参加者レポート
インド・コルカタホームスティプログラム
参加期間:H29年 7月12日 ~ 7月 18日まで (1週間)
参加の動機:看護師として働いており、インドの医療事情に興味があり、少しでも役に立ちたいと思ったため。
ホームステイ滞在に関して
家族構成: お父さん お母さん 子供1人
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
インドの食事の時間は、朝は早く、昼は15時~16時、夕は21時~22時です。ホームステイ先の母は、日本の食事時間について理解しており、私たちに合わせて夕食を用意してくださいましたが、念のため何時に夕食を食べたい等を事前に伝えておくことをお勧めします。食事は、毎回おいしく、スプーンやフォークも用意してくださいました。飲み物は自分で用意が必要でした。
部屋内は、土足が禁止で裸足で過ごしていました。気になる方は、スリッパ等用意すると便利だと思います。
また、インド人はあまりかけ布団をかけないようで、かけ布団が用意されていなかったです。伝えたら、用意してくださいました
感想:
両親とても優しく、子供(9歳)はとても活発でかわいく、楽しく過ごすことができました。母親がサリーを着させてくれたり、私たちが家にいるときは昼食も作ってくれました。美人で穏やかで素敵な母です。母が作る甘い紅茶が好きでいつもおかわりしていました。父は、私が喉が痛かったときに、うがい薬を作ってくれてとても心配してくれました。お湯にリステリンを入れたり塩を入れたりすると喉に効くといい毎日作ってくれました。(アーユルベーダ式だそうです)息子さんは、とても面白く、活発で一緒に言葉遊びをしたり、踊ったり多くの時間を過ごしました。とてもかわいいです。
一週間と短い期間でしたが、とても良い家族とめぐりあえて、帰る時には涙を流してお別れをしました。ホームステイとても、良かったです。
ボランティア活動に関して
活動先施設: カリガート(死を待つ人々の家) シシュババン(障害孤児院)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
実際の活動は、7月14日~18日でした。私は、午前はシュシュババン、午後はカリガートに行きました。
シュシュババンは、障害を持つ小さい子供たちの孤児院で、午前中は一緒に歌ったり踊ったりし、その後は食事の介助をしていました。食事後は、着替えとおむつ交換等をすませ、ベッドへ移送し午前は終了しました。看護師の資格を持つシスターや、マーシーと呼ばれるお手伝いの方が中心でお世話をしていました。マーシーは英語を話せない方が多いため、会話が難しいかったですが、見振り手振りで質問したりをしてコミュニケーションをとることができました。子供たちはとても可愛く、癒されました。
カリガートは、日本でいうホスピスのような場所でした。高齢の方もいますが、精神疾患を患った若い患者さんもいました。日本で、看護師として働いているので、日本と比べて物資が明らかに少ない中で患者さんを看る事の大変さを痛感しました。マーシーや多くのボランティアが来ており、マンパワーは足りているように感じました。患者さん同士のベッドはくっついており、カーテンもなく、みんなが同じ部屋で過ごしており、お互いが協力しあいながら、一体となっているアットホームさを感じ、ホスピスとしてのあるべき姿について考えさせられました。
ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
家から、バス停まで歩いて10分です。少しわかりづらいので一度迷子になりましたが、覚えてしまえば簡単な道です。途中にコンビニもあるので、毎日同じおじさんからお水を買っていました。バスにのり、1時間でシュシュババンはつきます。バスはアナウンスはないので、道を覚えるか周りの人にマザーハウスに行くから教えてと伝えれば、インド人は優しいの周囲のたくさんの人が教えてくれます。
Cultural activitesに関して *受講された項目のお値段、感想をお聞かせ下さい
ベンガル語レッスン:ベンガル語レッスンを行う予定でしたが、先生がいなかったため施行できませんでした。代りに母親が1度、ヒンドゥー語を教えてくれました。
ヨガ体験:行うことはできないとのことで、施行できませんでした。
インディアンクッキング体験:こちらも、実際は行われなかったです。
日本人シスターのお話を聴く:日本人シスターとお会いし、インドの貧困事情やマザーハウスの現状について、説明をしていただきました。貴重な体験となりました。
マザーハウスのミサへ参加する:1度ミサへ参加しました。貴重な体験ができました。
市内徒歩散策:1日、車でカロルさんと市内観光がありました。たくさんの場所へ連れてってくださり、とても丁寧に説明をしてくださいました。また、その他の日も、カルカッタはメトロもバスもたくさん通っているので、博物館に行ったり、買い物をしたりすることができました。
すみこさんとの懇談会:すみこさんと、直接連絡を取り、お時間を作っていただき、おうちでお話しを聞き、その後レインボーホームの見学に行かせていただきました。インドの貧困事情や、カリガートのお話しを中心に数時間お話しを聞くことができました。レインボーホームでは、利用者の子供たちとお話しをすることもでき、貴重な体験をすることができました。すみこさんは、とてもパワーがあって、素敵な方です。
その他:現地コーディネーターのカロルさんには、とてもお世話になりました。心配して、電話をしてきてくださったり、カルカッタのあとの旅行のチケットを買う場所へ連れてってくれたり、とても親切でした。感謝しています。
持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは?
