参加者レポート
ネパール 震災復興+マザーハウス高齢者施設+日本語学校
参加期間 2018年 3月 9日 ~ 2018年 3月 27日まで (約3週間)
参加の動機
自分の生き方をゆっくり考えたいなと思っていた時にネパールでのボランティアについて知って直感で行きたいと思いました。また、調べていくうちにネパール人の文化や宗教観にも興味を持ちました。
ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供(2)人 その他(おじいさん、おばあさん)
ペット: 無
食事: 非常においしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
水回りに関しては日本と全く違いました。トイレは基本大の時以外は流しません。流す水は顔を洗ったり歯を磨く際に出る水をバケツに溜めて、その水でトイレを流すようにしていました。また、シャワーは毎日浴びませんでした。歯磨きの際には蛇口から出る水は使わず、ミネラルウォーターを使いました。食事に関してはとても美味しくいただきました。しかし、夜ご飯は20:00ぐらいなので少し遅く感じる人もいると思います。
感想:
食中毒には注意が必要だと思いました。自分では気をつけていたつもりでしたが、ネパールでの生活が慣れるにつれて気が抜けてしまう部分もありました。例えば、屋台の食べ物。歩いていると気になってしまいついつい買ってしまいがちです。水に注意するだけでなく、スープや油にも注意が必要でした。私は発熱と下痢で三日間寝込んでしまったので元気に活動するためには体調管理が一番大事だと感じました。しかし、ホストファミリーがとても温かかったので日本に帰りたいと思うことは無かったです。とても感謝しています。また、誕生日も祝っていただいて本当に家族のように接していただいて感謝の気持ちでいっぱいです。
ボランティア活動に関して
どちらで活動されましたか:
マザーテルサの高齢者施設、震災復興プログラム、イノベイティブ日本語学院
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
マザーテルサの高齢者施設について(2018.3.10-2018.3.13)
私はここで4日間お世話になりました。活動時間は8:30−10:30までの2時間。毎週木曜日はお休みだそうです。活動内容はベッドメイキング、床掃除、洗濯、食器洗いなどです。朝は早く、すぐに活動が終わってしまうので観光メインでネパールに行きたい方にはオススメです。また、ボランティアの多くは現地の看護学生なので10−20代の人が多くティーンエイジャーの私にとっては友達になりやすくとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。高齢者施設のボランティアと言いつつ活動内容は洗濯などの仕事でおばあちゃん、おじいちゃんと触れ合いたい方には物足りなく感じることもあると思いますが、近くに行って手を振ったりするだけでも心の距離が縮まったような感覚がして嬉しかったです。また、面白かったのがマザーテルサ高齢者施設の立地。近くには有名なヒンドゥー教のお寺があるのにマザーテルサの施設があって良いんだと思いました。宗教を分け隔てなく受け入れる心やお互いの宗教をリスペクトする大切さを感じました。いろんな宗教がネパールには存在していて違う宗教同士が融合していたり、追放することなく受け入れるというのは素敵なことだし、今後の世界で実行されなければいけないことだと思いました。
震災復興プログラムについて(2018.3.15-2018.3.18)
活動時間は10:00−17:00。活動内容はひたすら台車で瓦礫を撤去する作業をしていました。とても体力勝負な仕事でした。一軒の家を綺麗にするまでこんなにも労力がいるんだなと実感しました。手作業の大変さそして家を綺麗にして店を建てようなどと思う強い意志と心が無ければなかなか難しいものがありました。私は他2人の日本人とネパール人約4人で活動していました。活動している中でたくさんの人と出会うことが出来ました。応援してくれる人もいれば私たちを珍しがって見る人も。最も印象的だったのは朝からお酒を勧めてくるおじいさん。フレンドリーな人もいればシャイな人も、いろんな人がいました。瓦礫を撤去した後はネパールの子供達と折り紙をしたり、けん玉をしたり、あやとりをして遊びました。作業の後で疲れていたけど子供達がとても可愛くて疲れも吹っ飛びました。でも自分にとって文化を伝えるって難しかったです。
震災復興のお手伝いをした村の様子とそこで用意していただいたランチです。
イノベイティブ日本語学院について(2018.3.25-2018.3.27)
ここでは3日間お世話になりました。活動時間は8:30−12:30ぐらいまでで午後は観光をしたいという方にはオススメです。私にとって日本語を教えるということは初めてで最初は戸惑うこともありました。しかし、先生も生徒さんも優しくて面白い人たちばかりで楽しむことが出来ました。春から日本語を学びに日本に行くという生徒さんも多くいて友達もたくさん出来ました。半年で日常会話レベルの日本語をマスターしてしまうほどの熱心な生徒さんもいてとても刺激になりました。自分は何も貢献できなかったように感じましたがたくさん吸収することが出来ました。
ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
マザーテルサの高齢者施設まではローカルバスで40分ぐらい。震災復興の村まではローカルバスで1時間ぐらいでした。イノベイティブ日本語学院までは徒歩で15分ぐらいで着きます。
