参加者レポート
とても心に残る旅をさせていただきました
カンボジアシェムリアップ日本語・孤児院ボランティアプログラム
◆参加期間◆ 2016 年 6 月 8 日 ~ 2016 年 6 月 19 日
◆参加の動機◆
CECのホームページにて、代表の池頭さんとカンボジアに一緒に行きませんかという募集を見て、是非同行してみたいと思い参加しました。また日本語教育センターでの日本語授業に興味があり、少しでもお役にたてればとの思いで、参加希望しました。
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか?
着いたその日は、37度で現地の方も今日は暑いと言っていました。スコールも時々ありました。
翌週も同様の気温でしたが、体が慣れたせいか少し涼しいと感じることはありました。
服装は?
Tシャツと綿パンです。どこに行くにも、麦わら帽子と日焼け防止の腕カバーとストールはしていました。
◆シェムリアップ滞在に関して◆
街の雰囲気、印象はいかがでしたか。
空港からゲストハウスまでの国道は、きれいなホテルが立ち並び、道路も広く、整備されているという印象でした。 飲食店やお土産屋さんの方などみなさん親切で、やさしかったです。
おすすめのお店、レストラン、観光スポットがあればお知らせください。
ヤマトゲストハウスの隣のレストラン(ビターメロン)で、ほとんど毎晩食事していました。(安くて、おいしい)
ONHというレストランのアモ(魚のカレー)もおいしいです。ナイトマーケットでの買い物が楽しかったです。
ヤマトゲストハウスでの滞在はいかがでしたか。
時々エアコンの調子が悪くなりましたが、その他は快適でした。帰ったら毎日NHKを見ていました。
スタッフの方は日本語がわかるので、コミュニケーションがとれて、英語が話せない私にとっては、ありがたかったです。
洗濯物を干すフックなどがないため、トイレのドアにハンガーをかけました。
◆遺跡観光に関して
何かツアー等に参加されましたか? はい
ハイの場合、そのツアー内容とツアー料金をお知らせください;
アンコールワット・アンコールトム 9ドル ベンメリア 15ドル 地雷博物館 6ドル(すべてトゥクトゥク往復料金です)ベンメリアはノレイ君がガイドをしてくれて、大変助かりました。
◆ボランティア活動に関して◆
日本語トレーニングセンターでの活動内容と感想をお聞かせください。
玄関に入ったとたん、生徒さんが駆け寄ってきてくれて、履物を用意してくれたり、荷物を持ってくれたり、びっくりしました。日常生活から教育が始まっているんだなぁと感心しました。生徒さんは日本語を理解しようと一生懸命でした。「みんなの日本語」を使っての授業でしたが、とても難しいと感じました。
日本のチラシや、100円ショップで売っている絵と文字の入った本を利用して、日本の物価や単語を勉強しました。また、日常生活で大切なあいさつや、元気の良い返事などを一緒に何度も繰り返しました。
「しあわせなら手をたたこう」もみんなで練習して、全員で歌うことができ、楽しかったです。みんなとても明るくて、人懐っこくて大好きになりました。こんなに頑張っているのだから、日本に行っても、親切にしてもらって、あまり辛い思いをしてほしくないと思いました。男子生徒は、色々な野菜や果物を栽培しているので、授業中よりも、自慢の作物を畑で説明してくれた時の方が、沢山日本語を話してくれました。いつもお昼ごはんをごちそうになりましたが、すっぱいスープを始めどれもとてもおいしかったです。毎回全量摂取でした。
村の青空教室での活動内容と感想をお聞かせください。
先生が来るまで、少し時間があったので、ぬり絵や折り紙をしました。こどもたちは日本語がとても上手で、しっかりと自己紹介をしてくれました。授業は「みんなの日本語」の音読でした。私のとなりの高校生二人もとても上手に音読を繰り返していました。最後はみんなでビンゴでしたが、やはりゲームとなるとみんな元気になり、盛り上がっていました。 将来は日本語の先生になりたいという女の子は「なだそうそう」を歌ってくれましたが、とても上手で思わず涙が出そうになりました。きれいな声で、スーッと心に入ってきて、感動しました。みんなで合唱できたことも印象的でした。学校が終わってからも、また日本語を学ぼうとする生徒さんはとても努力しているので、中断されることなく、ずっと続けてほしいと願います。そしてそれぞれの夢を叶えて欲しいと思います。
マザーハウス孤児院での活動内容と感想をお聞かせください。
洗濯ものをたたむのをお手伝いしました。中には洗濯してもよごれが染み込んでいる物やだいぶくたびれた洋服などが多数ありました。少しだけだっこもしました。短い滞在時間だったので、あまり遊ぶことできませんでした。
シスターは、みんなで持参したおむつ・おしりふき・ふきん・ミニタオル・お菓子などに対し感謝していました。
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
・ハンガー
・洗濯時に使用する小さなおけ
・ビーチサンダル
・室内スリッパ
・箱ティッシュ
・サングラス
・マスク(トゥクトゥクに乗る際着けてました)
その他、便利だと思うものは?
懐中電灯(時々停電になります)
◆カンボジアの物価に関して◆
ご参加時のレートは? 1ドル=約(108)円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ナイトマーケットにてコースター(1ドル)
・ランチョンマット(3ドル)
・ぞうり(6ドル)
象の柄の薄手のズボン(2ドル)
ココナツでできた容器(2ドル)
アンコールクッキー(5.5ドル)
・アンコールマーケットにてどらえもんのマンガ本(1.5ドル 英語とクメール語で書かれているもの)
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。*カンボジアで撮られた写真をお貼り頂く際は、説明のコメントもお願いします
今回ボランティアの参加は2回目でしたが、実際に日本語の授業をさせていただき、生徒さんとコミュニケーションをたくさんとることができ、とても楽しく参加することが出来ました。ぶっつけ本番の授業なので、始めは戸惑いましたが、少しでも日本を知ってもらうこと・日本に行ったときに困らないようにということを心掛けました。こちらの言うことが、理解できたり、できなかったりすることがあるので、わからないところは繰り返し学習しました。
教科書だけの授業だとちょっと疲れるのかなぁと思い、日本から持参したスーパーのチラシや100均の絵の入った本を活用しました。日本の物価にはみなさん興味があり、じっくりと見ていました。「高い~」
「おいしそう」など 会話が弾んでいました。
ビンゴで数字を覚えたり、歌で日本語を覚えてもらったり、手遊び(アルプス一万尺)もしました。
みんな一生懸命覚えようとしてくれ、翌日には完璧にマスターしていました。
男子の教室でも先生の作成したカードを使って、ゲームをしましたが、これもかなりの盛り上がりで、勝ったチームはハイタッチの連続でした。
日本に行ったら楽しいことより大変なことの方が多いと思います。私達日本人が持っている知識や言葉の意味など少しでも吸収してほしいという思いで授業を行ってきました。
生徒さんはカンボジアのこともよく話してくれます。「アンコールワットに行きましたか?」と質問されることも多かったです。彼らが日本のことを知りたいように、私達もシェムリアップのことをいろいろ聞いてみることで、会話の幅もずいぶん広がると思います。
今後参加される方は、沢山の生徒さんに、沢山話しかけてあげてほしいと思います。
そして、シェムリアップに行ったなら、是非アンコールワット・アンコールトムその他遺跡観光をしてください。地雷博物館も大変勉強になりました。シェムリアップは、また是非来たいと思わせてくれるところでした。池頭さん・大吉さん始め皆様にお世話になり、本当にありがとうございました。
とても心に残る旅をさせていただきました。感謝します。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):TH
性別:女性 ご年齢: 50代