参加者レポート
沢山お話しすると色んな世界が見えます
◆参加期間◆
2014年 2月 22日 ~ 2014年 3月 8日まで ( 2週間)
◆参加の動機◆
途上国の医療に将来従事したいと思っていたので、途上国、中進国の現状を見たいと思った。 インドの空港からマザーハウスまでの移動が心配だったので、このプログラムなら安心だと思った。
◆ホームステイ滞在に関して◆
家族構成: お父さん お母さん 子供1人 おばあさん
ペット: 無
食事: 非常においしかった
生活形態について:
ホットシャワーはなかったので、水のシャワーをあびるか、お湯をわかしてもらい樽から汲んで浴びるかです。お風呂、トイレは同じところにあります。私が泊まった部屋はヒンズー教の神棚があり、定期的におばあさんが祈りをかかげていました。物を広げず、またお祈りが始まったら部屋から退出するか、静かに座って聞くようにしましょう。ペットボトルに口をつけて飲むのはバッドマナーです。アパートは外にも鍵がついており締め出されることがあるので、外のコールボタンも必ず最初に教えてもらいましょう。 感想:
料理はとてもおいしかったです。カレーを外のレストランで食べましたが、家の方がおいしいと感じました。川魚だけ日本人の口にあわないことが多いようです。生野菜のサラダが毎回出されましたが、食べない方がいいとコーディネーターさんに言われました。なぜ食べないのかという説明は難しいので、最初にサラダが嫌いと言ってしまうか、コーディネーターさんに話してもらう方がいいでしょう。
◆ボランティア活動に関して◆
活動先施設: シシュババン(健常孤児院、又は障害孤児院)
活動内容と感想(活動期間、回数、時間等も併せてご記入下さい):
午前中のみで、シシュババンに6回、カリガートに1回、ナボジュボンに1回行きました。シシュババンでは障害孤児を担当しました。子供を屋上にある学校に連れて行き、そこで先生の補助をします。歌を歌ったり、物を握る練習をしたり。学校が終わると食事の時間なので、スプーンを使って食べさせて、食べ終わったらベッドに運んでおむつをかえて着替えさせ、お昼寝の時間となって終了です。
ホームステイ先からボランティア施設までの交通手段は?:
まず徒歩20分でバス停にいき、そこから一本のバスで40分かけてマザーハウスの前まで行くことができました。7ルピーです。帰りはサダルストリート近くのメトロ駅から地下鉄に15分ほどのり、駅からバスに乗って10分、その後徒歩20分という経路を使っていました。
◆Cultural activitesに関して◆
ヨガ体験:
200ルピー/時間 1時間だったのであまり沢山はできませんでしたが、それでも体験できてよかったです。
ボリウッドムービー鑑賞:
300ルピー カロルさんがとてもいいシートをとってくれ、日本の映画館よりすごくて驚きました。
日本人シスターのお話を聴く:
無料
シスターのお話をきいていると同時に、自分自身のことを省みる時間にもなり、是非聴いた方がいいです。
マザーハウスのミサへ参加する:
タクシー400ルピー(4人で割ったため、1人100ルピー)
無宗教の人には分からないこともありますが、それでも一度いって祈りをささげたほうがいいと思います。
◆持ち物に関して◆
日本より用意し、役に立ったものは?