ネパール語レッスンに関して
良かった
感想:
ネパール語レッスンというよりネパールの文化を英語で聞くというスタイルでした。特に民族や宗教に関してのお話は自分にとって興味深いものでした。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
ウェットティッシュは本当に持って行ってよかったと思いました。手や体を拭く時などにとても役立ちました。しかし、とてもゴミが出てしまったのでどうすれば良いか考える必要があると思います。水不足で深刻なネパールでは水をできるだけ使わないように生活することも大事ですがゴミをなるべく出さないように生活することも環境にとって大事なことだと思うのでどうすれば環境に優しく自分の清潔を保てば良いか考える必要があると思いました。
その他、便利だと思うものは:
懐中電灯は夜中にトイレに行くときは必須です。また、熱が出た時のために体温計を持って行くべきでした。私は忘れてしまったのでどのくらい治ったのかわかりづらかったです。
半日観光に関して
場所:バクタプル
感想:
寺院の半分以上が壊れている印象を受けました。しかし、建築はとても美しく繊細で感動しました。将来再建された寺院を見にまたネパールに足を運びたいです。食べ物に関してはズーズーダヒというヨーグルトが一番美味しかったです。いくらでも食べることが出来ました。ぜひバクタプルを訪れた際はお召し上がりください。
カトマンズに関して
カトマンズの印象やお勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
街全体が観光スポットだと思います。特にパタンの街並みは綺麗で伝統的な雰囲気でお気に入りです。カフェは安くてメニューも充実していて満足です。しかし、屋台には気を付けましょう。
反対にお勧めできない場所等があれば、その理由もお知らせ下さい:
特にないです。でも、自分でやばいと判断したところにはいかないほうがいいと思います。
カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:
ナガルコット
交通手段、かかった時間、費用は:
130USドル 宿、食事込み
車で約3時間ぐらいだったと思います。
感想:
ナガルコットのホテルで初めてシャワーを浴びたのですがその後体調が急激に悪くなりました。日の出は曇っていて見えるはずのヒマラヤ山脈は見えず残念でした。しかし、これもいい経験です。ナガルコットはカトマンズ市街地より標高が高く朝晩冷え込むので服装を暖かくして楽しんでほしいと思います。 ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
気温は20−25度ぐらいでとても過ごしやすかったです。しかし、朝晩は思っていたより冷え込むので体温調節できる服装で過ごすのがベストだと思います。
服装は:
スエターにジーンズととてもラフな格好です。
ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは: 1ルピー=約( 1? )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1L 20ルピー、映画300ルピー、カフェ 250ルピー
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
今回の参加を通して一番印象に残っているのはやっぱり人との出会いです。たくさんの人との出会いを通して人との繋がり、温かさを感じました。まずは高齢者施設でできた友達の話をさせてください。彼女はとてもやさしさにあふれていました。18でネパールに一人で来た私を心配してくれてお昼ご飯を買ってくれたりバス代も出してもらってバスも拾ってくれました。私と思い出を残すために施設のおばあちゃんおじいちゃんに写真の許可を取ってもらいおばあちゃんおじいちゃんと写真を撮ったり言葉は通じないけど簡単なネパール語でお話をしたり、コミュニケーションの場を広げてくれたのは彼女なのでとても感謝しています。いまでも彼女とは連絡を取り合っていてまた会えることを願ってそれぞれ頑張っています。次に、震災復興で一緒に頑張った二人。震災復興は私が経験した3つのボランティアのうち一番辛かったプログラムでしたが協力して乗り越えることができたのでと手の印象に残っています。二人とも強い意志を持ってネパールに着ていたので話を聞いてとても触発されたし、自分も頑張らなきゃなと思いました。最後にイノベイティブで出会った先生と友達。日本で経営を勉強して日本で就職したいという強い思いがあって目標に向かって勉強している姿や日本のことを知ろうとする姿にとても触発されました。日本語をなる別使って話すように努力したり、勉強を楽しんでいる感じがあっていい雰囲気の学校でした。先生もお茶目で可愛くて面白くて日本語がペラペラ。ここでは本当にいろんな人に出会っていろんな話をしました。たった3日間でも得るものは大きかったです。今度行くときにはボランティアとして貢献できるような人になりたいなと思いました。自分がしたことよりもはるかに多くのことをこのプログラムで学び、築くことができました。この1回のボランティアで自己満にならないようにこれからも何らかの形でボランティア活動ができたらいいなと思います。この度を準備してくれた全ての人に感謝したいです。ありがとうございました。
これは震災復興の際の写真です。終わった後の達成感はとっても大きかった。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):朱里
性別: 女性 ご年齢: 10代