海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者の声

孤児院ではフルーチェ作れませんでした

西村さん

こんにちは。日曜日に無事にフィリピンから帰国しました。
今回の旅は、今までの海外旅行では経験したことのないことばかりであっという間に1週間が経ってしまいましたが、本当に充実した1週間でした。

フルーチェの報告ですが・・・すみませんm(__)m、孤児院ではフルーチェ作れませんでした。
というのも、孤児院では私たちが子供達と遊んでいる間に食事が準備されていました。
また、私たちがボランティアに行っている期間に地元の小学生の訪問とボランティア団体の訪問があり、その方々が子供達にお弁当などを差し入れていてそれが子供達の夕食でした。
私のフルーチェはどうなったかというと・・・英語の先生が毎週ストリートチルドレンに英語を教えたり、食事を差し入れるボランティアをしているそうで、その先生に託しました。
日本から持っていったノートやペン、折り紙なども孤児院の子供は小さ過ぎて紙を食べてしまう危険があるとのことでしたので、一緒に英語の先生に託しました。

この旅に参加するにあたり、日本から色々な物を持っていこう!と思いましたが、孤児院の子供たちは貧しくて物が無くても、この状況でどう過ごすかという術を知っているようでした。
私は甥っ子が一人いるのですが、なんでもかんでも与えるのが優しさではないなと子供たちから教えられました。
孤児院の子供たちは皆澄んだ目をしていて、言葉が通じなくてもすぐに寄って来てくれ、とにかく一緒に遊ぼう!というのを全身で表現していました。
自分がボランティアをしているという感覚より、子供達から学ぶことの方が多かったです。 数日間で本当に自分は子供たちの役に立てているのか?自己満足なんじゃないか?と自問自答しましたが、
正直その答えは出ていません。。。

孤児院周辺に住む子供たちも痩せていて、貧しい生活をしているんだと思いますが、私たちが毎日道を通るたびに寄って来てハイタッチをしてきたり、日本語でこんにちは!と言ってくれました。
私は食べ物やお金を求められるのだろうと想像していたのですが、孤児院周辺に住む人からは全くそういうことはされませんでした。
彼らは、その貧しい地域で自立して生活しているのだと感じました。逆にショッピングモール近くやタクシーに乗っている時の方が食べ物を求められることが多く、驚きました。

1週間の滞在で1日フリーだった木曜日はボランティア仲間全員でボホール島に行ってきました。
船の出発が3時間ほど遅れるというハプニングもありましたが水上のレストランにチョコレートヒルズ、ターシャにも会え、大満足のツアーでした。
水上のレストランはバンド付きだったんですが、最初に名前と国を書くように求められました。何だろう?と思ったら観光客のそれぞれの国の歌を歌ってくれました。
日本の歌は「上を向いてあるこう」と「YMCA」を歌ってくれました。

今回の旅ではフィリピン人の人柄にも惚れた旅でした。フィリピン人はとても気さくでフレンドリーでまるで以前から知っている友達のようにすぐに仲良くなれました。
帰りのマニラからの飛行機も隣にフィリピン人の姉妹が座っていたんですが、色々おしゃべりしながら帰ってきて、すっかり仲良くなり連絡先を交換しました。
ボランティア仲間、現地のフィリピン人とこんなに友達のできた旅は初めてです。
1週間も居たら日本が恋しくなるかと思いましたが、帰りたくない気持ちでいっぱいでした。
今回は今までにはない経験ができ、本当に有意義な夏休みになりました。本当に行って良かったと思いました。
このようなツアーを企画をしてくださっているCECと西村さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にどうもありがとうございました。