海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

たった二週間でベトナムのこともベトナムの人たちのことも

【 参加されたプログラム 】:ベトナム孤児院日本語教育プログラム

【 参加しようと思ったきっかけは? 】:
もともと子どもの福祉と日本語教師に興味があり、どちらも一度に体験できるプログラムを探していたから。

【 参加期間中に楽しかったこと、思い出に残るエピソードなど 】:
初めての海外、しかも一人参加ということで最初は不安ばかりでしたが、現地コーディネーターアン先生の手厚いフォローのおかげで不安は吹き飛びました。

ホテルはとてもきれいで、一日二枚タオルを交換してくださりお部屋もすごく清潔で快適に過ごせました。ホテルの方には日本語は通じませんが、CECから頂いた指さし帳を使えば、笑顔で対応してくださいました。ホテルの周りにもスーパーやコンビニなどがたくさんあり、飲み物などがなくなってもすぐに買いに行くこともできます。

孤児院では、「私に心を開いてくれるのだろうか」と最初は緊張しましたが、お部屋に入るなり私の手を引っ張っていってくれて、ボールやおもちゃで遊びました。

障害を持っているので言葉でコミュニケーションをとることはできませんが、いつも笑顔で明るく人懐っこい子たちばかりでした。ご飯をあげるときはよだれまみれご飯粒だらけになりましたが、声をかけると美味しそうに食べてくれる姿がとても嬉しかったです。飲み込むことが少し難しい子に対しては、こんな風にあげるといいんだと自分なりに工夫して接する毎日でした。みんな携帯が大好きなので、携帯を出すとみんな喜んで食いついてきました。

日本語教室わかばでは、下は小学生、上は会社員の方など幅広い年齢の方が日本語を学んでいました。日本語を学ぶ目的は人それぞれでしたが、みんな熱心に勉強されていました。日本人にはなじみのある言葉でも、ベトナム人には難しい日本語独特の言い回しを簡単な言葉で説明するのがとても難しかったです。(ex:お言葉に甘えて、ご遠慮くださいなど)空いた時間には日本の文化や食べ物、お祭りや学校のことなどたくさん話しました。逆にベトナムのことも教えてもらい、文化の違いにびっくりすることもありました。授業が終わった後はバイクの後ろに乗せてもらい、みんなで夜ご飯を食べに行きました。いろいろなお店に連れて行ってもらいましたが、どの料理もとても美味しくて終始感動しっぱなしでした。

また、おいしいベトナムコーヒーを飲んで楽しくお話ししたり、一緒にベンタン市場やドンコイ通りに行ったり、わかばの生徒さんがいっぱい買ってきてくれたフルーツを食べて、フルーツパーティーをしたのも本当に楽しかったです。みんな明るくて、本当に親切で、笑顔が絶えない素敵な方たちでした。帰国した後もfacebookなどで連絡を取り合っています。

たった二週間では私ができたことは少なかったかもしれませんが、
たった二週間でベトナムのこともベトナムの人たちのことも大好きになりました。

最初は不安で始まったベトナムでのボランティアですが、たくさんの忘れられない思い出を作ることが出来て、本当に行ってよかったです。

困ったことがあったらいつでも助けてくれたアン先生、CECのスタッフの皆様、そしてなにより現地ベトナムの皆様、本当にありがとうござました!

【 今後参加される方へのアドバイスをお願いします。 】:
持って行ってよかったもの
虫よけスプレー、洗濯洗剤(手洗いのため)、クロックスのようなサンダル(雨季だと突然の雨で道路が水浸しになります)、折り畳み傘(常に持ち歩いていました)、日本のマンガアニメなどのグッズ(ドラえもんは幅広い世代にとても人気です)、ウエットティッシュ(孤児院で手や足が汚れた時に使いました)、胃薬、日焼け止め、長そでの上着(日差しがとても強いので)、日本の駄菓子、肩から掛けられるようなカバン(ちょっとした移動には便利です)

持っていかなくてもよかったもの
ハンガー、タオル(ホテルにありました)

基本的に移動には折り畳み傘と指さし帳は必須です。ベトナム語を発音してもなかなか聞き取ってもらえなかったので、基本的な会話以外は指さし帳を使いました。カバンはひったくりがあると聞いていたので常に体の前に置いて歩いていました。カメラや携帯も、ズボンのポケットにいれたり、首から下げて歩くと危ないと言われたので常にカバンに入れていました。

現地では電話をすることが多く、アン先生やわかばの生徒さんとも現地用携帯で連絡を取っていたのでとても役に立ちました。

バイクに乗る機会があると思いますが、乗るときに熱くなっていたボイラーに足が当たってやけどしてしまったので、乗るとき降りるときは気を付けてください!

ボランティアは時間は決まっていますが、基本的には自分がやりたいときにやるという感じです。
関われば関わるほど現地の人たちのことが大好きになりました。日本との違いに驚くこともありましたがそれもいい経験でした。
たくさんいろんなことにチャレンジしてみてください!