参加者レポート
インドは魅力的
◆参加期間◆ 2015年 3月3日 ~ 2015年 3月13日まで (1週間+3日間)
◆参加の動機◆
・インドの生活や文化を直に感じて見たかったから。
・マザーテレサやマザーハウスに興味があったから。
・タージマハルに1度行ってみたかったから。
◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん
ペット:無
食事: 非常においしかった
生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):
・私のステイ先ではお風呂はバケツに水を汲んで電熱器で温めて使いました。
・洗濯機がない家庭だったため、お風呂場でバケツの中で洗い外で乾かしました。
・家の中でもサンダルをはいて生活します。
・日本と異なる点もいくつかありましたが、特に困ることもなく快適な生活を送ることができました。
感想:
始めは、マーもババもあまり笑ってくれず緊張していましたが、自分の家族の写真を見せたりババから教わったヒンドゥー語を使うととても喜んでくれて打ち解けることができました。また、マーはご飯の量や朝起きる時間等色々なことに気を使ってくれたり、ババは私がカタコトの英語しか喋れないのに 何度も丁寧に説明してくれました。ご飯はマーやお手伝いさんが作ってくれたのですが、辛いものが苦手な私でもおいしく食べることができました。お菓子とチャイも毎日出してくれたのですが、とてもおいしくて毎日楽しみでした。
◆ボランティア活動に関して◆
活動先施設: シャンティダン(子供、精神障害者)、シュシュババン(障害者)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
◎シャンティダン(girls side)…午前
3回行きました。マザーハウスから10~15分ほど歩いてバスで15~20分、その後歩いて5分くらいで着きます。入居者についてはシャンティダンは身体障害者の女の子(中学生~大学生くらい?)が70人ほど生活しています。身体障害のほかに知的障害を併せ持っている子も多く、コミュニケーションがなかなか取りづらい場面もありました。内容については10時までは洗濯をし、時間が余った場合には子どもたちのクラスに交じり手伝いをしました。10時になると施設内の広場に集まり、みんなでチャイとクッキーを食べて休憩します。ここで、たくさんの日本人の方や外国人の方と話をすることができました。その後、施設内へ戻りクラス別(障害の程度別に分かれている)に分かれ手伝います。11時半になると食事のため食堂へ行き介助が必要な子へスプーンを使って介助します。その後、食べ終わった子からベットへ連れて行き、失禁してしまった子は寝衣交換とシーツ交換をします。ひと段落したら終了です。
◎シュシュババン(障害者)…午後
時間がなかなか作れず1回しか行くことができませんでした。マザーハウスから直線で5分くらいのところにあります。入居者は幼稚園から中学校くらいまでの子が20~30人いました。3分の2ほどの子が寝たきりでした。内容は、15時ごろに施設に集合し子どもたちとコミュニケーションを取ったりスキンシップをしながら過ごします。特にタイムスケジュールやクラスはなく、自由に過ごす感じです。17時半くらいまでと決まっていますが、その前に帰る人も多くいました。
どちらの施設も、「今からこれをしてください」などという指示はほとんど出されません。マーシーやすでにボランティアの経験のある人を見ながら自分に何ができるのか考え行動しなければなりません。また、物品の場所や片付ける場所等はお互いに情報共有しながら進めます。
ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?
