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セブ・地域開発活動無事終了
フィリピンのセブ市内には、ストリートチルドレン、貧困層の家族を対象にした数多くのNGO団体が活動しています。そのほとんどがキリスト教系の団体です。私達CECは2006年からセブで活動を始め、いままで孤児院などでのボランティア活動をプロモートしてきましたが、2014年の夏から、これら複数団体の活動に参加しながらセブの貧困、格差問題に深く関わることができるプログラムを開始しました。
そのプログラムを称して地域開発活動(CDP)と呼んでいます。CDP=Community Development Project
2014年8月に第一回のCDPグループプログラムを行ないました。
場所はセブ市内の墓地、子供たちはこの墓地に住むおよそ300世帯の家族の子供たちです。この墓地の家族をサポートする牧師と一緒に地域で活動しています。
貧困層を脱するためには、どこで本人が大きなジャンプをしなければいけません。そのための踏み台になれるように私達がサポートしたい。そう考えています。
例えば、この墓地に住む16歳のサラは利発で明るい高校生です。もう10年間この墓地で親子で暮らしています。頭がよくて、勉強が好きだから、自分から学校に行くことを希望し、いま義務教育の高校(日本の中学校に相当)にいっています。
もちろん家は貧しく、親の収入はほとんどありませんから、義務教育が終わったらいまのままではどうしようもありません。でも、サラは大学に進学し、教養をつけ、教職を得て、この墓場の子供たちの未来の為になにかしたいと考えています。
もし、この少女の夢を叶え、大学への道をつけてあげることができたら・・・
彼女はきっといままでの環境を飛び越え、新しい人生を歩むことができ、この墓場の子供たちの希望になるでしょう。
そんなことを考えてプログラムとして運営しているのが、このCDP(地域開発活動)です。
貧困の子供たちに夢と知識と希望を与え、ほんとうに頑張りたい子供たちをサポートしていくこと。
それが、CDPプログラムの目的だと考えています。
CDPはグループプログラムとして学生に皆さんが参加できる春休みと夏休みに行ないます。活動内容に関しては、こちらのページを御覧ください。また、通年を通じ、個人やグループでの参加もできるかぎり受け入れしていくようにしますので、お気軽にお問い合わせください。