カメラ、携帯、腹財布、キーロック。パスポートやクレジットカードの管理は腹財布があって便利でした。ボランティア先の荷物置き場には鍵がなく、手ぶらでボランティアは行っていたので、キーロックがあると、ロッカーに自分で鍵がかけられるので安心です。また、医療用のビニール手袋があると、自身で感染を守りたいときに使えるので便利です。
その他、便利だと思うものは?
ペットボトルを引っ掛けるホルダー。荷物が少ないときに、腰に水をひっかけて手ぶらで過ごせるので便利です。逆に必要と思っていたが必要なかったものは、虫よけ、傘、スニーカーです。雨季でしたが、雨が降ったら雨宿りすればやむので必要ありませんでした。虫よけは、インドで買うものでないと効果がないので、インドで購入したものを使っていました。スニーカーは結局使用せず、暑いのでビーサンで過ごせます。
コルカタ市に関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
HOTEL HEAVENのランチ。安くて衛星的でおいしかったです。マザーハウスの隣です。Indian Museumは、少し高いですが、インド1大きくて古い博物館でお勧めです。
反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:特になし。
コルカタ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか?
バラナシ、アーグラ、ジャイプール、デリー、バンガロール、ホスペット、ハンピに行きました。
交通手段、かかった時間、費用は?
夜行列車を計4回利用しました。女性二人の旅行だったので、ランクは2番クラスを選択しました。デリーからバンガロールは飛行機を利用しました。細かい移動は、バスや、列車や、トゥクトゥクを乗り継ぎました。
感想:
カルカッタの一週間を過ごした後だったので、バスやメトロの乗り方も学んでいたので移動はスムーズでした。インドの夜行列車は、止まる駅の放送がないのと、止まってから発車までがとても早いので、周りの人に降りる駅で起こしてもらうように伝えたりしました。また、無線でできる地図のアプリがあったので、とても便利でした。各町や村で知り合いができ、色々な方に助けてもらい、とても良い旅が出来ました。インド人は、とてもお話し好きで、楽しくて、優しくて、エネルギッシュと感じました。インドが大好きになりました。
ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか?
雨季でしたが、雨は時々スコールが降る程度で傘は一度も使用しませんでした。晴れているときは、とても暑かったです。湿度が高かったからか、汗が止まらず汗疹ができました。ベビーパウダーを使用してから、よくなりました。
服装は?
現地で買った服をきていました。可愛くない服装を日本から持っていったら、インド人はみんなとてもお洒落で、恥ずかしくなり現地で結局買った服を着ていました。
インドの物価に関して
ご参加時のレートは? 1ルピー=約(1.7)円程度
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
5ルピー:屋台のチャイ
10ルピー:500mlの水、スナック菓子(小)、少しの区間のメトロの移動、少しの区間のバスの移動
20ルピー:1Lの水、スナック菓子(大)
40~50ルピー:ODOMUS(虫よけクリーム)、屋台での昼食料
100~150ルピー:レストランでの昼食料
お小遣いはどのくらい用意されて、どのくらい使いましたか。
カルカッタでは、5000~8000円くらいです。すべての旅行費用で、移動の料金とホテル代も入れて3週間で5万程度でした。
レンタル携帯に関して
滞在期間中チャージをいくらしましたか:最初のチャージのみで足りました。
通話料を覚えている範囲でお知らせください:
日本への通話は、5分半で100ルピーでした。現地での電話はとても安いため、忘れました。
予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか? はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:日本脳炎、狂犬病、A型肝炎、コレラ、腸チフス(医療機関従事者のため、B型肝炎や三種混合は既に抗体あり)
今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
最初インドについたとき、ヒンドゥー教の文化や風習、インドの街並みが日本と違うため、驚くことがたくさんありました。しかし、インド人はとても優しく、親切でお話し好きなので、沢山助けてくれます。また、ホームステイだと、家族とのかかわりが持てるのでとてもたのしかったです。ボランティアは、本当に勉強なったし、貴重な体験ができます。また、近々インドに行きたいと思っています。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):Eri
性別: 女性 ご年齢:20代