ステイ先からバス停まで徒歩10分→バスで50分
帰りはメトロを使って帰る方法もありましたが私はバスしか使いませんでした。
始めは緊張しますが、カロルさんが道順や降りるバス停の目印など丁寧に何度も教えてくれ、はじめはバス停のところで一緒に待ってくれたりするので大丈夫です。
◆Cultural activitesに関して◆
英会話レッスン:
受けていませんが、ババのベンガル語レッスンの際に、わからない英単語があるとわかるまで説明してくれました。
ベンガル語レッスン:
3回だけババがベンガル語レッスンをしてくれました。数字や曜日などの基本的なものや、日常で使える簡単な言葉なども教えてくれました。ババは(というかインド人の方は)なまりが強くなかなか聞きとることができず大変でしたが根気強く教えてくれ、真剣に向き合ってくれました。
また、私から「マーに“おいしい”と言いたい」というとすごく喜んでくれました。実際にマーに使ってみると今まで見せたことのないような笑顔を見せてくれ、そこから距離が縮まったような気がします。
ボリウッドムービー鑑賞:
見る予定はなかったのですが、最終日の夜ステイ先に急用ができカロルさんと2人で1時間程度だけ見ました。カロルさんが電話で忙しく、なかなか理解しづらかったですがボリウッドムービーの雰囲気は十分に感じることができました。200ルピーでしたが、途中までしか見ることができなかったのでカロルさんが払ってくれました。
日本人シスターのお話を聴く:
今回は日本人シスターの方が不在だったので、マザーハウスで長年活動していらっしゃる方が代役として話をしていただきました。マザーテレサの話から、マザーハウス、コルカタ・インドとたくさんの話や現実について聞かせていただきました。特に、ボランティアに何度か参加した後に聞かせていただいたので、マザーテレサの残した言葉についての説明を理解しやすくとても深く心に残りました。翌日までボランティアに参加したのですが、活動中にお話ししていただいたことを思い出しながら活動でき、そしてまた理解を深めることができました。
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
・サンダル×3(外履き用・上履き用・トイレ用)
外履き用…毎日かなりの距離を歩くので鼻緒のないものがいいと思います。クロックスを持って行きましたが歩きやすくよかったです。
上履き用…室内もサンダルで生活するため持っていくとよいと思います。
トイレ用…インドでは浴室とトイレが同じ空間にありお風呂に入った後トイレに向かう時等に脚が濡れます。ビーサンを持って行きましたが役立ちました。
・お菓子(酸っぱい系)…インドの食べ物は甘いか辛いかがほとんどです。チョコやビスケットは手軽に手に入りますが、酸っぱい系のお菓子はなかなかありませんでした。私はグミや干し梅を持って行きましたが持って行ってよかったと思います。
・ウェットティッシュor手ピカジェル…活動後や昼食時などなかなか手を洗う場所がなく、そういったときにササッと手が拭けるものはとても役立ちました。
・メモとペン…バスの乗り方やバス停の名前、その他も色々な面でササッと書ける小さなメモが役立ちました。
・虫よけスプレー…季節も関係するかもしれませんがインド(特にコルカタ)はどこに行っても大量の蚊がいます!!インドでも手に入りますが、それまでに刺されるので(笑)持って行った方がいいと思います。
・パーカー…飛行機での移動中や夜など肌寒い時に重宝しました。
・スーパーの袋…スーパーやショッピングモールでは袋は有料です。そのほかにも、靴や洗濯物を入れたりと、いくつか持っていくと色々と便利です。
その他、便利だと思うものは?
・トリートメント…私は髪が長いのですが、水が合わなかったのか髪がバッサバサになりました。多少日本から持って行っていたのですが全く足りず、バザバサのまま過ごしました。
・ムヒなど…やはり、蚊に刺された後はかゆいのでムヒなどがあると良いなと思いました。
◆コルカタ市に関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
・jojo café(サダルストリート内)…wifiが使えます。経食を食べましたがおいしかったです。
・残りの日はインドに長く滞在している人に教えてもらい、カレーやパスタ等を食べました。奥まったところにある店も多いため、安全面やおいしさ等、教えてもらうのが一番だと思います。
・DIAMOND PLAZA…ステイ先から歩いて15~20分ほどにあるショッピングモールです。中流階級の人が行くスーパーや本屋さん等などいろんなお店が入っています。私はここで水やジュース、お菓子等買いました。
☆近くのコンビニやカフェ、お店等はカロルさんが教えてくれます。
・ニューマーケット…地域の人が買うような日用品から、スカーフや洋服、バングルなどお土産になりそうなものまでいろいろなものが売ってあります。私は、ズボンを買いましたが、安くてかわいくて涼しくて良かったです。ただし、客引きがいることもあり、中は迷路の様なので、Ⅰ人で行くのはやめておいた方がいいと思います。
コルカタ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか?
デリー・アグラ
交通手段、かかった時間、費用は?
・交通手段…コルカタからデリー →飛行機(2時間ほど)
デリーからアグラ →車(5時間ほど)
・費用…カロルさんの会社が手配してくれたツアーでしたが1人だったので2泊3日で4万円でした。
感想:
前からタージマハルに憧れていて1度は行ってみたいと思っていたため申し込みました。日程が合わず、Ⅰ人でしたが一緒の日本人がいるともっと楽しかったのかな、とも思いました。でも、移動中や観光中など運転手さんやガイドさんがすごく気を使ってくれたり、話しかけてくれてとても楽しく過ごすことができました。タージマハルはとっても大きくてきれいでとても感動しました!また、運転手さんがインドの歴史に交えながら詳しく説明してくれ、とても楽しかったです。
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか?
