいても、ワクチン接種が完了していれば、経済活動、学校運営などが基本的に可能となる。
(4)全てのDHBにおいて、ワクチン接種率(2回目完了)が90%に達した時に、全国一斉に新システムの「オレンジ」に移行する。なお、オークランドのみ、オークランドの3つのDHBにおいて同90%を達成したら、単独で新システムの「赤」に移行する。この他、南島についても、南島全てのDHBが同90%を達成したら、南島のみ新システムに移行することを検討する。
<首相発表全文>
https://www.beehive.govt.nz/speech/covid-19-protection-framework(注)DHB「District Health Board(地域保健委員会)」とは、NZの公的保健サービスの提供(公立病院の運営等)を担う組織。全国は20のDHBの管轄に分けられる。オークランドは、Auckland DHB, Waitemata DHB, Counties Manukau DHBの3つのDHBが所管している。ウェリントン市はCapital and Coast DHB、クライストチャーチはCanterbury DHBが所管している。その他の地域は、以下参照。
<DHB管轄地図>
https://www.health.govt.nz/new-zealand-health-system/key-health-sector-organisations-and-people/district-health-boards/location-boundaries-map2.新システム「COVID-19 Protection Framework」概要
新システムの詳細は11月中旬に発表される予定です。今後変更などもあり得ますので、進展や変更がありましたら、領事メールにてお知らせします。
<COVID-19 Protection Framework公式サイト>
https://covid19.govt.nz/alert-levels-and-updates/covid-19-protection/
(1)全体像
・新システムは、「緑・オレンジ・赤」の3つのレベルから成る。
・検査、接触記録(アプリ等)及び感染者の隔離措置は継続される。感染者が急増した場合は、地域限定のロックダウンがあり得る。広範囲のロックダウンの可能性も排除されない。
・レベルは、ワクチン接種率、医療逼迫の程度、感染状況の把握・拡大防止のキャパシティ等を考慮して決定する。
・ワクチン接種証明を要求するかは、多くの場合任意となる。但し、感染リスクが高いイベントについては、ワクチン接種証明が必須となる場合がある。
・すべてのレベルにおいて、ビジネス、小売店及び公共施設は、ワクチン接種者を対象に、基本的に営業できる。
・顧客にワクチン証明を要求しない場合は、営業に相当程度の制限が設けられる。また、オレンジや赤においては営業できない可能性がある。
(2)各レベルの概要
<緑>
・市中症例があるものの、感染の拡大は限定的で、医療が逼迫していない状況。
・公共施設、小売店、職場、幼稚園・保育園・学校に行くことができる。
・ワクチン接種証明があれば、レストラン・カフェ・バー等(ホスピタリティ業)、結婚式等の集会、各種イベント(屋内外を問わず)、美容院等(顧客との距離が近いサービス)、フィットネスに行くことができる。
・地域間移動は可能。
<オレンジ>
・市中感染の拡大が見られ、医療の逼迫が心配される状況。
・公共施設、小売店等はフィジカルディスタンス等が求められる。幼稚園・保育園・学校は保健上の対策をとった上で運営可能。通勤は可能。
・ワクチン接種証明があれば、レストラン・カフェ・バー等(ホスピタリティ業)、結婚式等の集会、各種イベント(屋内外を問わず)、美容院等(顧客との距離が近いサービス)、フィットネスに行くことができる。
・地域間移動は可能。
<赤>
・保健上のリスクの高い人を守るため、また医療の逼迫に対応するための行動が求められる状況。
・公共施設や小売店は、人数制限、フィジカルディスタンスが求められる。仕事はリモートワークが推奨される。幼稚園・保育園・学校(大学等高等教育機関を除く)は保健上の対策をとった上で運営可能。
・ワクチン証明を求めれば、人数制限やフィジカルディスタンスを求めた上で、レストラン・カフェ・バー等(ホスピタリティ業)、結婚式等の集会、各種イベント(屋内外を問わず)、フィットネスを運営可能。美容院等(顧客との距離が近いサービス)と大学等高等教育機関は、ワクチン接種証明に加え、一定の条件を満たせば運営可能。
・地域間移動に制限が設けられる。
2021年9月19日
9月21日の23:59より、オークランドは警戒Levelが3に変更になります。
まだ、オークランド内でのデルタ株感染は毎日10~20人ほど見つかっています。
