新着情報&お知らせ
セブの貧困者のための歯科医療
2020年2月、今年37回目になるKADVO 特定非営利活動法人 神奈川海外ボランティア歯科医療団が2月10日、11日にマボロ教会で無料クリニックをおこないました。
私達も近辺の墓地スラムに住む住人を招待しました。
治療を受ける人が熱の症状があれば治療を受けることができません。コロナ肺炎の対策のためです。
墓地スラムの子どもたちのお世話をする牧師も招待。
治療を受けた後、薬も無料で支給されます。
血圧チェック
子どもたちのために歯を大切するための講義もおこなわれました。
今回のイベントはコロナ肺炎の影響で大変な目にあいました。せっかく日本からたくさんのスタッフのみなさんが来ていただいたのに、申し訳ない気持ちになります。
教育委員会は生徒が「多くの人が集まるところ」に行くことを禁止したために、多くの子供達が来ることができなかったのです。また、10日(私達が参加した日)は朝から大雨だったので、墓地は洪水状態、時間どおり来た人はだれもいませんでした。でも、参加者が少なかったために、本来の時間じゃない午後からもアポイント無しで治療を受けている墓地の家族もいました。
歯は一生つかうもの、大切にしなければいけないものなのに、そのことを理解しているひとがセブの貧困街の住人のひとの中には少ないように感じます。
いくらお金がないといっても、歯ブラシを持ってないひとはいません。歯磨き粉は必要ないです。水だけでも良いし、塩をツケて磨けばよいのですが、なぜか歯がボロボロの子供が多いのです。
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フィリピンのコロナ肺炎への対策
現在コロナ肺炎の影響で海外への旅行が心配されています。ここフィリピンではコロナ肺炎の感染は非常に少なく、2月18日現在で感染者数は3人です。これはフィリピンの対応の早さが徹底していたことが幸いしています。
1月25日の時点で武漢からフィリピンのリゾート地ボラカイ島への中国人旅行客を入国禁止にしました。とても対応が早かったのです。
本来なら春節(中国の正月)休みでたくさんの中国人旅行者がくる時期だったのですが、国民の健康を優先した勇断だったと思います。マレーシアやインドネシアなども同じ時期に中国からの入国を制限、禁止措置をとっています。
空港でも航空機の中でも消毒などの対策を徹底しており、今もフィリピンのコロナ感染者数は増えていません。
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セブでのボランティア活動プログラム
https://www.cecj.net/mobile/cebu/cebu_ngo.html
CECは1988年から30年以上、海外ボランティアを専門とした国際体験活動を企画、運営しています。参加者のみなさんが現地に到着してから帰国の途につくまでの間、充実した体験をしていただけためボランティア活動の場所を確保、参加者同士の交流、自由時間の使い方のアドバイス、そして万が一の緊急事態の対応などを昼夜関係なく対応しています。初めての海外ボランティアに安心して参加いただくために、日本と海外の両拠点でスタッフがプロとして皆さんのサポートをおこないます。