参加者レポート
「ないから欲しい」とか「不便」とか
ネパールボランティア&ホームステイプログラム
◆参加期間◆
2016 年 6 月 6 日 ~ 2016 年 6 月 20 日まで (2週間)
◆参加の動機◆
こどもの頃からネパールの文化に興味があったこと、将来発展途上国でボランティア活動をしたいという夢があったため
◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供2人 おじいさん、おばあさん
ペット: 無
食事: 非常においしかった
生活形態について:
みんなの分のお皿洗いをお手伝いさせて頂いたのだが、少量の水で洗うことに慣れておらずかえってご迷惑おかけしてしまいました。しかし、お皿の準備や片付け、台ふきなどちょっとしたことでも毎日多忙なお母さんのお手伝いにはなると思いました。手洗いなどに使用した水をバケツに溜めてトイレで大をした時のみ流すシステムでした。紙は流せないので、使用後の紙入れ用にビニールを持参してました。
シャワーは毎日浴びてよいと言われましたが水不足であることを加味し1週間に一回のみにしました。
持参したウエットティッシュで清拭したり、水のいらないシャンプーなどで対応してました。
ほぼ毎晩停電がありましたが、お家の自家発電で食事中は問題なく、部屋で用があるときは持参した懐中電灯を使ってました。
感想:
最初の頃は水が使えないことで衛生面への不安や食あたりなどの心配がありましたが、滞在中一度も体調を崩したことはありません。そしてシャワーも1週間に一回でしたがどうってことないし停電後やることがなければ寝ればいいと割りきりの大切さをかんじました。
日本に当たり前にあってなくなってしまったら困る、と思っていましたが意外と人間何とかなるものです(笑)
◆ボランティア活動に関して◆
どちらで活動されましたか: 孤児院
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
ネパールの休日である毎週土曜日、バクダプルやブンガマティに行った日以外(計9回)
10時から11時まで英会話教室があるのでお昼たべて午後1時頃から午後5時頃まで。炊事場で野菜を切る、食器洗い。幼児のオシメ交換、小学生と折り紙や自前のぬりえを用いて交流。幼児はとにかく抱っこを要求してきます。
お昼寝の時間帯に知らずに外で遊んでいたら上級生の子に寝室に連れ戻されて注意を受けましたのでみなさんも時間に注意して下さい。折り紙や色鉛筆はあっという間になくなってし
まうので多目に持参されることをおすすめします
ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
ジャワラケルのバス停から孤児院近くのバイセパティのバス停までバスで(約15円)、そこから約10分間徒歩で。
◆英会話or ネパール語レッスンに関して◆
良かった
感想:
中高生レベルの英語力しかない私でしたが、ネパールに関していろんなことを英語で教えて頂き、ダブルで勉強になりました。しかし、旅先英会話帳など簡易辞書しかもっておらず、英語の電子辞書などもって来ればもっとvocabularyも広がって有意義だったのではと反省してます
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは:
ビニール袋(ゴミ袋、使用済み紙入れなどに役立つ)。
折り紙(折り紙はネパールでも人気らしいですが、こちらの紙は日本のものに比べて質が落ちます。千代紙がベター♪)。
その他、便利だと思うものは:
英会話辞書、柄のついたボール、ウエットティッシュ、水のいらないシャンプー、折り畳み傘(日除けにも)。
ホストファミリーのお土産に日本のお菓子、折り紙(次女チェスタが折り紙大好きです)、湿布(ホストマザーのニーラムさんは立ち仕事が多く膝を痛めているそうなので)がおすすめです
◆ブンガマティ観光に関して◆
感想:
訪問当日、誰も復興活動を行っていなかったため活動に参加できませんでした。震災の被害の大きい町というだけあって寺院や家屋の多くが崩れ、仮設住宅での生活を余儀なくされている人達もいました。
しかし、仮設住宅の壁にキレイな絵が描かれていたり、村人が工芸品を作る傍らでのんびりアヒルが列になって歩いていたり…悲観的にならずに残された環境で明るく逞しく生活する姿にとても勇気づけられました
◆カトマンズに関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
*ダルバールスクエア:寺院の他衣料品などお土産系が充実。
*ネパールガネーシャ:パタンのダルバールスクエアにある日本の方が経営する素敵なお土産屋さん。トイレもカトマンズ1キレイです。
*ジャワラケルZOO前の通りのお店にもかわいい雑貨があります。
*クルタなどのオーダーメイド:ネパールガネーシャのネパール人の店員の方に相談すると、一緒に仕立て屋さんまでついてきてくれてオーダーしやすいです
*bakerys cafe:Officeのある通りにある。パンもモモも安くて美味しい。
*トイレ;チェイワンさん家からパタンドカを過ぎたところにあるデパート、その他のビルの中にも比較的キレイなトイレがあります
カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:バクダプル
交通手段、かかった時間、費用は:オプショナルツアーにて75us$、パタンより専用車にて移動して約50分
感想:
ダルバールスクエアより更に広い敷地に寺院や昔ながらの屋敷とお土産屋さんがあちこちにあるのどかな場所でした。名物ズーズーダウ(ヨーグルトの王様)は日本にはない味で、お土産にチェイワンさん家に大皿1つ(たった200Rp!)購入しました。雨が降っていたこともありあっという間の二時間でもっとゆっくり見たかったなというのが感想です
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか:
雨季の始まりということで毎日小雨から晴れの天気でひどいときはどしゃ降りで全身びっしょに。
どしゃ降りの時は無理せず近くで雨宿りするのがよいと教わりました。オフシーズンのいわれの通り、名物ヒマラヤはみえませんでした
服装は:
1日通して半袖でした。雨が降ったらズボンをめくりあげれるよう先のつぼまったサルワールというネパールパンツも重宝しました
◆ネパールの物価に関して◆
ご参加時のレートは: 1ルピー=約( 1.2 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター 20Rp(coolだと25Rp) 、
チュラ(腕輪)12本で100Rp
モモ 一皿10個で130~200Rp
レヘンガ(サリーより着付け簡単なパーティードレス) 5000Rp+仕立て代3700Rp、
和紙のカラーペーパー180Rp
チベタンボール(小)値切って600➡300Rp
◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか: はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:
腸チフス、狂犬病、A型.B型肝炎
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
この二週間、見知らぬ人同士でもバスのなかで支え合う姿、迷子の私に店員さんが快く電話を貸してくれたこと等困っている相手をほうっておけないやさしい人達だなと感じました。ラビンさん曰く、slow lifeだから相手の事を思いやる余裕があるのだと言っていました。
日本ではつい「忙しい」という言葉を口癖のように繁用している方も多いと思いますが、字のごとく心も亡くしてしまっているのだと痛感させられました。
たった一度の人生、仕事だけではなく自身の成長のためにもプライベートも充実させ興味のある分野を極めていこうじゃないかと思います。 ネパール、そこは動物も自然も人間もみんなが仲良く生活する国。
「ないから欲しい」とか「不便」とか、日本で何度も口にしてきた言葉もみんなと同じように生活する中で自然と忘れていった。
「ないなら今あるもので生活すればいい。
善い行いは自分を幸せにする」。これがネパール人の幸福論。震災の影響もあり、治安が悪い、不衛生、危険、などというマイナスイメージのうわさが時々きかれるが、まさに風評被害です。
もし行こうか迷っている人がいれば、ぜひ行かれることをおすすめします
お名前:ヨッシー 女性 20代