半袖半ズボンで十分すごすことができました。この時期はジリジリするほど暑くなく、日本のようにムシムシすることもなく暑いながらも快適に過ごすことができました。天気については、到着した日の夜と次の日の午前中は小雨が降っていましたがこの時期にしては珍しいらしく、その後はずっと晴れていました。
服装は?
半袖半ズボンで過ごしました。インドで買った長ズボンはダボッとしていて通気性も良く過ごしやすかったです。夜は肌寒いこともあったので、1枚パーカーがあるといいと思います。
個人的に、ジーパンなどは暑いし洗濯も大変なので薄手の半ズボンがベストだと思います。
◆インドの物価に関して◆
ご参加時のレートは? 1ルピー=約2円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
・ミネラルウォーター(1L)…20ルピー
(スーパーで買ったのでもう少し安いところもあると思います)
・ジュース(500ml)…32ルピー
・買い物袋…8ルピー
・チーズとチキンのサンドウィッチ…70ルピー
・バス代…6~9ルピー
・バターチキンカレー…80ルピー
・ナン…20ルピー
・ズボン…150ルピー
・スナック菓子…20ルピー
◆予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか? いいえ
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
インドに行ってみて、日本と文化や生活、環境などなどすべてが異なっていて始めはすごく戸惑いました。しかし、そここそがインドの魅力だと思います。すべてが異なるので、ただ生活しているだけでバスに乗って外を眺めるだけで楽しいです。1週間でしたが最後まで飽きることはありませんでした。
始め、インドに行く前は周りからとても反対されたし、心配もされました。しかし、コルカタに来てみると思っていたほど困ることもなく、親切なインド人も多くいました。(もちろん、気を抜いてはいけないとは思いますが、、)そして何よりも、たくさんの経験をしてたくさんの人に出会いとてもいい時間を過ごすことができました。個人的には、インドでであった日本人の方と話をできたことが大きかったです。どの人もキラキラ輝いていて話を聞いているだけで楽しかったし、自分自身の人生に対する考え方すら変わりました。本当に思い切ってインドに来て良かったと思います。
マザーハウスでのボランティアに関しては、指示されることはないので自分自身で周りを見て、考えて行動しなければなりません。また、子ども達とのふれあいを通して、言葉は通じなくても笑顔と声かけとスキンシップを通して心が通じ合うのを感じることができました。マーシー達の一見乱暴に見える行動や対応に始めは疑問を感じましたが、日を重ねるごとに彼女たちの子どもたちに対する無償の愛を感じることもできました。医療・福祉系の方はぜひ一度体験してみてほしいです。きっと何か感じることや学ぶことがあるはずです。
ホーリーについて。私が行った期間中にホーリーというヒンドゥー教のお祭りがありました。誰かれ構わず、色粉や色水を掛け合います。ドロドロになりますがカロルさんの親戚と一緒に騒いで歌って踊ったのはいい思い出ですごく楽しかったです☆
期間中に行ける方はぜひ行ってみてください。大人になってからこんな体験はなかなかできないと思います。
インド滞在全体を通しては、日本と異なることも多かったですが、ホームステイを通してインド独特の文化を体験でき逆にそれを楽しむことができました。カロルさんやババ・マーもたくさん気を使ってくれ、快適で楽しい生活を送ることができました。また、インドで、ほかの会社を通して着ている人とも出会いましたが、個人的にはCECを利用してよかったなと思います。ほかと違い、実際にバスを使って自分たちで移動したり、地元も人たちとも触れ合えるためとても充実していました。
どうしても1週間しか行けませんでしたが、やはり最低でも2週間はインドにいれたらよかったなと思いました。色々と行きたかったところにも行けなかったし、もっとディープなインドも見てみたかったです。なので、、きっとまたインドには行くと思います。そのくらいインドは魅力的です。私たちを飽きさせません。
行こうかどうか悩んでいる方はぜひ、勇気を出して行ってみてください!!いってよかったと思えるとおもいます!!
夜ごはんは毎日ライスと2種類のカレーでした。おいしかったです。
毎日帰ると、夕食前にチャイとおやつを出してくれました。 インドのチャイはとてもおいしいです。
コルカタにあるガンジス川の伏流に連れて行ってもらいました。沐浴している人が多く、インドを感じることができました。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):ちか
性別: 女性 ご年齢: (インドで20になりました☆)