参加者レポート
1週間でも行くと行かないとでは、全く違います
◆参加期間◆ 2016年 2月 9日 ~ 同年 2月 16日まで ( 1 週間)
◆参加の動機◆
インドに行くと価値観が変わるなどと言われていて、一度行ってみたかった。
個人的には、マザーテレサへの興味よりも先に、インドの対しての興味があった。
◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん、 お母さん、子供 1 人、お手伝いさん
ペット: 無
食事: おいしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
食事とトイレが変化としては一番感じましたが、ホームステイ先では、いずれもスプーンやフォークがあったり、紙を水で流すことができたりと、こちらが生活しやすいような配慮もしてくれるので、向こうのやり方が合わなかったらお願いすればいいと思います。
ホームステイ先では、食事の時間がホストファミリーより早く、1人で食べることが多かったです。
感想:
食事は他の方が言っていた通り、オイリーで塩分高めでした。毎日カレーのようなスープが出るあたりはさすがインドだと思いました。おそらく、辛さは私たち向けに調整してくれていると思います。食事の提供や、部屋の掃除などはPratimaさんというお手伝いさんがやってくれて彼女と接する回数が一番多かったのですが、彼女は英語を話せないので、ベンガル語を少し覚えたり、テキストを持っていくと他の場面でも役に立つと思います。その他の家族の方とは英語でのコミュニケーションをとることができました。
◆ボランティア活動に関して◆
活動先施設: プレムダン(病気や精神障害のある患者)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
午前中のみの活動では、洗濯や一緒に遊ぶ、食事の介助が活動のメインでした。子供の症状も様々で、1人ひとりの特徴を覚えるには時間が必要だと感じました。また、マーシーという現地での職員とも英語でのコミュニケーションはとれないので最初は困惑しましたが、お互い単語と単語を繋ぎ合わせて向こうの支持になんとか従っていました。また、最初は何をすればいいか分からないので、どんどん、前からいる人やシスターに自分から聞いていくことをおすすめします。
ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
私の場合はホームステイ先から2、3分のところにバス停(Ratna Cabin)があり、そこからバス(6or7ルピー)で20分ほどのバス停(Ripon street)から少し歩き、マザーハウスに行っていました。その後は各施設に行く人達で分かれて、ダヤダンに向かっていました。ダヤダンの場合はマザーハウスからバス(6ルピー)、オートリクシャー(7ルピー)乗り継いで行っていました。
◆Cultural activitesに関して ◆
英会話レッスン:
ホームステイ先の下の階に住んでいる方にレッスンをつけていただきました。日本のことやインドのことなど互いに思っていることを質問しあいながら会話していました。
マザーハウスのミサへ参加する:
何を言っているのかすべて聴き取ることはできなかったが、神聖な雰囲気がした。
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
虫除けスプレーなどの蚊除けになるもの、コンセントの変換プラグ(iPhoneの充電しかしなかった私には電圧変換プラグは不要でした)、サンダル(室内・外用の2足)、洗濯ばさみ(ロープはありました)、インドのガイドブック、ベンガル語のテキスト(インドの公用語はヒンドゥー語ですが、コルカタではベンガル語が主です)、オフラインでも使える翻訳アプリ(ホームステイ先を含めWifiが無い場所が多いです)。
余談ですが、ホームステイ先の棚などを開けると過去に来た日本人たちが残していったものがありました。
その他、便利だと思うものは?
ポケットWifi(電波が繋がらなくてストレスを感じている人がいました)、消臭スプレー(服の洗濯が億劫、手洗いが嫌だったりするものにはそれで済ませることもできるかも)
近くのスーパーなどの場所を把握しておけば現地調達も充分可能です。
◆コルカタ市に関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
パレシュナート寺院、フーグリー河、スパニッシュカフェ(Wifi有)とその隣の土産屋、ブルースカイカフェ(Wifi有)、ニューマーケット(怪しいガイドには証明書を見せてもらうようにお願いするといいかも)、pantaloons(緑色の看板のデパート)
反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
どことかではなく、あまり夜遅くの出歩きはおすすめしません。
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか?
私が行った1週間では雨の降った後は見たが、実際に外を歩いていて雨を感じることはなく、常に晴れていて、日本の猛暑手前のような感じでした。
服装は?
男性は半そで半ズボンにサンダルで問題ないですが、女性は向こうの宗教的考えや日焼け防止、ボランティアのし易さからも長ズボンを履くくらいはした方がいいかもしれないです。
◆インドの物価に関して◆
ご参加時のレートは? 1ルピー=約2円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
(例:ミネラルウォーター1L 12ルピー(約24円)、焼き飯30ルピー(約60円)等)
ミネラルウォーター500ml 20ルピー
サンダル 100ルピー
カフェでのランチ 150ルピー
カレー 60ルピー
◆レンタル携帯に関して◆
滞在期間中チャージをいくらしましたか:
50ルピー? あんまり覚えてないです。
通話料を覚えている範囲でお知らせください:
初日にWifiが無かったので親に無事をつたえたのとカロルさんと数回話したくらいだが、通話料は分からないです。
◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか? はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:A型肝炎
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
インドのような国は宗教が強く根付いていて、経済的側面以外でも日本との違いを感じる機会は多かったです。英語は街中では通じない人の方が多かった印象です(私の発音の問題もあったかも)。でも、どこにいても英語が話せる人は少なからずいるという感じです。また、ぼったくりはあって当然のもので、あまりそれを嫌がっていると、表情も怖くなり良いインド人とさえも出会うチャンスを逃しかねません。もちろん、警戒をゼロにすることは危ないですが、まずは笑顔で対応してほしいと思います。一見怖そうなインド人にもナマシュカーと手を合わせれば返してくれる人は多いです。また日本では恥じらいや周りの視線があってなかなかできないようなことが海外ではできると思います。ぜひ、「インドにいる外国人」という身分を生かして日本では体験できないようなことにどんどんチャレンジしていってほしいと思います。
インドには日本では見られないものがたくさんあります。そんな中でインド人のリアルな生活臭を感じ、日本との違いや互いの国の今後などについて考えるのもとても楽しいと思います。
とにかく、行かなきゃ分からないことだらけです。インドに行けばボランティア先などに日本人はいますが、日本に帰ったらインドのことを知らない人だらけで、おもしろい土産話は必ず見つかります。
1週間でも行くと行かないとでは、全く違います。行って後悔は絶対にしません。
お名前:D F 性別: 男性 ご年齢:10代