加えて、ワイカト地方でも、感染者が発見されています。
しかし、これらの感染の経路が確認されていることから、レベルを4から3に変更となったようです。
ワクチン接種率はクリスマスまでに、対象者の90%が接種できるように進めています。レベル3の暮らしに関して
コーディネーターから届いた資料で現地でのコロナに関しての情報サイトの作りがすごい丁寧なことに感動しました。
英語をはじめとして、39の言語で情報を伝えています。500万人しかいない人口の国(福岡県の人口と同じくらい)だけど、これだけ多くの言語に対応して正確な情報を伝える姿勢がすごいです。https://covid19.govt.nz/
小さな国だからこそ、国民も自分たちだけではなく公の利益のことも考えた行動をすることができるのだと思います。指導者もしっかりしていますよね。
2021年8月
8月12日、本日ジャシンダ・アーダーン首相は、2022年以降、ニュージーランドの国境閉鎖から抜け出すロードマップを発表しました。
Stepを踏んで、最終的には自由な往来を目指します。
私たち留学関係者にとって重要なのがStep3ですが、以下が概要です。
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ニュージーランド国内のワクチン接種が完了している前提で(Step1,2)
個々のリスクベースのモデルに基づいて来年国境制限を緩和。
新着者を低リスク、中リスク、高リスクの3つのカテゴリに分類。(Step3)
・低リスクの旅行者は、検疫なしで入国可能。完全に予防接種を受け、低リスクの国から来ている必要があります。
・中リスクの旅行者は、中リスクの国から到着するため、自己隔離またはわずかに削減された管理された隔離と検疫の対象となります。
このカテゴリー(自宅での隔離が可能かどうか)、に備えて、政府はこの経路の安全性をテストするために、今後数か月以内に自己隔離パイロットプログラムを実行する予定です。
・高リスクの旅行者(高リスクの国の人々)は、現在実施されているのと同じ隔離手順の対象となります。完全にワクチン接種されている場合でも、管理された隔離(政府指定の宿泊施設)で14日間滞在、さらに必須のテストが行われます。
2021年の残りの期間は、この新しいシステムのセットアップに専念する予定。
「この作業には、旅行者の健康申告システムの開発、空港到着時の迅速な検査と信頼性の高い出発前検査のための新しい検査技術の調査、一部のニュージーランド人の自己隔離の取り決めの試験運用、その他の公衆衛生の強化に関する継続的な作業が含まれます。コンタクトトレーシングなどの対策も。」
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年内中に、ニュージーランド人のワクチン接種が完了し、パイロットプログラムがうまく機能するようであれば、つまり海外から戻ってくるニュージーランド人の自宅隔離が成功すれば、年明け早々からの渡航が可能になるのではないかと期待が出来ます。
ただし、隔離施設内での感染者は毎日数人出ています。
自宅隔離でも発症者が出ることは予想され、それがどれだけきっちり監視されるのか、というシステム作りが重要です。
2021年4月
ニュージーランドとオーストラリア間のQuarantine Free Travel Bubble (到着後ホテル隔離不要の相互往来)が、4月19日から開始されることが、本日Jacinda Ardern首相から発表されました。このトラベルバブルでは、事前のワクチン接種は不要です。
https://www.newshub.co.nz/home/travel/2021/04/covid-19-trans-tasman-bubble-what-you-need-to-know-about-quarantine-free-travel-to-australia-from-april-19.html
キーポイント:
旅行バブルは4月19日開始。
ニュージーランドとオーストラリアのすべての州への往復旅行が可能になります
旅行者は、過去14日間に陽性のCOVID-19検査結果を持っていてはならず、その14日間に行われたCOVID-19検査の結果を待っていてはなりません。
両国間の旅行は、続行、一時停止、一時停止の3つのレベルで機能します。
乗客は空港の「グリーンゾーン」を通過します。つまり、世界の他の安全性の低い地域から旅行者が到着することはありません。
国境でランダムな温度チェックが行われます
風邪やインフルエンザの症状のある人は旅行できません。
すでに昨年の10月からニュージーランド人は、Quarantine Freeでオーストラリアへの入国は出来ていましたが、オーストラリア人はニュージーランド入国の際には、2週間のホテル隔離が必要でした。
