海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

人の温かさを直に感じることができた

◆ネパールボランティア&ホームステイプログラム

◆参加期間◆    2014年  8月  11日   ~   2014年   8月  24日まで ( 2週間 )

◆参加の動機◆
 将来、青年海外協力隊を視野に入れており、その前に体験してみたく、時間が取れたので参加しました。小さい頃から人(特に発展途上国)の役に立つことをしたいと考えてきました。また、ネパールを選んだのは、地図や国旗を見るのが好きで、小学生の時、変わった形の国旗だなというところからネパールに興味を持ち始め、発展途上国の中でも安全な国ということを知ったからです。

◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供2人、祖父母 

ペット: 無

食事: 非常においしかった 

生活形態について(日本での生活と較べて異なる点、注意点など):チェイワンさん宅
・水道水が飲めない。必ず、飲むとき、歯を磨くときは買ったペットボトルの水を使うこと。水はどこにでも手に入るが1リットルのペットボトルしかないので、持ち運ぶために水筒があると便利。
・停電。定期的にあるわけでなく急に停電。10分で済むこともあるし、長い時は3時間以上のことも。停電の時はバッテリーで電気は点くが、3時間まで。外にはバッテリーの電気がないので、トイレと洗面所は外にあり、夜にトイレや洗面所に行く時は、必ず懐中電灯を持っていく。
・窓にガラスがなく、網戸もない。3階のゲストルームはそうでしたが、2階のゲストルームは格子状になっています。また、ドアも隙間があります。開けておくと虫が入ってくることもあり、ゴキブリ、蚊、カナブン、ヤモリ(イモリ)、かたつむりが入ってきました。また、屋根裏部屋には、ハトやネズミがいることもあり、天井から足音がしました。
・突然の激しい雨。雨季ということもあり、雨がよく降りました。天気が変わりやすく、太陽が出ていると思っていたら、急に雨。折り畳み傘は随時外出する時は持っていること。8月といえども、日本のように30度に行くことはあまりなく、カラッとした空気でそこまで暑いとは感じない。雨が降ると、羽織るものが必要になるぐらいになることもある。1日の中での気温差がとても大きい。
・洗濯機はなく、手洗い
・シャワーは毎日入ってもいいが、節水をする。私は、この2週間で2回入りました。雨だったこともあり、寒いため入るタイミングをなくしたので、あまり入ることが出来なかったが、シャワーは圧力が弱いがお湯が出る。外でコンクリート張りなので、サンダルが必要。
・トイレは、トイレ用のビーチサンダルに履き替えるので、普段家で生活している時は、サンダル。部屋以外の家の中は、土足です。
・天井はどこも低く、175センチくらいです。常に頭上注意です。階段は踏板が小さく、手すりもなく、梯子のような感じ、何段か少し壊れている所もある。

感想:
日本とは全く違う生活を味わうことができ、ネパールの良くないところ、日本が取り入れるべきところなどいろいろ見つけることができ、とても良い経験になりました。環境が違うので、考え方も日本人とは違いました。発展途上国だから、日本の方が全て優れていると思いこんでいたが、日本が失ってしまった人とのかかわりの多さが多くあり、とても良い場所だと感じた。人の温かさを直に感じることができた。ネパール人は、みんな優しく、とても親切で、安心して滞在することができました。                 
 頻繁に停電が起きていたが、起きたところでそこまで支障がなく、昼間でも窓を開ければ十分明るいことを改めて知った。電気がないと日本では過ごしていけないが、ネパールではないなりに工夫していて、日本よりも発展している国なのではと思った。しかし、海外の影響を受けはじめ、車がたくさん走っていた。車が多いのに、道の整備は追いついていない、また信号機などの設備も追いついていない。人は、衛生面よりも便利を優先してしまう愚かな生き物だと感じた。
チェイワンさん一家は、みなさん優しく温かく迎えてくれた。2週間は、本当の家族のようであった。 

◆ボランティア活動に関して◆
どちらで活動されましたか:
障がい者児童のリハビリセンター(NGO Patan CBR)

活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
8月13日から22日、平日活動土日休み、計8回、10時から3時半
10時:出勤し、親の送りの子どもと過ごす。
10時半:バス通学の子が来てクラス活動(※1)。
13時:子どもの昼食(食べさせたり、見守ったり、手を洗う補助)。食べ終わり次第、クラス活動に戻る(※1)。
14時半:職員とボランティアの昼食。15時:バス通学の子が下校。親の迎えも随時来る。(バスまで子どもを連れて行ったり、迎えが来るまで遊んだり)。
15時半:子どもが全員帰り、終了。
※1:クラスが4つある。①身体障害の子どもたち、主に遊ぶ活動。昼食は介助が必要。②知的障害その1、ネパール語しか話せないとても元気な子どもたち。主に遊ぶ活動。③知的障害その2、ネパール語しか話せなく算数をやる。このクラスで活動しなかったのでわからない。④知的障害者その3、英語も話すことができる。算数(ものの数え方から3桁と2桁の掛け算)、英語(アルファベットを書くから文章問題を解く)、ネパール語(文字から文章問題)の一人一人に合わせた問題を作成し、答え合わせ。昼食後、神経衰弱やソリティア、スパイダーなど頭を使うゲームを個々遊ぶ。
子ども全員、とても人懐こく、ネパール語は愚か英語もあまり話せない私だったが、ジェスチャーや表情でコミュニケーションをとることができた。良いところも悪いところも、見ることができ、今度は日本の良いところを教えたいと思う。そして、ネパールの施設で良いところは、日本に持ち帰り生かしていきたいと思った。