蚊よけスプレー、蚊取りマット、トイレ用サンダル、除菌シート、除菌アルコール、トイレットペーパー、
日本食、薬(抗菌剤、消化剤、整腸剤、うがい薬)、絆創膏、マスク、手袋
コルカタは空気がとても悪く(1日でたばこ2箱分)、マスクは必須です。また、向こうで買うものは全て汚れているので、ふいたりする必要があります(コップやストローも気になる人はふいていました。)。除菌シートは大量に持っていくことをおすすめします。
その他、便利だと思うものは?:
パスポートをお腹に撒くポーチは、パスポートがとられる心配もなく、また何かあった時の身元証明もできます。お腹も冷えず便利でした。ビタミンが不足するので、ビタミン剤も持っていくとよいでしょう。
◆コルカタ市に関して◆
お勧めの観光スポット、お店、レストラン等があればお知らせ下さい:
食事はBLUE SKYとJOJOSで食べることが多かったです。WIFIがつながります。この店は沢山外国人がいますが、ここでもラッシーは飲まないようにしましょう。他にはFLAVORSというマザーハウス近くのお店もおいしいと評判でした。分かりにくいので、長期ボランティアに聞きましょう。少し疲れたら、PARK STREETのマックやFLURYS、OXFORDのカフェにいくと、ほっとします。観光は、カロルさんの半日観光がとても良く、人形町、ボート、花市場などにいくことができました。
反対にお勧めできない場所等があればその理由もお知らせ下さい:
近いので一度行ってみてよいとは思いますが、ニューマーケットはかなり注意が必要です。日本人の奥さんがいるという人はほぼ確実に嘘です。多くの日本人が騙されているので、信用してはいけないし、ついていってはいけません。また、お店でチャイやお菓子などだされても断りましょう。睡眠薬がしこまれていることがあります。
◆ご参加頂いた時期に関して◆
気候、お天気はどうでしたか?:
2月は若干涼しいときもありましたが、基本的には日本の初夏ほどの暑さでした。雨は1日だけ降りました。
服装は?:
半袖の人が多かったですが、蚊にさされる、また疥癬の寄生が嫌だったため、長袖をきていました。インドの現地腹パンジャビは、7分袖でかつ涼しく乾きやすいのでお勧めです。また、ズボンは長いものをお勧めします。
◆インドの物価に関して◆
ご参加時のレートは? 1ルピー=約( 1.69 )円
何か購入されたものがあれば参考までお知らせ下さい:
ミネラルウォーター1L 18ルピー
ポテトチップス10ルピー
カレー120ルピー
紅茶Tバッグ箱50ルピー
殺虫剤(蚊用)80ルピー
洗濯石鹸5ルピー
インド博物館入場料150ルピーなど。
◆予防接種に関して◆
渡航にあたり予防接種を受けましたか? はい
はいと回答された方は、その種類をお知らせ下さい:
A型肝炎(3回目) 腸チフス
◆今回のご参加を通じて、最も印象に残っていることや今後の参加者へのアドバイスなど◆
マザーハウスでの活動の様子や手順などについて書かれているものが過去あまりなかったように思うので、それらについて書きたいと思います。これでイメージがつくと思います。
インドには、神の愛の宣教師会(MCと略されます。)の施設がありますが、その中でボランティアできるのは5つの施設です。日曜だけ抽選で当たった人はナボジュボンにも行くことができます。これらの施設とは別にマザー・ハウスという建物があります。ここにはマザー・テレサのお墓やミサを行う教会などがあります。
朝、ボランティアは7時にマザー・ハウスに集まります。そこでパン、バナナ、チャイの朝食が配られ、談話します。その後、お祈りや歌、シスターからの連絡などがあり、これが終わると各施設への移動になります。施設の場所は分かりにくいので、必ず集団でいきます。
施設につくと、まず荷物をロッカーにいれ、エプロンを着用します。ロッカーは鍵などはないので、本当に盗られて困るものは身に着けておきましょう。マスクや手袋は施設によって配られたり配られなかったりするので、自分で持っていくことをお勧めします。ハンドソープや石鹸は手洗い場に必ずおかれているので、必ずしも持ち歩く必要はないでしょう。 施設のトイレにはトイレットペーパーはありません。また紙を流すことはできません。ティッシュを持っておきましょう。
活動が終わった後は、その場で解散ですが、サダルストリートに戻る人が多いので、見つけて一緒に帰ってきましょう。
個人で参加される方は、一人で行動しなければいけないのか不安に思っている人も多いと思いますが、マザー・テレサのボランティアに来ている日本人は非常に多いです。私のいた2、3月はシーズンであることもあり、常時15~20人ほどは日本人がいたと思います。CECの人も入れ代わり立ち代わりですが、常時5~10人ほどいました。最初から一人歩きが不安であれば、活動終了後など一緒にいれば安心だと思います。私自身、ほとんど他の人と一緒に行動していて、一人で動いたのは慣れた2週目の2、3日だったと思います。
施設には日本人だけでなく、色々な人が来ています。沢山お話しすると色んな世界が見えます。また、施設も1日ごとにパスをもらうこともできるので、いくつか行ってみるのも良いと思いますよ。見学は完全に自由です。是非足を伸ばしてみてください。
お名前(イニシャル、ニックネーム可):ふっきー
性別:女性 ご年齢:20代