これでようやく2国間の自由な往来が可能になるので、国境封鎖解除に向けての段階を踏みだしたと言えるでしょう。
ニュージーランドはこれから冬を迎えるので、クイーンズタウンのようなスキーエリアの都市は、ようやくビジネスが見込めるようになります。
次はクックアイランドとのトラベルバブルを視野に入れています。
このバブルで、1300室くらいの隔離用ホテルの部屋が空いてくるようです。500はこのトラブルバブル用に、念のために保管しておくようですが、800室は他国からの入国者に使えるようになるかもしれません。Ardern首相は3月に、「国民全員のワクチン接種が早期完了すれば、年末までには国境封鎖の解除が可能になるだろう」との談を発表していますが、本日の段階では、まだ先のことは言明していません。
いづれにせよ、ニュージーランドはこれまでコロナウィルスの市中感染抑制には成功しております。
更にワクチン接種が行き渡れば、年内後半には次のステップが見えてくるのではないかと期待しています。
感染状況
一時、広がりを見せた市中感染も今は落ち着いています。
入院患者はいません。
ただ、外国から戻ってくるニュージーランド人、あるいは永住者が、隔離中のホテル滞在中に、感染が確認されるケースは続いています。
ヨーロッパやインドからの帰国者の中に感染者がいるようです。
Alert Level1
本日、Jacinda Ardern首相の発表があり、10月7日(水)の深夜より、Alert Levelを1に引き下げることになりました。
これによって、国境封鎖以外は普通の日常に戻ることになります。
ALERT.jpg
トランスタスマンバブル TransTasman Bubble
10月16日からニュージーランドとオーストラリア間で、到着後隔離不要の往来が始まります。
ニュージーランド人で余裕のある人たちは、オーストラリアへの旅行が活発になると思われます。
ただし、ニュージーランドはオーストラリア人の観光入国を拒否しているので、
しばらくはオーストラリア在住のニュージーランド人が戻ってくる程度のようです。
日本路線に関しては、Air NZが週1便だけ飛ばしています。来年3月末まで週1便は固定されていますので、
それよりも前に増便されて、日本人の観光就学目的の入国が可能になることはなさそうです。
選挙
10月17日が投票日になります。
注目は、現政権のLaboour Partyと、政権奪取を狙うNational Partyとの一騎打ち。
コロナ後の復興計画において、National Partyの政策が「さすが経済に強い!」と思わせるものですので、
どれだけの指示を集められるかがポイントです。
しかし、昨年のテロや、今回のコロナなど、困難な状況に対して、強力なリーダーシップを発揮しているJacinda Ardern率いるLabourの人気は高く、
今のところの調査では、Labour Partyが有利な状況です。
国境封鎖解除に関しての具体的なスケジュールは両党とも明言していません。
WHビザの延長
今年10月1日から、来年3月31日までにワーホリビザが切れる人には、自動的に半年のSSEビザが更新されることになります。
(The Supplementary Seasonal Employment (SSE) visa)
農産物の収穫を、外国からの労働者(周辺のポリネシア各国)に頼っていたのが、今は入国が出来ず人材不足となっているためです。
オークランド中心部
旅行者、留学生がいないことに加え、在宅勤務が進んだこともあり、シティ中心部を歩いても、以前のような人ごみはありません。
飲食業界はもちろん、お店はどこも売り上げが下がっているようです。
失業者対策
得に、航空業界、旅行業界、ホスピタリティ業界は大きなダメージを受け、多数の解雇が発生しています。
失業手当の申請者数で、失業率を測るのですが、実は政府予測よりもかなり低いものでした。
8月末までは、政府の補助金が出ていたこともありますが、
夫婦共働きが多く、パートナーのうちいづれかが職を失った場合でも、失業手当を申請するまでではなかったというのが、実際のところだったようです。
以上、いくつかの観点から情報をお知らせさせていただきました。
感染者の少ないうちにロックダウンに踏み切り、その後も徹底的な市中感染や外国からの感染流入を防ぎ続けているニュージーランドは、「世界で最も厳しいコロナ対策」を実施している国と言えます。
ニュージーランドにお越しいただくには時間がかかるかと予想されますが、ニュージーランドという国がコロナに毅然と立ち向かっていることを、お知りおきいただければ幸いです。
PS、
9月28日からDaylight Savingが始まり、日本との時差は4時間になっています。
気温もぐっと高くなり、毎日春の陽気です。
オークランドは桜を始め、様々な花が咲き乱れています。
我が家のラベンダーも満開です。