◆ホームステイ先からボランティア活動先までの交通手段は:
チェイワンさん宅から歩いて15~20分

◆英会話or ネパール語レッスンに関して
非常に良かった
感想:
 基本受け身なので、大体ロビンさんに話題を作ってもらいました。ネパールについて聞きたいことをただ話すという感じで、英会話というより、日常会話を英語でしましょうみたいな感じでした。だから、知りたいことがないか事前に考えておくことをお勧めします。
 ボランティア先では、ネパール語しか話せない子がいるので、ネパール語の簡単な自己紹介や動詞を最初教えてもらいました。その後、施設で使い、とても役に立ちました。その後のレッスンでは、宗教的なことを中心にいろいろと教えてもらい、ネパールにとても興味を持ちました。
 ロビンさんは、簡単な単語を並べてくれるのでとてもわかりやすく、知らない単語が出てきたら簡単な単語を使って説明してくれました。また、上手く私が英語を話せない時でも、推測して私の言いたいことを代弁してくれました。英語苦手な私でしたが、言いたい単語を言うだけで推測してくれるのでとても助かりました。

◆持ち物に関して
日本より用意し、役に立ったものは:
・小さなピンチハンガー
・ひも。洗濯して外干しをしていたら、突然雨が降ってきた時に部屋につるしておく。
・胃腸薬。普段腹痛にならない私だが、さすがに毎日味の濃いもので最後の日は腹痛に襲われた。

その他、便利だと思うものは:
・1泊用のシャンプー、リンス、ソープ。ナガルコットのツアーの時に持っていくのに便利です。                                                                         
・普段用に小さいバッグと少し遠出用の大きめのバッグ
・懐中電灯(スタンドでも使える)

◆カトマンズに関して
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
ダルバール広場にあるクマリの館でクマリを見る。
ちゃちゃカフェ。日本料理と思いきや何か日本と違いおいしい。とても安い。
タメル地区でのお買いもの。値引き交渉が当たり前。

◆カトマンズ以外の街を訪れた方は、下記の質問にお答えください
どちらに行かれましたか:
(パタン)カドイマ。パタン・ドカの隣。対応が良い。とてもおいしい
(パタン)ゴールデン・テンプル。チェイワンさん宅から徒歩3分。とてもきれいでした。
(パタン)カフェ・ド・テンプル。屋上からダルバール広場の全体を見ることができます。
(パタン)ネパール・ガネーシャ。日本人が経営しているお土産屋です。お土産以外にもいろいろ相談に乗ってくれます。
(キルティプル)ロビンさんとハイキングしながら、ネワール料理を食べた。
(バクタプル)古都でパタンやカトマンズよりも落ち着いている。
(ナガルコット)天気が良ければ、ヒマラヤがきれいに見えるらしい。 

交通手段、かかった時間、費用は:
パタン~カトマンズ:15~20Rs。15~20分。

感想:
パタンがホームステイ場所で、週末ボランティア施設が休みの時、カトマンズに観光に行きました。パタンとはまた、雰囲気が違い、カトマンズの方がにぎやかでうるさいイメージでした。日本人の観光客もたくさんいて、落ち着ける所でした。タメル地区は、お土産にもってこい。しかし、観光客目的でいろいろ近寄ってくる人もいるので少し怖かった。値札がついていないところが多く、人を見て値段を決めているらしい。1500Rsのズボンを値切ったら500Rsにしてくれた。それには、驚きました。図々しいぐらいの値引きを初めてして、良い経験になりました。バスは、バス停は始発と終点しかないので、途中で降りるのは難しいと思っていたが、車掌さんに前もってどこに行きたいか言うと、声かけてくれておろしてくれました。とても感じの良い車掌さんでした。バスは穴が開いていたり、ドアがなかったり日本で言ったら廃車で、驚きました。
ナガルコットは、とても自然豊かで標高が高いところ。あいにく雨季のため曇りで、ヒマラヤが見ることができなく、残念でした。

◆ご参加頂いた時期に関して
気候、お天気はどうでしたか:
1日雨の日が2日間。半分以上の日で1~2時間ほど強い雨。
気温は、朝夜は15~20℃、昼晴れていれば25~30℃だがカラッとしており日差しが痛いという感じで、そこまで嫌な暑さではない。昼間でも雨だと20℃くらいになる。

服装は:
半袖のTシャツに七分丈、十分丈のパンツ
寒い時はTシャツの上からパーカー 

◆ネパールの物価に関して
ご参加時のレートは:  1ルピー=約1.092円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1L 25ルピー
単三電池2本 100ルピー 
ハンバーグセット 300ルピー 

◆予防接種に関して
渡航にあたり予防接種を受けましたか: いいえ

◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど自由にお書きください。
初めての海外で、一人で、不安なことばかりでしたが、勇気を持って参加してよかったです。時間がある限り、また参加したいです。いろいろなことを経験することができました。                                                                                                                                                                           

お名前(イニシャル、ニックネーム可):M・I
性別: 女性      ご年齢:  10代