海外ボランティア活動・CECジャパンネットワーク

参加者レポート

ネパール・ボランティア&ホームステイ

■参加期間:2024年8月10日~二週間
 
■ボランティアの種類
成人(18歳以上)
孤児院 
日本語教育
 
■滞在形態 ホームスティ
 
■ボランティアの活動内容と、その活動時間等
日本語学校では基本先生のサポートですが、時々授業をを完全に任されることもありました。最初はかなり戸惑いましたが、日本から来た学生の私にしか出来ない話をしようと心掛け、最近の日本で流行っていることや生徒の皆さんの興味があることについて話したり、正しい発音を教えたりしました。また、生徒たちと簡単な日本語で会話のキャッチボールをすることが出来たときは、言葉が伝わる喜びを直に感じることが出来てとても楽しかったです。活動時間は朝の8時から11時ですが、授業自体は朝の6時から始まっているため、朝が得意な方は最初の授業から出ることも可能です。
孤児院では子供たちの宿題を手伝ったり、一緒に遊んだり、日本語を教えたりするなど自由に色んなことをすることが出来ます。これは日本語学校にも共通して言えることなのですが、特に「何かしてください」という明確な指示はないので、自分で何ができるかを考えて行動する必要があります。私の場合は子供たちと遊ぶことが好きだったので、一緒に絵をかいたり、鬼ごっこをしたり、日本の遊びを少し教えたりもしました。得意なこと・好きなことでいいので、自分が子供たちのために何をしたいのかを探りながら彼らと接していくことが大切だと感じました。活動時間は、平日(土曜日以外)は子供たちが学校から帰ってきてからの午後4時~6時半で、土曜日は一日中いることが可能です。孤児院までの道のりは徒歩とバスを使って片道1時間くらいなのですが、帰りのバスは最終便が午後6時半なので、それに間に合わなければタクシーを使って帰ることが出来ます。
 
■参加期間中の面白い発見、感動したエピソード
私は一人で行く海外が初めてで不安なことも沢山あり、初めは右も左も分かりませんでしたが、ネパールで出会った方々はみんな私に優しくしてくれてとても感動しました。ホストファミリーはご夫婦で、最初は話すことにかなり緊張していましたが、一緒に生活することを通して徐々に打ち解けられたような気がします。時にはネパール語やネパール独特の食べ物、お祭りや文化などを教えてもらいました。また、家族の集まりに招待してもらったり、一緒に朝や夜散歩をしたり、お祭りに連れて行ってもらうなど、自分一人ではできなかった新しいことをたくさん体験させて貰いました。本来はゲストハウスを希望していた私でしたが、ネパールの実際の生活を直に体験することが出来て、ホームステイで本当に良かったと思っています。また、日本語学校の生徒たちも私にとても優しくしてくれて、動物園に行ったり、レストランに行ったり、お家に招待してくれるなど、一緒に素敵な思い出をたくさん作りました。最後の日にはたくさんプレゼントをくれて私の帰国を惜しんでくれたのが本当に嬉しかったです。その他にも街中や観光地でフレンドリーに話しかけてくれる人や、現在日本で働いているけれど夏の間だけネパールに帰省してきているため日本語がペラペラな人、言葉は全く話せないけれど身振り手振りと笑顔で観光地の魅力を伝えてくれた人など、様々な人々との出会いがあって本当に面白かったです。ボランティア活動だけでなく、ネパール人との沢山の素敵な出会いが私の旅を最高なものにしてくれたのだと実感しました。
 
■お小遣いはいくら持って行かれましたか?
お小遣いは6万円持って行きましたが、私はホームステイだったため必要なご飯代はお昼だけでした。一食300~500ルピーが妥当ですが、ほとんどのお店が日本に比べて値段の割に量が多いので、頼みすぎ注意です。ゲストハウスに滞在される方は昼と夜のご飯代が必要だと思います。他のお金の使い道はボトルのミネラルウォーター代(一本40ルピー)、交通費(バスは片道20ルピー、タクシーは400~600ルピー)、お土産代などでしたが、ありがたいことに何回かご飯をご馳走してもらったこともあり、結局は3万円しか使いませんでした。お土産は安くて可愛いものがたくさん売っていたので、ついつい買ってしまいたくなります。
 
■今後参加される方へのアドバイス(持ち物、準備等)
・SIMカードは現地の空港でも町中のお店でも購入可能です。私はお店で二週間600ルピーのSIMカードを購入しましたが、特に不便もなく使うことが出来ました。お使いの端末をSIMフリーにするための手段は、旅立つ前に日本でしっかり確認しておくといいです。
 
・トイレは、滞在先と少しお高いレストランと日本語学校以外で利用するのはお勧めできません。普通のレストランではトイレが汚かったり使いにくい場所が多いです。あと、ネパールのトイレでは小さいシャワーや桶の水を使って流すことが多く、トイレットペーパーが常備されていないため、トイレットペーパーとゴミ袋は持って行ったほうがいいと思います。
 
・孤児院ボランティアに参加する方は多めにおもちゃを持って行ったほうがいいです。私は塗り絵しか持って行かなかったことを後悔しました…。子供は50人ぐらいいてそのうちの半分以上の子が小学生以下なので、みんなで共有できるおもちゃがお勧めです。特に子供たちは絵を描くことが好きなので、スケッチブックとお絵かき用のペン(色鉛筆・クレヨン・カラーペンなど)をたくさん持って行くと喜ばれます。